[1日目]・・・2010年2月21日(日)
                                       写真1ー①~⑤

1 JAC2343 伊丹空港(10:00)ー出雲空港(11:00)

2 松江堀川めぐり(12:00~12:45)
1)観光の第1は堀川めぐり。松江城の外を囲む堀川(内堀、外堀)を、定員13名の小船に乗り込んで約50分かけて巡るものだ。出発地は松江堀川ふれあい広場。ジャスト正午の船に乗り込むと、船の中にはこたつが置いてあった。子供連れの家族や年配の夫婦などに混じって私も一人こたつの中へ足を伸ばしながらしばし堀川巡りのひとときを(写真1ー①)

2)船には低い屋根がかけられているが、途中4ヶ所ほど低い橋の下を通らなければならない時は、これがさらに下がるようになっている。その時にはかなり頭を下げなければならないため、出発前に船頭さんの指示に従って予行演習。たくさんの橋の下を進みながら左右の石垣や周辺の景色を楽しみ、また堀の中に生息する亀、サギ、カモ、カワセミなどを見学しながら、ゆったりとした時間を(写真1ー②)

3)すべてのコースが終了し陸に上がると、松江特産しじみ汁のサービスがあった。厚かましくも私はおかわりをお願いしたが、快くそれもオーケー。足湯サービスもあったが、それは時間の都合で遠慮し、手だけを浸したがそれだけでも快感!

4)船頭さんは四季の彩りを強調していたが、桜の季節はさぞ美しいだろうと想像がつく。また2度3度と訪れたいものだ。

3 松江観光(13:00~16:00)
(1)小泉八雲記念館
 松江城とその周辺にはたくさんの観光スポットがあるが、代表的なものとして①松江城、②小泉八雲記念館、③武家屋敷の共通入場券を920円で購入し、最初に小泉八雲記念館へ。私は小学生時代に『耳なし芳一』の話を聞かされて恐い思いをした経験があるが、ギリシャのレフカダ島に生まれ、アイルランド、フランス、イギリスなどで育ったパトリック・ラフカディオ・ハーンが39歳の時に日本にやってきたのはなぜ?英語の教師をしながら日本人女性小泉セツと結婚し、多くの日本文化に関する作品を残した功績は大したものだ。ちなみに小泉八雲記念館に陳列されている机は意外に小さいうえ、異様に脚が長いがそれはなぜ?それは彼の視力が極端に悪かったためだが、私はそんな彼が愛用していたというルーペと望遠鏡には特に興味を持った。本離れが進む昨今、小泉八雲の功績や作品がこういう形で残されていることに拍手。

(2)武家屋敷
 堀の内側には武家屋敷があって武士が生活しており、外側には商人が生活していたことは堀川巡りの説明で聞いたが、武家屋敷として残されているのはここ塩見縄手の武家屋敷一つだけ。座敷で使いの者からの報告を聞き決裁しているらしい当主(の人形)を見ると、彼は数百石の中級藩士だったことがわかる。台所や湯殿などを含めて当時の武士の生活ぶりがはっきりとわかり、興味深い。

(3)松江城
1)松江市内観光のメインは何といっても松江城(写真1ー③)。私の出身地松山は伊予15万石の城下町だが、松江城を築城した堀尾吉晴氏は24万石。ちなみに、松江市は今「開府400年記念事業」を展開しているから、開府は1610年ということになる。つまり、1600年の関ヶ原の合戦での戦功によって堀尾氏が出雲・隠岐の領主としてやってきて、それまでの富田城を廃し松江城を築城したのが、松江開府というわけだ。

2)今回松江城を見学してわかったのは、松江の藩主は①堀尾吉晴、②京極忠高(26万4千石)、③松平直政(18万6千石)と移り変わったこと。なお、県庁の前に建っている銅像は松平の初代藩主松平直政だが、彼は徳川家康の孫にあたるらしい。慶長19年の大坂冬の陣玉造門の攻防戦の際、14歳で初陣を飾った彼は真田丸に迫り、敵将真田幸村はその武勇を讃えて軍扇を投じたとの言い伝えがあるらしいが、さてその真偽は?

3)そんな物語をいくつか聞きながら、4階建ての天守閣をじっくりと見学。それにしても、2階に展示されている鎧兜や刀剣類の多さ、そして資料の多さにビックリ。これは「先の大戦」中、松江の被害が小さかったことのあらわれ?急な階段を上るのは大変だが、望楼式の最上階から見下ろす松江市内は美しい。松江城は全国に現存する12の天守の一つで、天守閣の平面規模では2番目、高さでは3番目、古さでは6番目とのことだから、是非大切に守っていきたいものだ。

(4)松江郷土館
 ここ松江郷土館には、松江開府400年記念事業の一環として松江の歴史が詳しく展示されていた。県知事や市長などは知らない人物がほとんどだったが、「写真で見る松江の120年」として展示されている、「写真で見る松江の120年」はわかりやすい。とりわけ、廃藩置県に伴う文書類などは興味深い。

4 島根県立美術館(16:30~17:00)
1)宍道湖の東端に南北にかかる宍道大橋を、松江城のある北側から南側へ渡ると、県立美術館がある。松江城から徒歩で約20分の距離だから、まだまだ元気な私には次の見学場所として最適。

2)今年夏の参議院選挙で民主党は単独過半数を目指して小沢一郎幹事長以下が頑張っているが、保守王国島根で「参議院のドン」青木幹雄の対抗馬として21日に擁立が決まったのが、地元民放の元アナウンサー、岩田浩岳(34歳)。昨年12月8日にはじめて出雲空港から松江市内へ車で案内してもらった時に驚いたのは、高速道路の立派さとそれを走っている車の少なさ。まさにこれぞ土建国家ニッポン、利益誘導政治自民党の姿だと実感したが、実はこの立派な美術館もその一環?

3)外観も立派なら広々とした室内もチョー豪華で、1階は特にゆったりしている。2階には有料の展示室があり、300円を払って1~5の展示室を見学したが、その内容はまあまあ?特に島根県はハコもの行政が突出しているのかもしれないが、この美術館の建設と維持のために、県民は一体どれほどの血税を?

5 美しい夕陽の写真撮影(17:00~17:50)
1)ところで、本日の日没は5時50分頃らしい。なぜそんなことを書くのかというと、県立美術館は「夕日につつまれる湖畔の美術館」「景色そのものがアート」と言われているように美術館の前にある野外公園や、美術館のさらに南にある白潟公園から見る宍道湖に沈む夕陽がすばらしいらしい。とりわけ、宍道湖の中にあるたった一つの島、嫁ヶ島に沈む夕陽の美しさは絶景で日本の夕陽百選に選ばれているほど。それは、県立美術館のパンフレットの写真を見れば明らかだ。

2)時刻はちょうど頃合い。ならば私も、持参したパナソニックLUMIXのカメラでその絶景を撮ろうと決心。美術館の見学を終え、ゆっくりと景色を見ながら歩いてくると、そこにはもう数人のカメラマンが席をとっていた。松江も昨日までは雪が降っていたらしい。冬場でこんな快晴の日は珍しいはずだから、松江の市民カメラマンも腕がうずうずしてきたのだろう。私もあっちこっちを歩きながら場所決めをしていると、プロ並みのカメラと三脚をもったカメラマンたちがさらに続々と駆けつけてきた。
 少しずつ沈んでいく夕陽を見ながら次々と撮った写真は約70枚に及んだが、その中の傑作を2つ載せておこう(写真1ー④、⑤)。はじめて見学にやって来たその日に、こんなすばらしい景色に出会えたことに感謝。