旅行記  .

第8 台湾(台北・高雄・台南・日月潭 
               「台湾4日間」)旅行記
             
(2005(平成17)年3月13日〜3月16日)

[はじめに]

 旅行の動機 
<全人代と反国家分裂法>
 3月13日からの台湾旅行が明日に迫ってきた中、中国では3月5日から第10期全国人民代表大会(全人代)が開催されている。そこでは、@2005年の経済成長率を8%前後とする A持続的経済発展に向け「調和社会」を建設する等の大方針が次々と示されているが、大変な問題は「反国家分裂法」の制定。これは、台湾独立を許さないという中国の断固たる決意を示すもので、3月14日に成立確実とされている。これに反発する台湾では、行政院(内閣)大陸委員会が「台湾併呑の意図が明白になった」とする批判声明を発表し、台湾の防衛当局は中国側の軍事侵攻を想定した市街戦訓練を実施する計画の発表まで、と大変・・・。さらに、与党・民進党は3月10日、この「反国家分裂法案」に反対するため、3月26日に台北で50万人という大規模な抗議デモを実施すると発表した!

<今のうちに行っておかないと・・・>
 私がこの台湾ツアーを申し込んだのは、昨年の12月15日。去年の中台間の問題は、主として台湾の総統選挙問題と台湾独立派の勢力の伸びという問題だった。しかし、陳水扁総統による新憲法制定問題はあったものの、議会選挙において独立派の伸びがなかったため、今ほどの緊張関係は生んでいなかった。私がその時期に台湾旅行を決断した動機の第1は、2008年開催の北京オリンピックまでは、「中台戦争」はないだろうと思いつつ、ボチボチヤバくなっているので、「今のうちに行っておかなければ・・・」というもの。これは半分冗談だが、半分は本気で心配している。このような事を書くのは不穏当かもしれないが、正直に説明しておきたい。

<第2、第3の動機>
 動機の第2は、長男宏展が昨年10月司法試験に合格したこと。出発直前の今は、既に第59期司法修習生への採用と東京修習が決まり、東京でのアパートの確保も完了したが、申込み当時は、いよいよ長男が家族を離れていく中、平成17年3月中なら家族旅行ができるし、ここをはずせばしばらくは無理だから、この機会に、と考えたこと。これが第2の台湾旅行の動機だ。
 そして第3は、一般的に台湾について私が知っている情報。台湾は近くてすぐに行ける国だし、韓国以上に日本人に馴染みやすい(?)国。そして街も美しいうえ料理がおいしく、観光には絶好の国だということ。そんな台湾旅行がいよいよ明日出発となった。

<司法試験勉強組は除外!>
 そんなワケで、今回の台湾ツアーは私と妻の員子と長男の宏展の3人となった。ホントは長女の奈央子も入れた4人の方が楽しいだろうし、バランスもよいのだが、彼女は今司法試験勉強の真っ最中。今年5月の短答式試験ではまだ3回生だが、昨年4月に法科大学院が発足し、来年からの新司法試験制度の発足に伴って、従来の「一発試験」組の合格者はどんどん減っていく運命にあるから、とにかく早いうちに受からないと・・・。今年は無理だとしても、来年は絶対合格するつもりでということであれば、今年の5月の試験も手を抜くわけにはいかず、台湾旅行などは夢のまた夢という次第・・・。

 なぜ、このツアーを選択したのか?
<「ゆったり型」か「せかせか型」か?>
 台湾のツアー旅行にもいろいろな種類のパックがあるが、3泊4日という日程を限定した場合、私の分類では「ゆったり型」か「せかせか型」かという分類になる。「ゆったり型」は、台北だけに滞在し、観光と食事をゆっくり楽しもうというものであるのに対し、「せかせか型」は、せっかく台湾に行くのだから台北だけではなく、高尾、台南、台中も見学したいという欲張りなもの。必然的に、「せかせか型」は朝早く出発し、夜遅く帰ってくることになるうえ、台湾国内での移動もハード。その典型は1日目で、飛行機で台北に到着した後、バスで高尾に向かうわけだが、その距離は350Km、時間的には6時間というもの。要するに、いったん南へ移動してしまい、そこからまた順に北へ戻りつつ観光していくというものだ。私にはどちらが向いているか?その答えは決まりきったもの。当然「せかせか型」を選択することに・・・。

3 今回のカメラの準備は?
<カメラは何台?>
 何回かの中国旅行の経験によって、1眼レフカメラとデジカメの準備は次第にプロ並み(?)になってきた。去年11月の雲南省旅行と同様、今回もデジカメ以外に1眼レフカメラを持っていくかどうか大いに迷ったが、これについても欲張りな私の選択は「迷ったら前向きに」ということに・・・。デジカメは、昨年末、ヨドバシカメラで「50万円まとめ買いすれば、割引ポイントが更にアップ」との宣伝に完全にはまった結果、まったく同じ大型デジカメ3台と、これも同じ小型デジカメ2台を持っていくことに・・・。もちろん、メモリーは何千枚分も大丈夫だし、充電用の機器もバッチリ。これだけ用意したのだから、美しい景色をいっぱい撮ってこなければ・・・。

4 「晴れ男」に期待!
<俺は天下の晴れ男!>
 旅行を楽しくさせるのも、うっとうしくさせるのも天候次第だが、この点、私は大丈夫。「俺は晴れ男!」という自信をもっている。ガイド本を読むと、台湾は小雨が多いとのこと。しかしきっと大丈夫。バスでの移動中は小雨も大雨もオッケーだが、見学中は雨はシャットアウトしよう。そんな確信をもって明日出発だ。

5 懸案事項もひと区切り!
<お仕事はスタッフに!>
 今回の3泊4日のツアーは、日曜日出発で水曜日の夜に帰ってくるもの。したがって、月、火、水の3日間は事務所の仕事は基本的に事務局長以下におまかせとなる。もちろん、レンタルで持っていくワールドフォンは活用するが、事務所での処理は信頼するスタッフに心おきなく任せることに・・・。

<仮処分もひと区切り!>
 それと、もう1つの懸案事項もひと区切り。それは今、日本を騒がせている最もホットな話題であるライブドアVSフジテレビによるニッポン放送の「争奪戦」。私が弁護士としてあらゆるところで断言していたように、東京地裁は昨日の3月11日(金)、ニッポン放送による新株引受権の発行差止めの仮処分決定を下し、ライブドアに軍配を挙げた。今日3月12日(土)の朝刊には、その決定全文も掲載されている。もちろんこれからまだまだ大きく動くことは確実だが、この問題に1つの大きな区切りがついたことは間違いない。そしてまた、私の予想が100%正しかったことが実証されたことが私にとってもすごく嬉しく、私の頭の中もはっきりとひと区切りつくことに・・・。
                                        (以上、3月12日記)

[旅行日程メモ]

(1日目)2005(平成17)年3月13日    1日目旅行記
                                     1日目写真
 
(2日目)2005(平成17)年3月14日    2日目旅行記
                                     2日目写真

(3日目)2005(平成17)年3月15日    3日目旅行記
                               3日目写真


(4日目)2005(平成17)年3月16日    4日目旅行記
                                      4日目写真

(台湾旅行まとめ)               まとめ

 「坂和的台湾旅行と日台・台中・日中問題を考える」 コラム 
      (『法苑』140号 新日本法規出版の小冊子)

 「台湾旅行と反国家分裂法」   コラム 
      (『朝日21関西スクエア会報 vol74)