洋17-10 (ショートコメント)

「バイオハザード:ザ・ファイナル」
    

                2017(平成29)年1月22日鑑賞<TOHOシネマズ西宮OS>

監督:ポール・W・S・アンダーソン
アリス・アバーナシー(元アンブレラ社の特殊工作員)、
アリシア・マーカス(ジェームズ・マーカス博士の娘)/ミラ・ジョヴォヴィッチ
クレア・レッドフィールド(アリスの戦友の女性、レジスタンスの一人)/アリ・ラーター
クリスチャン(ラクーンシティ廃墟の生存者の男、コバルトの恋人)/ウィリアム・レヴィ
アビゲイル(ラクーンシティ廃墟の生存者)/ルビー・ローズ
コバルト(ラクーンシティ廃墟の生存者の女、クリスチャンの恋人)/ローラ
2016年・アメリカ映画・107分
配給/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

◆ ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の首都キエフ生まれの女優ミラ・ジョヴォヴィッチがヒロインのアリス役を第1作から第5作まで演じ続けたのが(実写版)『バイオハザード』シリーズだが、その第6作たる本作は「ザ・ファイナル」とされた(『バイオハザード ディジェネレーション』(08年)(『シネマルーム21』394頁参照)は実写版ではなく、フルCG版)。
 一人の俳優が主役を演じ続けた「シリーズもの」としては、シルベスター・スタローンがロッキーを演じ続けた『ロッキー』シリーズが有名だし、私は同シリーズが大好き。『ロッキー』シリーズでは第6作が『ロッキー・ザ・ファイナル』(06年)(『シネマルーム14』36頁参照)とタイトルされたが、現実はその後も第7作として『クリード チャンプを継ぐ男』(15年)(『シネマルーム37』27頁参照)が作られた。同作は同じシルベスター・スタローンが主演しながらも、装い新たな別個の感動的な物語とされたから、今や新たな『ロッキー』シリーズ3部作の登場ではないかと大いに期待されている。
 すると、本作も同じように「ザ・ファイナル」とタイトルされているものの、本作に登場したミラ・ジョヴォヴィッチの実の娘エヴァ・アンダーソンの成長と共に、ひょっとして新たな『バイオハザード』3部作の登場に・・・?

◆ミラ・ジョヴォヴィッチがヒロインを演じ続けた『バイオハザード』シリーズは、第1作から第6作まで、彼女が40歳になるまで足かけ15年間も続いてきたから立派なものだ。他方、それだけ長く続けば登場人物の入れ替わりも激しくなり、ストーリーが複雑になっていくのはやむをえない。
 しかして、本作冒頭では「私はアリス」という定番のセリフの前に、それまでのストーリーが要領よくアリスの口から語られるので、まずはそれを確認しておきたい。とは言っても、よほどの『バイオハザード』シリーズのマニアでなければ、第1作から本作までのストーリー展開や多くの登場人物のキャラの把握は難しい。私自身もあえてそれを勉強し、評論しようという意欲もない。逆にネット情報を集めれば、マニアたちによる本作の評論や「ネタバレ情報」は山ほどある。したがって本作については、「予想以上に面白かった」といういい加減な感想のみのショートコメントでお茶を濁しておきたい。
                                  2017(平成29)年1月24日記