旅行記  .

第4 中国(北京)旅行記
            (2003(平成15)年11月1日〜4日)


〔旅行の動機〕
1.中国の歴史上の興味
 北京旅行の動機の第一は、やはり、北京というまちへの歴史上の興味。中学・高校時代の、中国史に重点を置いた世界史の勉強を基礎として、中国という国に私は昔から興味を持っていた。
 また、大きな幸運に恵まれて、1回目は大連へ、そして2回目は西安へ中国の留学生の案内で旅行することができたが、北京は絶対に見ておかなければ・・・と思っていたまち。
2.SARS騒動沈静化
 2003年2月に突然起こったSARS騒動は大事件となった。これによって中国へのツアー旅行はほぼ全滅。北京や上海そして香港などへの日本人の観光客はほとんどいなくなった。しかし2003年6月24日にSARSの終焉宣言が出され、7月24日からはツアー旅行が再開された。失った観光客を呼び戻すため次々と格安ツアーが企画販売され、「中国3日間39,800円」などという破格のツアーも企画された。考えてみれば、ホテルに一泊するのにも1万円かかるのだから、往復の飛行機代、3日間のホテル代、朝昼晩の食事代、移動の交通費等をどうやってまかなっているのか不思議なほどの「バカ安」料金だ。
3.映画からみる北京への興味
(1)香港を舞台とした映画ではウィリアム・ホールデンとキャサリン・ヘップバーンが共演した『慕情』(55)が有名だが、中国を舞台とした映画で有名なものは何といってもイタリアと中国の合作映画『ラストエンペラー』(87)。またもっと昔には、チャールトン・ヘストン主演の『北京の55日』(63)やスティーブ・マックィーン主演の『砲艦サンパブロ』(66)等さまざまな名作があった。映画好きの私は、これらの映画を通じての中国や北京への興味も強かった。
(2)私は最近、中国映画にハマっている。これは2002年の正月休み中に、「中国映画の全貌2002−3」を観て以来のことで、最近その興味が更にどんどん強くなっている。その結果、2003年8月に出版した私の映画評論本『社会派熱血弁護士 映画を語る SHOW−HEYシネマルームU』では中国映画特集を組み、『さらば、わが愛/覇王別姫』(93)、『活きる』(94)、『鬼が来た!(鬼子來了)』(00)、『小さな中国のお針子』(02)を取りあげた。最近観た中国映画ですごかったのは、秦の始皇帝暗殺未遂事件を描いた『HERO(英雄)』(03)。また『春の惑い(小城之春)』(03)もよかった。北京に行って必ず見ておきたかったのは北京駅。それは『北京ヴァイオリン』(03)の冒頭シーンとラストシーンに大感激したことによるものだ。またこの北京旅行に行く直前に鞏俐(コン・リー)主演の『たまゆらの女(ひと)』(03)を観て、産経新聞大阪府下版の「That´sなにわのエンタメ」に掲載する記事を書いた。この映画は昆明と重慶を結ぶ遠距離恋愛を描いたものだが、その意味を理解するためにも、北京は絶対見学しておかなければならない大都市なのだ。

〔ツアー旅行の功罪〕
1.私の1回目(大連)、2回目(西安)の中国旅行は中国人の友人(留学生)に案内してもらった1人で行くプライベート旅行。これは気ままではあるが、朝早く起き夜遅くまでガイド本とカメラを片手にして動き回るハードな見学旅行であり、勉強のための旅行。それに比べるとツアー旅行は、団体で軽く見てまわるだけのもので、あまり勉強にならないものと思っていた。
2.もっとも、1997年の香港旅行は10名弱のツアーで行ったもの。団体でバスに乗り、ガイドの案内を聞きながら見物してまわる気楽なものだった。あまり勉強にはならないものの、それなりに楽しい旅行だった。
 今回は3泊4日、1人49,800円という格安ツアーだったが(もっとも1人1部屋のオプションによる割増料金あり)、さてその結果は・・・?
3.ツアー旅行の良いところは次のとおり。
@何といっても安いこと
 前述のように3泊4日で5、6万円はバカ安。
A移動が楽なこと
 特に北京は広大なまち。そのうえ万里の長城等の郊外の見学が不可欠な場合、プライベート旅行では移動のための交通手段が大変。その点、ツアーでの移動は極めて楽!
B食事も用意されているから、何をどの店で食べるかについて自分で悩まずに済むこと
 中国旅行のポイントの1つはおいしい食事。しかし自分で調べて予約して注文して、では時間がかかる。その点ツアー旅行は楽。もっとも満足できるかどうかはバクチだが・・・。
4.他方、ツアー旅行の心配なところあるいは欠点は次のとおり。
@提携した土産店へ入る日程が組まれていること
 これはツアー旅行だから仕方ないかもしれないが・・・。押しつけ、無理矢理とまではいかないものの、当然ながら商品を必死で売ろうとしてくる。もっとも私は買い物も結構好き。その値切り交渉も面白い。しかし見学・勉強重視の観点からいうと、時間の無駄になってしまう。
Aガイドの案内内容や人柄の良し悪しによって、旅行そのものが良くなったり、逆に悪くなったりすること
B日程以外の動きが制約されること
5.総評
 以上のような問題があるが、今回の旅行ではツアー旅行特有の問題点は全くなく、十二分に満足できるものだった。もっとも我々4人のグループのうち、私と相棒の中国人の2人は公式日程が終わった後もプライベートで日付が変わる直前まで見学し続けた。中国人が一緒だったからそれが可能だったが、日本人2人だけではそれは難しいだろう。またその場合、朝6時から夜中12時まで目一杯動き回る体力が必要だ。

〔旅行日程メモ〕

 以下、11月1日から4日までの北京旅行で、見学した場所と動きのメモだけをお知らせしよう。
 これらの詳細な見聞記は、別のページで、是非お楽しみを・・・。

(1日目)2003(平成15)年11月1日   1日目見聞録
 2:40  関西国際空港にて出国手続後、空路にて北京へ
       ・・・の予定だったが出発遅れ
 5:00  北京着
       ・・・の予定だったが北京時間8:15着
 9:00  近くのレストランで軽食
 10:00 ホテルに到着
 宿泊ホテル:華潤飯店(CHINA RESOURCES HOTEL)(3日間同じ)
 ホテル到着後、プライベートで三里屯を見学

(2日目)
2003(平成15)年11月2日  2日目見聞録
      写真 大阪弁護士会会報219 会員写真作品展に出品
 午前中 @天安門広場、A故宮(紫禁城)を見学
 昼食は老舗「四川飯店」にて本場四川料理を堪能
 午後 @天壇公園、A頤和園を見学
 夕食は老舗「天聚徳〔火考〕鴨店」で北京ダックと北京料理を堪能
 オプションで「中国雑技団ショー」を見物
 その後、プライベートで北京電影学院と北京西駅を見学

(3日目)2003(平成15)年11月3日  3日目見聞録
 午前中 十三陵(地下宮殿)を見学
 昼食は万里の長城(八達嶺)前のレストランにて
 昼食後 万里の長城(八達嶺)を見学
 市内へ戻り、王府井を散策
 夕食は北海公園内の老舗「〔イ方〕膳飯荘」にて宮廷料理を堪能
 その後、プライベートで王府井を再び散策

(4日目)2003(平成15)年11月4日  4日目見聞録
 10:05 北京より空路にて関西国際空港へ
 13:40 無事大阪着、解散

 旅行記 本文
  (朝日21関西スクエア会報 vol58)