洋15-97 (ショートコメント)

「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」
   

                 2015(平成27)年8月9日鑑賞<TOHOシネマズ西宮OS>

監督:クリストファー・マッカリー
イーサン・ハント(極秘諜報期間IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)所属の凄腕エージェント)/トム・クルーズ
ウィリアム・ブラント(IMFの切れ者分析官、イーサンの親友)/ジェレミー・レナー
ベンジー・ダン(IMF本部でガジェット開発を担当するエージェント、イーサンの親友)/サイモン・ペッグ
イルサ・ファウスト(謎の女スパイ)/レベッカ・ファーガソン
ルーサー・スティッケル(IMFの天才ハッカー、イーサンの親友)/ヴィング・レイムス
ソロモン・レーン(国際犯罪組織「シンジケート」のボス)/ショーン・ハリス
アラン・ハンリー(CIA長官)/アレック・ボールドウィン
アトリー(M16の長官)/サイモン・マクバーニー
イギリス首相/トム・ホランダー
ヤニク・ヴィンター/イエンス・フルテン
2015年・アメリカ映画・132分
配給/パラマウントピクチャーズジャパン

◆お馴染み、トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズの第3作だった『M:ⅰ:Ⅲ』(06年)には、名優フィリップ・シーモア・ホフマンが出演していた(『シネマルーム11』345頁参照)。そこで彼は「甘いお菓子と同じで、ポップコーン映画のやり過ぎは良くないね。でも時々ならいいものだよ」と語っていたが、近時のハリウッド映画は『アベンジャーズ』シリーズや『ターミネーター』シリーズ等々、ポップコーン映画ばかり。『ミッション:インポッシブル』シリーズの第5作となる本作も、上空1500メートルを飛ぶジェット機でのアクションや、バイクアクション等々、トム・クルーズの身体を張ったド派手なアクションが見せ物だが、こうしたポップコーン映画はもう食い飽きた・・・。はずだったが、やっぱり見ておかなくちゃということで、劇場へ。

◆トム・クルーズ扮するイーサン・ハントは、IMF(インポッシブル・ミッション・フォース)のスパイだが、彼が無茶をやりすぎたこともあって、本作導入部では、IMFが解体され、CIAに吸収されそうな話になっていく。それを力説するCIA長官はアラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)だが、イーサンが謎の国際犯罪組織シンジケートに捕まり、行方不明となった今、彼の盟友である、①IMFの切れ者分析官のウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)、②IMF本部でガジェット開発を担当するエージェントであるベンジー・ダン(サイモン・ペッグ)、③IMFの天才ハッカーであるルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)らも、仕方なくアランの言うがままに。時代が変化していく中で、組織の廃止や改変は付きものだが、さて、IMFは・・・?

◆本作導入部の見モノは、シンジケートの女スパイと思われていた美女、イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)がイーサンを救い出すという謎の行動に出ること。その後イルサは、オペラ座でのオーストリアの大蔵大臣暗殺計画では太腿も露わな美しいドレス姿の「殺し屋」として登場し、さらにその後はド派手なバイクアクションも堂々とこなすから、それに注目!
 かつての『007』シリーズでは女優は飾りモノで、ジェームズ・ボンドとの「絡み」にその存在感があったが、男女同権の時代の今、女スパイの行動力やアクションだって・・・。ここまでカッコいいアクションを決めれば、近々キネマ旬報で連載中の、秋本鉄次の『カラダが目当てリターンズ』への登場も間違いなし・・・?

◆クライマックスに向けての舞台はモロッコ。異国情緒タップリ(?)の町を舞台とし、USBメモリーをめぐって展開される極秘ミッションは、IT関連の知識なしでは到底ついていけない。それでも、最終目的にアクセスするためにはイギリス首相の「生体認証」などが必要なことが分かるから、まさにこのミッションはインポッシブル!
 誰でもそう思うのが当然だが、そこはイーサンのこと。クライマックスに向けては「これぞイーサン!」と感動させてくれる怒涛の展開が続いていくので、なるほど、なるほど・・・。これなら詳しい説明は分からずとも、何となく観た値打ちはありと実感。ただし、それでも私の点数は星3つ・・・。
                                 2015(平成27)年8月12日記