SHOW−HEYシネマルーム24
  
     2010年上半期お薦め50作』が出版されました!
                      (2010(平成22)年7月25日出版)
    
                          
◆ 『シネマルーム24 2010年上半期お薦め50作』に収録したのは、私が2009年11月1日から2010年4月末までの間に試写室または映画館で観た84本(洋画56本、中国(香港、台湾)映画3本、韓国映画5本、日本映画20本)の中から星5つ、星4つの、これは是非観てもらいたい読んでもらいたいと願う作品50本を集めたものです(対比してもらうため、今回は例外的に星3つのものも入れています)。

◆『シネマルーム24』の第1の特徴は、第3章
「愛こそすべて」の11本、第4章「こんな愛、あん
な愛」の8本と、愛をテーマとした作品が多いこと
です。これは『シネマルーム23』に続いて中国、
香港、台湾映画がわずか3本しか載せられなか
ったことの裏返しですが、これほど多種多様な
バリエーションの愛の姿を鑑賞できるのは
珍しいことです。『今度は愛妻家』『おとうと』
をはじめとする、感動で心がいっぱいになる
夫婦愛・姉弟愛・師弟愛そして兄弟愛・姉妹愛
を味わうとともに、たまには『赤と黒』のような
危険な愛、『真幸くあらば』のような刑務所内
の囚人との変わった愛、そしてまだまだ世間
から冷たい視線が向けられる同性愛などに目を向けるのもいいのでは?

◆『シネマルーム24』の第2の特徴は、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲が高らかに鳴り響く『オーケストラ!』をはじめ、ヨーロッパ芸術のすばらしさをタップリと楽しめる作品が集中したことです。ギラギラした真夏の太陽の下では芸術を愛でるのもしんどいかもしれませんが、9月ともなれば是非本書を片手にDVDで、音楽・バレエ・舞台・絵画などのすばらしいヨーロッパの芸術を堪能したいものです。

◆『SHOW−HEYシネマルーム』の表看板である問題提起作は、『カティンの森』『誰がため』『アイガー北壁』などをちゃんと収めています。この邦題だけではどんな問題提起なのかが容易にわからないかもしれませんが、「映画から学ぶ」という姿勢をしっかり持って鑑賞して下さい。ちなみに、自公政権末期の09年7月に、「年齢を問わず、脳死を一律に人の死とし、本人の書面による意思表示の義務づけをやめて、本人の拒否がない限り家族の同意で提供できるようにする」とするA案が可決され、臓器移植法が改正されました。『孤高のメス』の鑑賞にはそんな勉強も不可欠です。

 ◆サブプライムローン問題による世界的金融危機がやっと収まったと思ったら、今度はギリシャの経済危機に端を発したユーロ圏の経済に不安がいっぱいです。「アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく」と言うほど世界経済が一体に繋がっている今、ギリシャに続くスペインの経済不安を英知を集めて断ち切りたいものです。そんな中、菅直人新総理が唱える財政の健全化への一里塚は築けるのでしょうか。そんな問題意識をしっかり持ちながら、是非本書を楽しんで下さい。
                                                   以上