人物交遊録          

   古澤敏文氏(北京電影学院客員教授)(事務所だより第9号・2007年盛夏号)

 1 第1回は映画『ディア・ピョンヤン』の梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督だったが、今回は古澤敏文氏を紹介。『シネマルーム』の出版を中心とする映画評論家活動の広がりの中、映画ネタでの講演依頼もチラホラと。そんな中、公認会計士でありエンゼル証券の代表取締役である細川信義先生が主催する「突然朝食会」での講演依頼が。大阪での講演に続き、5月8日に東京で2回目の講演をした時はじめて知り合ったのが、「北京電影学院客員教授」という肩書きをもつ古澤敏文氏。
 2 中国映画大好き・中国旅行大好き人間の私は、03年11月の北京旅行の際わざわざ北京電影学院(張藝謀(チャン・イーモウ)監督や陳凱歌(チェン・カイコー)監督が文化大革命後の第1期生として卒業した、いわば中国の国立映画大学)を訪れ、女子学生と並んで写真を撮った経験もあったため、氏は何とも興味深い人物。講演終了後のメール交換を経て、5月27日には彼が来阪。事務所を見学してもらった後、食事をしながら4時間以上も話が弾んだ。
 3 1958年佐賀県生まれの彼は、大学生の頃から映画のプロデュースを始めるとともに、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)での人材育成、「横濱学生映画祭」のプロデュース等の映画支援活動を精力的に続けてきた、まさに「映画漬け」の人生。そして東京藝術大学先端芸術非常勤講師を経て、05年に北京電影学院客員教授に就任し、日中の映画に関する橋渡しと、学生への映像製作の講義に尽力。そして06年には、「横浜中国映画祭2006」をプロデュースという輝かしい経歴をもっている。
 4 そんな彼は、7月以降は適宜北京へ通い映像製作の支援をするとのこと。そして9月からは学院に新入生が入ってくるため、ひょっとすればこの私も、北京電影学院の学生たちを前にして特別講義をやることになるかも?もしそうなれば、『坂和的中国電影大観』(シネマルーム5)を中国語に翻訳して、中国13億の人民に読んでもらうという私の夢が一歩現実に近づくことに?今後はよほど健康に留意し、長生きしなければ・・・。
              
 古澤敏文さん(手にされているのは   北京電影学院での撮影実習の授業風景
  北京電影学院客員教授の辞令)