弁護士 坂和章平による
   「独断」と「偏見」にもとづく

                映 画 評 論
                  2008年上半期(2008年1月2日~6月28日分)
                         更新日 2011(平成23)年7月13日

              2008年下半期(2008年7月2日~鑑賞分)を見る。

 〔目 次〕
               注) タイトルの後ろの(年)の表示は映画の製作です。
                  本文はネタバレを含みます。

洋08-1 太王四神記 第1話 神の子 ファヌン(2007年) 
        <梅田ブルク7>            2008年1月2日鑑賞
        (韓国ドラマ)               2008年1月7日記
     
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.1.11)掲載
   ・・・50億円を投入した、ヨン様主演、全24話の韓国ドラマがスクリーン上で
    上映!第1話は序曲中の序曲で、ファンタジー色あふれる神話の世界が
    大展開!
      玄武、白虎、青龍、朱雀という4つの神器と「転生」を理解する
    ことが大前提だが、ひょっとして男性客は2人の美女にクラクラ・・・?


洋08-2 太王四神記 第2話 チュシンの星(2007年) 
        <梅田ブルク7>            2008年1月2日鑑賞
        (韓国ドラマ)               2008年1月7日記
      
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.1.11)掲載
   ・・・チュシンの王を待ち望む高句麗の人々は、神の子の誕生を待つユダヤの
    民と同じ(?)だが、3日違いで2人の男児が誕生したからややこしい・・・。
     王位継承の争いは、『十戒』(57年)とよく似たイメージだが、それ以上に
    ドロドロした人間ドラマの序曲をしっかりと。
     もっとも、真の戦いはここではなく、次の次・・・?


洋08-3 太王四神記 第3話 毒薬の因果(2007年)  
        <梅田ブルク7>            2008年1月2日鑑賞
        (韓国ドラマ)               2008年1月7日記
     
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.1.11)掲載
   ・・・「急いては事をし損ずる」と「女の浅知恵」を地でいくのが第3話。
    権力争いに毒薬の活用は世の常だが、こんなミエミエのやり方では・・・?
    それにしても、少年タムドクの真相解明の手法と処置は鮮やかだったが、
    それがかえって次の争いの芽を・・・。


洋08-4 太王四神記 第4話 王になる条件(2007年)  
        <梅田ブルク7>            2008年1月2日鑑賞
        (韓国ドラマ)               2008年1月7日記
      →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.1.11)掲載
   ・・・毒殺未遂事件の鮮やかな処置とアホバカ王子とは明らかに矛盾!
      そんな、今後の争いの予兆を見せながら、少年少女たちは第4話の
    途中で一挙に大人に変身し、ヨン様以下の主要キャストが大登場!
      まずは、キョック(撃毬)に見るスタジアムでの戦いが第1ラウンドだが・・・。


洋08-5 勇者たちの戦場(2006年)       
        <ユウラク座>             2008年1月5日鑑賞
        (アメリカ映画)             2008年1月7日記
   ・・・ベトナム戦争を描いた名作と9・11テロをテーマとした名作に続いて、
    ついにイラク戦争を描くハリウッド映画が登場。しかして、そのテーマは
    帰還した兵士たちの心のキズ・・・。
      大統領選挙に向けた1月3日のアイオワ州党員集会では劇的な変化が
    生まれたが、この映画はそれを象徴するもの。そんな「変化」を
    キーワードとし、かつ国会でのイラク給油新法の行方を見守りながら、
    じっくりと鑑賞したいものだ。


洋08-6 ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年)  
        <梅田ピカデリー>            2008年1月14日鑑賞
        (アメリカ映画)               2008年1月15日記
   ・・・合衆国史上最も有名なアウトローがジェシー・ジェームズ。まずは、そんな
    主人公の逃亡生活と微妙な心理を見事に演じたブラッド・ピットに注目!
    また、その暗殺者となる20歳の若造ロバート・フォードを演じきった
    ケイシー・アフレックの演技にも注目!
      『アメリカン・ギャングスター』(07年)と共にアカデミー賞候補
    まちがいなしだが、長丁場の心理描写に疲れることもまちがいなし・・・?
      ところで、日本では1867年の坂本龍馬の暗殺シーンが有名だが、
    1882年のジェシー・ジェームズの暗殺シーンが有名になったのは、
    一体なぜ・・・?


洋08-7 レンブラントの夜警(2007年)    
        <東映試写室>            2008年1月16日鑑賞
    (カナダ、フランス、ドイツ、ポーランド、   2008年1月17日記
     オランダ、イギリス合作映画)
   ・・・『アマデウス』(84年)にはあっと驚いたが、この映画にも・・・。
    レンブラントの『夜警』は有名。また、彼の栄光と転落の生きザマも客観的な
    事実。しかし、『夜警』に描かれた人物たちをめぐってこんな謎があり、かつ
    こんな解釈があったとは・・・?
      三人三様の女たちをめぐるストーリーも面白く、レンブラントの男としての
    強さと弱さがくっきりと・・・。
      それにしてもピーター・グリーナウェイ監督のこの解釈は多数説・・・?
    それとも珍説・・・?


洋08-8 ラスト、コーション
         (色、戒/LUST,CAUTION)(2007年)
 
        <東宝試写室>               2008年1月17日鑑賞
       (アメリカ、中国、台湾、香港合作映画)   2008年1月19日記
   ・・・『ブロークバック・マウンテン』(05年)に続いて、ベネチア国際映画祭で
    金獅子賞を受賞した超話題作がついに公開!
      タイトルの意味を考え、本番まがいの、激しくかつバリエーション豊かな
    セックスシーンに仰天しながら味わう中、あなたが到達する結論とは・・・?
      日中戦争を背景とし、「東洋の摩天楼」と呼ばれた1840年代の上海を
    舞台に展開されるスパイたちの人間ドラマは、見応え十分。すると、当然
    アカデミー賞も射程圏に・・・?


日08-9 奈緒子(2007年)          
        <GAGA試写室>            2008年1月18日鑑賞
        (日本映画)                 2008年1月18日記
   ・・・最近私はコミックやケータイ小説の映画化に食傷気味だが、上野樹里
    主演のこの作品は・・・?
      ヒーローとヒロインとの間の「ある確執」を背景として展開される
    「駅伝コミック」は単純だが、それなりの説得力あり!もっとも、彼女の
    代表作というには程遠い出来だと私はみたが・・・?


洋08-10 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007年)
                                        
        <梅田ピカデリー>          2008年1月19日鑑賞
        (アメリカ映画)             2008年1月19日記
   ・・・デップ×バートンの最強コンビ最新作は何とR-15、そしてミュージカル!
    なぜR-15とされたのかを考え、ブラックユーモアたっぷりの楽曲を
    楽しみたいが、それには少し度胸が必要かも・・・?
      18世紀末のロンドンにこんな伝説の物語があったとは。映画から
    学べることがいかに多いかをあらためて実感!
      是非あなたも、自分自身の目でその確認を・・・。


日08-11 女の勲章(1961年)       
        <千日前国際シネマ>          2008年1月20日鑑賞
        (日本映画)                  2008年1月22日記
   ・・・京マチ子扮する船場のいとはんが「女の勲章」を手に入れるのに絶大な
    力をふるったのが、田宮二郎扮する事業欲に燃える男、銀四郎だが、さて
    彼の狙いは・・・?
      面白いのは、若尾文子、叶順子、中村玉緒が演ずる3人の内弟子たちと
    銀四郎の間で展開される色と欲の展開模様。
      良くも悪くも昭和の高度経済成長はこんな姿だったと思うと、新鮮な
    気持も・・・。もっとも、いとはんが選択した究極の結論の説得力は
    イマイチ・・・?


洋08-12 4ヶ月、3週と2日(2007年)       
        <東映試写室>            2008年1月22日鑑賞
        (ルーマニア映画)            2008年1月22日記
       →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.3.28)掲載
   ・・・第60回カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞したこの映画の
    テーマは、人工妊娠中絶。
      ルームメイトの人工妊娠中絶に献身的協力をするヒロインの気持と
    「闘う姿勢」を理解するためには、1987年のルーマニアのチャウシェスク
    政権下における妊娠、出産事情の学習が不可欠。
      『ヴェラ・ドレイク』(04年)との対比も大切だが、鑑賞後は人工妊娠
    中絶大国日本がいかにいい国か、と実感できるかも・・・?


洋08-13 魔法にかけられて(2007年)       
        <試写会・TOHOシネマズなんば> 2008年1月22日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年1月23日記
   ・・・おとぎの国と現実の国の融合は、対立するキリスト教国とイスラム教国の
    融和以上に難しいもの・・・?それをアニメと実写の融合と共に合わせてやって
    のけたディズニーは偉い!
     もちろん、物語はありえない話とバカバカしい話の連続。しかし、この映画は
    それを楽しまなくっちゃ・・・。
     少年の心をもった自分が今なおいるかどうか、それを自問自答してみる
    ことが大切だが・・・?


洋08-14 フローズン・タイム(FROZEN TIME)(2006年) 
        <角川映画試写室>          2008年1月23日鑑賞
        (イギリス映画)              2008年1月24日記
   ・・・邦題は「凍った時間」=「静止した瞬間」だが、原題は『CASHBACK』。
   さて、その意味は・・・?
     また、恋人と別れて不眠症に陥った美大生の主人公が求める美とは・・・?
     ちょっと不思議な感覚で過ごす1時間42分が気に入るかどうかは、
   あなたのお好み次第。ただ私には、主人公がこれほどの絵の才能をもって
   いたことにちょっと違和感が・・・。


洋08-15 トゥヤーの結婚 (図雅的婚事/TUYA´S MARRIAGE)
                          (2006年) 
 
        <松竹試写室>          2008年1月24日鑑賞
        (中国映画)             2008年1月26日記
   ・・・張藝謀(チャン・イーモウ)監督の『紅いコーリャン』(87年)に続いて、
    19年ぶりにベルリン国際映画祭の金熊賞をもたらしたのがこの映画!
      内モンゴル自治区の砂漠化、水不足、貧しさの中、トゥヤーが下した
    決断は下半身不随の夫との離婚と子連れでの再婚だが、それは
    一体ナゼ・・・?
     かぐや姫レース(?)では本命と穴馬を含むさまざまな男が登場し、
    面白い人間模様が展開されるので注目!
     さて、トゥヤーの再婚の幸せ度を、あなたはどう評価・・・?


洋08-16 ペネロピ(2006年)    
        <GAGA試写室>          2008年1月24日鑑賞
        (イギリス映画)             2008年1月28日記
   ・・・ペネロピが豚の鼻と耳をもって生まれてきたのはなぜ・・・?その呪いを
    解く方法は・・・?
     そんなおとぎ話をギャラ・ランキング1位のリース・ウィザースプーンが
    プロデュースしたのは、その強いメッセージ性のため。人間、とりわけ
    女の子は見かけが大切。でも、それ以上に大切なものは・・・?
     ありのままの自分を探すペネロピの旅の果てには、一体どんな感動が
    ・・・?


洋08-17 ノーカントリー(2007年)    
        <東宝試写室>           2008年1月24日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年1月28日記
   ・・・原作のタイトルは『血と暴力の国』と物騒だが、それをコーエン兄弟が
    映画化するとさらに暴力的に・・・?舞台は1980年代のテキサス州。
     偶然に大金を手にしたモス、それを追う殺し屋のシガー、そしてモスを保護し
    シガーを逮捕しようとするベル保安官。キャラ豊かなこの三つ巴の追跡劇は
    見どころタップリ。
     アカデミー賞作品賞、監督賞等8部門ノミネートもなるほどと思える出来
    だが、さて、その結末の納得度は・・・?


日08-18 チーム・バチスタの栄光(2008年)    
        <東宝試写室>           2008年1月25日鑑賞
        (日本映画)              2008年1月26日記
       →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.2.15)掲載
   ・・・26連勝中のバチスタチームがたて続けに3例の手術に失敗。
      偶然の事故?医療過誤?それとも殺人・・・?そんなバカな!と誰も
    が思うところが、第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の由縁!
      リアルなバチスタ手術のシーンにビックリだが、それ以上のミステリアス
    な「仕掛け」にビックリ!そして何よりも、こんな医師がいることに
    ビックリ・・・?
      『白い巨塔』『ブラック・ジャック』に続く、医学生・看護学生必見の
    映画が、ここに誕生!


洋08-19 アース(2007年)        
        <OSシネマズミント神戸>       2008年1月27日鑑賞
        (ドイツ、イギリス合作映画)       2008年2月21日記
   ・・・『アース』の主人公は、46億歳となった地球そのもの。北極から赤道を
    通って南極まで、広範囲で撮影されたホッキョクグマ、アフリカ象、
    ザトウクジラ等の動物たちの生態と地球各地の風景は信じられないほど
    美しい。
      大切なのは、この美しい「地球」を守っていくため、地球温暖化防止
    というメッセージをしっかり受けとめること。この映画を観たその日から、
    そのための何らかの行動をとらなければ・・・。


洋08-20 シルク(2007年)      
        <OSシネマズミント神戸>       2008年1月27日鑑賞
        (日本、カナダ、イタリア映画)      2008年2月16日記
   ・・・日本・カナダ・イタリア合作のロマンあふれる一大叙事詩、そして
    キーラ・ナイトレイ、役所広司、中谷美紀の出演ながらあまり注目されなかった
    のは、その抽象性のせい・・・?
      ポイントは「シルクの肌をもった少女」の解釈だが、これが難しい・・・?
    日本人が真に国際人になるためには、こんな広い視野に立った物語にもっと
    親しむ必要があると私は思うのだが・・・?


洋08-21 アドリブ・ナイト(2006年)    
        <東宝東和試写室>          2008年1月28日鑑賞
        (韓国映画)                2008年2月13日記
   ・・・世の中には、瓜二つの少女がいるもの・・・?そのため、『春のワルツ』で
    大ブレイクした美女ハン・ヒョジュが、けったいな(?)「アドリブ・ナイト」に
    巻き込まれることに。
      臨終の床にある父親を前に展開される、家族と隣人たちのドタバタ
    人間模様は面白いが、さて彼女がそこから学んだものは・・・?
      あっと驚くヒロインの正体明かしを含めて、この映画はしっかりと人間性を
    見つめていくきっかけになるのでは・・・?


日08-22 実録・連合赤軍
         あさま山荘への道程(みち)(2007年)
    
        <松竹試写室>          2008年1月29日鑑賞
        (日本映画)             2008年2月2日記
       →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.3.21)掲載
   ・・・連合赤軍の結成から1972年のあさま山荘事件までを描いた映画が、
    平成20年の今なぜ登場・・・?それは、彼らの「実録」を伝えることによって
    たくさんの「なぜ?」を今の世に問うため。
      そして、そんなことができるのは、日本一過激な(?)若松孝二監督しか
    いない!
      すさまじい「総括」の実態と、権力側からは絶対に描けないあさま山荘内の
    実態を知れば、あなたの「なぜ?」はさらに広がっていくはず・・・。


洋08-23 夜顔(2006年)         
        <テアトル梅田>              2008年1月29日鑑賞
        (フランス、ポルトガル合作映画)     2008年1月30日記
   ・・・夜は貞淑な人妻、昼は娼婦!カトリーヌ・ドヌーヴが主演したそんな
    ショッキングな設定の『昼顔』(67年)は、思い出深い禁断の映画!
     38年後の今、何とその続編(?)が・・・。ポイントはあの時の、あの秘密を
    めぐる男女の追っかけ劇と、いかにもフランス的、哲学的な会話だが、さて
    そのテイストは・・・?
     多少退屈するとすれば、それはあなたの勉強不足のせい・・・?


日08-24 ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年) 
        <GAGA試写室>         2008年1月30日鑑賞
        (日本映画)              2008年1月31日記
   ・・・7人のイタズラ軍団が最も輝いた時代はいつ・・・?それは1979年。
    それはなぜ・・・?
     対立軸の存在、ストーリーの華、感動物語のキーとなる少女等々、
    13章500話を越える怪物ブログ小説が生まれた理由は明白!
     2008年の今、日本の若者たちに必要なのはこんなエネルギー。イタズラの
    良さと価値を再認識するためにも、大ヒットを期待しよう。


洋08-25 ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007年)   
        <GAGA試写室>        2008年1月30日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年2月2日記
   ・・・『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリー・ポッター』『ナルニア国物語』に続く
    イギリスのファンタジー大作が遂に上陸!
      「パラレルワールド(平行世界)」「ダイモン(守護精霊)」等の前提事実や、
    ゴブラー(人さらい)族、ジプシャン族、魔女族、鎧熊(よろいぐま)族、
    等さまざまなキャラの理解が不可欠。
      黄金の羅針盤は、「隠された真実を示す」とだけ紹介されているが、
    ライラの北方への旅は一体何を求めるもの・・・?
      『ハリー・ポッター』にそろそろ飽きた人には、お口直しに最適かも・・・?


洋08-26 デイ・ウォッチ(2006年)        
        <東宝試写室>        2008年1月31日鑑賞
        (ロシア映画)           2008年2月13日記
   ・・・『ナイト・ウォッチ』(04年)に続く第2作『デイ・ウォッチ』は、
    ロシア映画史上NO1記録を更新!
      その理由は斬新な映像技術だが、正直言っておじさんたちは
    少し疲れるかも・・・?
      光の世界VS闇の世界、ナイト・ウォッチVSデイ・ウォッチ、と
    物語は単純そうだが、俳優の名前と顔が容易に一致しないから
    意外に難解・・・?
      この映画は好きか嫌いかがはっきり分かれるから、あなたの
    スタンスをしっかりと・・・。


洋08-27 「ダージリン急行」
          +短編「ホテル・シュヴァリエ」(2007年)
 
        <東宝試写室>          2008年1月31日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年2月7日記
   ・・・ダージリン急行に乗った3兄弟のインド珍道中は、何を求めるもの・・・?
     ウェス・アンダーソン監督独特の風変わりな「家族のドラマ」は、まず
    3兄弟の脱線ぶりに注目!
      父の死亡後絶交していた3兄弟が再び「心の絆」を取り戻すことが
    できたのは、一体ナゼ・・・?それを考えた時、あなたの心はフッと
    温かくなるはず・・・。
      そしてまた、アッと驚くドンデン返しにもきっと納得・・・。


洋08-28 黒い家(2007年)           
        <角川映画試写室>        2008年2月1日鑑賞
        (韓国映画)              2008年2月1日記
      →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.4.19)掲載
   ・・・大竹しのぶが熱演した森田芳光監督版『黒い家』(99年)は印象に残る
    名作だが、その同じテーマが韓国版に。
      映画後半のサイコスリラー的展開は韓国映画特有のものだが、法律上
    の論点は全く同じ。
      『映画と法律』のネタとしてはもちろん、法科大学院の教材として最適!
      法律を学ぶ人たち必見の映画として、超お薦め!


日08-29 母べえ(2007年)         
        <梅田ピカデリー>      2008年2月2日鑑賞
        (日本映画)           2008年2月11日記
   ・・・野上照代原作、山田洋次監督、そして吉永小百合主演の名作が登場!
      時代は治安維持法という悪法が存在していた、今の若者たちが知らない
    1940~41年。
      つつましく暮らす母べえたちの家族を襲ったのは、激動の時代。
    そこにはどんな悲劇が?また、どんな人間ドラマが・・・?
      今の若者たちには馴染みの薄い、しかし日本人であればしっかりと
    心に刻みたいそんな物語を、山田洋次監督はしっかりと今の時代にアピール。
      『武士の一分』(06年)以上に大ヒットしてもらいたい良心的な映画
    だが・・・。


日08-30 夜の素顔(1958年)           
        <千日前国際シネマ>      2008年2月3日鑑賞
        (日本映画)             2008年2月6日記
   ・・・京マチ子扮する主人公朱実が日本舞踊の家元「菊陰流」を創設できた
    のは、実力もさることながら色仕掛けのおかげ・・・?
     そんな話は世の中にゴロゴロあるはずだが、ここまで露骨に描かれると、
    ウブな私(?)は、多少女性不信に・・・?
     南方の島への慰問から始まるシーンには半世紀前の映画だと実感させ
    られるが、それ以上に「因果応報」「歴史はくり返す」の格言を肝に銘じ
    なければ・・・。


日08-31 女の一生(1962年)             
        <千日前国際シネマ>     2008年2月3日鑑賞
        (日本映画)            2008年2月4日記
   ・・・明治・大正・昭和の激動期に、「堤洋行」を守り抜くのは大変な仕事!
    けい(京マチ子)がそんな「女の一生」に挑んだのは一体ナゼ・・・?
      『戦争と人間』三部作(70・71・73年)ほどのスケール感はないが、
    大きな時代の流れの中、ストーリーのポイントはしっかりと。
      それにしても、良家のお坊っちゃま、お嬢サマの弱さや無責任さと
    対比すれば、ひょっとして「貧乏」が人間を育てるのかも・・・?


洋08-32 アイム・ノット・ゼア(2007年)      
        <東映試写室>           2008年2月4日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月11日記

   ・・・私が知っているボブ・ディランは「フォークの神サマ」だが、彼は同時に
    ロックンロール史に輝くミュージシャン!
      この映画では、今なお現役トップで活躍中のディランを、何と6人の
    俳優が6人のディランを演ずるという奇抜な試みを・・・。
      したがって、日本人には話がこんがらがってわかりにくいから、
    要注意!
      ちなみに、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたケイト・
    ブランシェットは、一体どんな役を・・・?

洋08-33 プライスレス 素敵な恋の見つけ方(2006年) 
        <GAGA試写室>         2008年2月5日鑑賞
        (フランス映画)            2008年2月6日記
        →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.3.14)掲載
   ・・・まず、胸元露わなドレスに身を包むオドレイ・トトゥに注目だが、それ以上に
    ストーリーの面白さに注目!
      フランス発のラブコメの生命線は、しゃれた会話と面白い(?)騙し合い!
    玉の輿狙いの女と有閑マダムのジゴロは今やその頂点を極めたが、
    それと対置される「プライスレス」とは・・・?
      私がなぜ5つ星をつけたのか・・・?それは、きっとあなたも理解して
    くれるはず・・・。


洋08-34 ジプシー・キャラバン(2006年)   
        <東映試写室>           2008年2月7日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月9日記
   ・・・ロマ(ジプシー)とは何か・・・?まずはそんな興味をもち、島国ニッポン
    の狭い視野を広げることが大切!
      4つの国、5つのバンドのミュージシャンたちの素顔を知れば、あなた
    の世界観も大きく変わるはず。
      そしてあとは、今まで聴いたこともないすばらしい音楽とまだ見た
    ことのない踊りに身を委ね、ただ感動すればいいだけ・・・。

洋08-35 胡同(フートン)の理髪師(剃頭匠
             /The Old Barber)(2006年)
 
        <東映試写室>           2008年2月7日鑑賞
        (中国映画)              2008年2月11日記
       →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.3.7)掲載
   ・・・2007年10月8日に北京の什刹海(シェンチャーハイ)公園で見学
    した胡同(フートン)の風景がスクリーンいっぱいに!
      1913年生まれの理髪師チン爺さんは今なお現役だが、友人たちに
    次々とお迎えが来る中、自分も来るべき日の準備を・・・。
      今しか撮れない風景を、今しか撮れない実在の人物を主人公に描いた
    手法は実にお見事!
      都市問題と老人問題に切り込むヒントも満載だが、それはサラリと・・・。

日08-36 結婚しようよ(2008年)    
        <梅田ピカデリー>        2008年2月10日鑑賞
        (日本映画)             2008年2月16日記
   ・・・『半落ち』(03年)、『夕凪の街 桜の国』(07年)など社会性の強い
    問題作が目立つ佐々部清監督が、気分転換として(?)趣味の世界へ!
    「家族そろっての夕食」はすばらしいが、見切り時が大切!家族が
    バラバラ・・・?それとも自立・・・?
      拓郎ソングを楽しむには、そんなシンプルな物語で十分だが・・・。


日08-37 L change the WorLd(2008年) 
        <梅田ピカデリー>       2008年2月11日鑑賞
        (日本映画)            2008年2月16日記
   ・・・前編・後編で完結したはずの『デスノート』だが、L人気に乗じて三匹目の
    どじょう狙いに・・・?
      鳥インフルエンザの人への感染が現実的脅威となっている今、
    新型ウイルスによる、生態系維持のための人類削減計画が実行に
    移されたら・・・?
      Lがそんな企みの前に立ちはだかることによって、「世界の中田」らしく
    スケールの大きな作品に仕上がったが、その中でのLの変化と成長は・・・?
    そしてまた、タイトルの意味は・・・?


日08-38 ポストマン(2008年)        
        <角川映画試写室>      2008年2月12日鑑賞
        (日本映画)            2008年2月16日記
   ・・・中国映画の名作『山の郵便配達』(99年)や、ケビン・コスナー主演の
    『ポストマン』(97年)と比肩しうる感動の郵便配達モノが、郵政民営化が
    実現した日本で、今やっと誕生!
      時代後れの「バタンコ」をこぐ長嶋一茂の姿にも注目だが、本来のテーマは
    家族の絆。1通の手紙がつなぐ人間の絆を大切にするポストマンなれば
    こその、感動ストーリーをじっくりと味わおう。


洋08-39 デッド・サイレンス(2007年)    
        <東宝東和試写室>       2008年2月13日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年2月16日記
   ・・・『ソウ』シリーズ第1作のスタッフたちが仕掛けた新たなホラー映画の
    テーマは、腹話術人形!用心すべきは、人々の舌を切り裂いてその声を
    盗んでいくという恐るべき腹話術師メアリー・ショウ!
      ホラーの好きな人はハマるかも・・・?これを契機に、BC6世紀に
    生まれた腹話術師という言葉のお勉強も・・・。


洋08-40 ジェイン・オースティンの読書会(2007年)  
        <ソニー・ピクチャーズ試写室>   2008年2月14日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年2月15日記
   ・・・アメリカのミドルクラスの女性は3人に1人が「読書会」に参加しているって
    ホント・・・?もしそうなら、その知的レベルは相当なもの・・・?
      だって、日本人でジェイン・オースティンの小説を1冊でも読んだことの
    ある人は・・・?
      6人の主人公たちが6冊の代表作にそれぞれ自分を投影させながら
    語り合う人生模様は面白いが、さてあなたの理解度と共感度は・・・?
    それは、ひとえにあなたの知的レベルに・・・?


洋08-41 バンテージ・ポイント(2008年)    
        <ソニー・ピクチャーズ試写室>  2008年2月14日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月16日記
   ・・・今、民主党内のヒラリーとオバマの争いが面白い!そんな中、大統領
    狙撃を8つの視点から描いたエキサイティングな映画に注目!
      パキスタンのブット元首相の暗殺は現実に起きた事件だが、こちらは
    あくまで架空の話。しかし、映画なればこその真実の解明は・・・?
      結末には多少「異議あり!」だが、こりゃ面白い!そして久しぶりに
    大興奮!


洋08-42  ソウ4(2007年)       
        <ホクテンザ2>             2008年2月16日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年2月19日記
   ・・・ひょんなきっかけで、『ソウ4』を鑑賞。予備知識ゼロで観たのが
    良かったようで、その残忍さにまずは大ショック!
      そして、恐る恐る観ているうちにそのゲーム性に魅了され、『ソウ』
    (04年)、『ソウ2』(05年)、『ソウ3』(06年)をにわか勉強した結果、
    『ソウ』シリーズの人気の秘訣に迫ることに大成功!こりゃすごい!
    こりゃ面白い!そしてこりゃ怖い!
      しかして、『ソウ5』『ソウ6』への期待は高まるばかり・・・。


洋08-43  燃えよ!ピンポン(2007年)    
        <GAGA試写室>           2008年2月18日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年2月19日記
   ・・・北京オリンピックを意識したアメリカが、卓球大国の中国に挑戦状・・・?
      アメリカ代表だったかつての天才少年ランディは、今どこでナニを・・・?
    また、復活したランディは、どこで、誰と対決を・・・?
      型破りなストーリー展開とCGを駆使したハチャメチャなピンポンシーン、
    そしておバカなギャグが売りモノのこんな映画に、ひょっとしてあなたは
    ハマるかも・・・?なお、マギー・Qの健康的なお色気とカンフーも
    お見逃しなく・・・。


洋08-44  スルース(2007年)    
        <GAGA試写室>           2008年2月18日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年2月19日記
   ・・・久しぶりに、上質でスリリングな2人劇に遭遇!
      対決するのは、功成り名を遂げた初老の探偵小説家と、「俺はあんたの
    妻の愛人だ」と名乗り、妻との離婚を迫るイケメン男。
      保険金詐欺(?)の提案を軸として展開される心理劇は実に面白い。
    弁護士の大量増員時代の今、レベルダウン気味(?)の新人弁護士の
    研修に最適だが・・・。


日08-45 カンフーくん(2007年)    
        <角川映画試写室>        2008年2月19日鑑賞
        (日本映画)              2008年2月21日記
   ・・・カンフー映画にはシリアス型とコメディ型があるが、この映画は典型的な
    後者。しかし、カンフーくんこと8歳の天才少年チャン・チュワン(張壮)の
    カンフーは本格派!
      そんなカンフーくんが「少林寺三十六房」を勝ち抜き、免許皆伝を
    得るために戦うべき、日本にいる最後の敵とは・・・?こんな映画は頭を
    カラッポにして楽しもう。


日08-46 あの空をおぼえてる(2008年)    
        <試写会・梅田ブルク7>        2008年2月19日鑑賞
        (日本映画)                 2008年2月21日記
   ・・・この映画は、4人家族の喪失と再生の物語。現在と過去をゴチャ
    混ぜにした構成に少しまごつくかもしれないが、馴れてくると次第に
    観客席からはすすり泣きの声が・・・。
      繊細な少年の心をもつ10歳の英治と、6歳のおしゃべりなおてんば娘
    絵里奈を演じた2人の子役に大拍手!


洋08-47 88ミニッツ FBI異常犯罪分析医ジャック・グラム(2007年) 
                                         
        <角川映画試写室>        2008年2月20日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月20日記
   ・・・アル・パチーノの3年ぶりの主演作はチョー面白い!
      67歳とは思えない頭の回転、ケータイの活用、そして肉体の動員は
    お見事!さらに4人の美女たちとの微妙なスタンスはご立派だが、こんな
    事件に巻き込まれては大変!
      裁判員制度の実施を控えた今、法科大学院の授業や新人弁護士の
    研修に最適の素材だが、さて日本の法曹界にそこまでの度量や感性は
    あり・・・?それにしても、こんな面白い映画が単館上映とは何とも
    もったいないが・・・。


洋08-48 ジャンパー(2008年)→ショートコメント  
        <東宝試写室>           2008年2月21日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月22日記
   ・・・遺伝子異常によって生まれたという、瞬間移動の特殊能力を備えた人間が
    ジャンパー。他方、その抹殺を目指す秘密組織がパラディン。
      そんな奇想天外なアイデアから生まれた、世界を股にかけた死闘の
    行方は・・・?
      「映画はアイデアと脚本が勝負!」の実践だが、さてあなたの
    お好みは・・・?


洋08-49 NEXT ネクスト(2007年)→ショートコメント  
        <GAGA試写室>        2008年2月21日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年2月22日記
   ・・・もし、あなたに「2分先の予知能力」があったら・・・?その活用法は
    難しいが、世界は大きく変わるはず。
      他方、FBIはテロリストによる爆破計画をキャッチ。その核兵器の
    場所は・・・?
      こんなアイデアから生まれた奇想天外な企画に、ニコラス・ケイジが
    いかに挑戦・・・?


洋08-50 恋の罠((淫乱書生/Forbidden Quest)(2006年)  
                                 
  
        <GAGA試写室>        2008年2月22日鑑賞
        (韓国映画)             2008年2月23日記
      
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.4.5)掲載
   
・・・フランスのマルキ・ド・サド、日本の団鬼六の韓国李王朝版が、
    ハン・ソッキュ演ずる淫乱小説家ユンソ・・・?
      現在でも官能小説の挿絵は重要だが、ユンソの小説を支えた
    春画の画家は・・・?
      王妃との密通とその過激な体位の性愛シーンを激写した(?)挿絵
    が、万一バレたら・・・?
      「性的欲望」をテーマとした人間ドラマは最高に面白いが、くれぐれも
    同じような実践はされないように・・・。


洋08-51 非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎(2004年)→ショートコメント
                                 
 
        <GAGA試写室>        2008年2月22日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年2月23日記
   ・・・ヘンリー・ダーガーって誰・・・?それは、1973年に死亡した彼の
    アパートの部屋の中に残された膨大な原稿と挿絵が、その20年後に高く
    評価された孤高のアーティスト!
      40年間周囲との交流もなく、孤独の中で書き続けた物語は、まさに彼の
    頭の中に創造した「非現実の王国」。
      さて、そこに描かれる「ヴィヴィアン・ガールズ」の物語とは・・・?


洋08-52 誰が俺を狂わせるか(1995年)→ショートコメント  
        <ホクテンザ1>        2008年2月23日鑑賞
        (韓国映画)           2008年2月25日記
   ・・・1995年のイ・ビョンホン初主演作は、何と仕事もダメ、彼女との関係も
    ダメの落ちこぼれ役。こりゃ、ちょっとかわいそう・・・。
      韓国は徴兵制の国だと考えれば、タイトルの意味がよくわかり、
    なるほどと思えるが、前半から中盤の間延びした展開は工夫が
    なさすぎでは・・・?これでは高得点はとても・・・。


洋08-53 太王四神記 第5話 決勝戦の行方(2007年) 
        <梅田ブルク7>        2008年2月25日鑑賞
        (韓国ドラマ)           2008年2月27日記
   ・・・第5話のハイライトは、キョック場におけるホゲ率いる黄軍VSチョルロ
    部族の黒軍との決勝戦だが、そこにも、あるインチキが・・・?
      助っ人として登場したのがタムドクとスジニだが、太子であることが
    満員の観客にバレてしまったら・・・?
      ヤン王が下す苦渋の決断を軸として、以降新たなストーリーが
    展開していくことに・・・。


洋08-54 太王四神記 第6話 陰謀の序曲(2007年) 
        <梅田ブルク7>        2008年2月25日鑑賞
        (韓国ドラマ)           2008年2月27日記
   ・・・第6話はサブタイトルがピッタリの展開に・・・。
      そのポイントは、タムドクの出生の秘密が大神官の口から
    告げられたこと。チュシンの星の下に生まれた真の王はホゲなのか、
    それともタムドクなのかが、俄然政局の焦点に・・・?
      他方、キハは3部族長たちの前で朱雀の心臓の力を見せつけたうえ、
    チュシンの王ホゲにごあいさつを・・・。これは大長老のなせる技だが、
    彼の陰謀の冴えはすごい。
      今、その序曲が鳴り渡ったが・・・。


洋08-55 太王四神記 第7話 都を追われて(2007年) 
        <梅田ブルク7>        2008年2月25日鑑賞
        (韓国ドラマ)           2008年2月27日記
   ・・・3部族長の息子たちが人質に。それを盾にヤン王は退位し、
    タムドクの新王即位式を強行!そんな構図に王への不満が高まるのは
    当然で、さすが大長老の陰謀の冴えはすごい。また、ヨン・ガリョの
    煽動能力も相当なもの・・・。
      他方、都を追われたタムドクはある村で遂にキハと結ばれることに・・・。
    2人だけの静かな幸せを、それがタムドクとキハの願いだが、この激動の
    時代にそんな小さな幸せが許されるの・・・?


洋08-56 太王四神記 第8話 張り巡らされた罠(わな)(2007年)
                                   
 
        <梅田ブルク7>        2008年2月25日鑑賞
        (韓国ドラマ)           2008年2月27日記
   ・・・ヨン家の牢獄からの黒軍選手とスジニの脱獄劇もワナ・・・?人質救出
    作戦もワナ・・・?だとすると、人質を殺されてしまった3部族長たちの怒りが
    ヤン王に向かったのは当然で、今や宮殿を守るのはわずかな近衛隊のみ。
      トップ会談も決裂した今、遂に反乱軍の突入か・・・?そこへ
    駆けつけていたタムドクたちも、城門が閉じられ万事休す。
      さあ、この後の展開は第9話以降に乞うご期待!


洋08-57 ブレス(息/BREATH)(2007年)   
        <松竹試写室>        2008年2月26日鑑賞
        (韓国映画)           2008年2月27日記
      →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.5.31)掲載
   ・・・キム・ギドク監督の第14作目は、台湾の名優チャン・チェン(張震)
    扮する死刑囚と不幸な主婦との「面会」が物語の軸。
      面会室でプレゼントされるのは「四季」だが、さてそれはどんな
    手段で・・・?
      死刑囚のブレス、不幸な女のブレス、そして面会室で重なり合う2人の
    ブレス、それをあなたはどう感じるかがこの映画のテーマ・・・?すると
    またしても、あなたの「感性」が問われること確実だが・・・。


洋08-58 アメリカを売った男(2007年)       
        <東宝試写室>        2008年2月26日鑑賞
        (アメリカ映画)          2008年2月27日記
   ・・・「二重スパイ」を扱った映画はいつの時代も面白いが、この映画は
    「事実にもとづく」物語。
      2001年2月18日に逮捕されたFBI捜査官ロバート・ハンセンこそ、
    「アメリカを売った男」と表現された二重スパイだが、それはどのようにして
    暴かれたの・・・?
      男同士の知能戦がメインだが、それ以上のポイントはやはり人間性
    の把握。法科大学院の教材として最適だが・・・。


洋08-59 ファクトリー・ガール(2006年)→ショートコメント  
        <角川映画試写室>        2008年2月27日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年2月27日記
   ・・・1960年代のポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルを知ってる・・・?
     また、そのミューズとして一世を風靡した美女イーディ・セジウィックを
     知ってる・・・?
       『ベティ・ペイジ』(06年)と同じく、アメリカの一断面の勉強になる
     ことは確実だから、その方面に興味のある方にはお薦めだが・・・。


洋08-60 悲しみが乾くまで(THINGS WE LOST IN THE FIRE)
                          (2008年) 
 
        <角川映画試写室>        2008年2月28日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年3月8日記
   ・・・注目のデンマークの女性監督スサンネ・ビアが、ハリウッドに進出!
      夫の突然の死亡によって、一挙に奈落の底へ。そんな喪失と再生を
    テーマとした難しい大人の人間ドラマを、ハル・ベリーとベニチオ・デル・トロ
    が静かに熱演!
      絶対ウソをつけないような、超アップの撮影手法にも注目だ!


洋08-61 フィクサー(2007年)       
        <東宝試写室>          2008年2月28日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年3月2日記
      →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.4.12)掲載
   ・・・法曹人口の多いアメリカでは弁護士は多種多様な活動を展開中。
    フィクサー=もみ消し屋もその1つ。
      巨大農薬会社を被告とした巨額の集団訴訟が、今なぜ和解に・・・?
    そこにはどんな密約が・・・?どんな陰謀が・・・?
      スリルとサスペンスに富んだ一級品の法科大学院生必見の映画が
    またここに!


洋08-62 手紙(1997年)       
        <ホクテンザ1>          2008年3月1日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月5日記
   ・・・1997年の韓国ナンバーワンヒット作は、「これぞ韓流!」という涙
    いっぱいのラブストーリー。「メロドラマの貴公子」パク・シニャンも、当時の
    好感度NO1の美人女優チェ・ジンシルも最高!
      それにしても、韓流ラブストーリーは手が込んでおり(?)、クライマックス
    まではひと山もふた山もあるから、単純に一喜一憂しないように・・・。


洋08-63 インディアン・サマー(2001年)      
        <ホクテンザ1>          2008年3月1日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月2日記
   ・・・まず、はじめて観る韓流法廷ドラマに興味津々!韓国の法廷や弁護士の
    活躍のサマは・・・?
      他方、この映画は弁護士と死刑囚との異色のラブストーリーとしても
    魅せるし、サスペンス性も兼ね備えているから、スリル満点!
      もっとも、映画最大のテーマは、「生きる場所」を探すこと。そして観客の
    テーマは、「インディアン・サマー」の意味を理解、確認することだが・・・。


洋08-64 ラブ・インポッシブル~恋の統一戦線~(南男北女)
                         (2003年) 
    
        <ホクテンザ1>          2008年3月2日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月5日記
   ・・・ちょっとおふざけの邦題だが、原題は朝鮮半島版のロミオとジュリエット!
      中国吉林省の延辺(ヨンビョン)で展開される、南北合同の高句麗
    古墳調査の中で生まれた南男北女の恋の行方は・・・?
      そして、互いの父親を巻き込んだ悲劇の果てに待つものは・・・?
      アッと驚く結末は、「そんなのありえねー」展開だが・・・?


洋08-65 大いなる陰謀(2007年)       
        <試写会・リサイタルホール>    2008年3月4日鑑賞
        (アメリカ映画)              2008年3月5日記
   ・・・レッドフォード、ストリープ、クルーズの「ビッグ3」の共演だが、そんな
    華やかさに目を奪われてはダメ!
      今何をなすべきか?いかに生きるべきか?そんな根源的問いかけに
    真摯に向き合えば、こんな映画に!
      真剣で難解な「議論」が大半を占めるから、バラエティ-馴れした日本人
    は、さてどこまでついていけるのやら・・・?


洋08-66 裸足のギボン(2006年)      
        <GAGA試写室>         2008年3月5日鑑賞
        (韓国映画)              2008年3月7日記
   ・・・同じ障害者を主人公にした映画でも、1日違いで観た身障者と犯罪を
    テーマとした『おそいひと』(04年)と、トコトン明るい知的障害者の
    『裸足のギボン』は大違い!実話をモチーフとした泣かせる映画のつくり
    方は、やっぱり韓流が上・・・?
      ストーリー展開はわかっていても、また泣かせどころはわかっていても
    ついハマッてしまうが、たまにはそれもいいのでは・・・?


日08-67 おそいひと(2004年)       
        <東映試写室>           2008年3月6日鑑賞
        (日本映画)              2008年3月7日記
   ・・・身障者を主人公とした超感動作が韓国映画の『オアシス』(02年)。しかし、
    柴田剛監督が実在の重度身障者の住田雅清を主人公とした映画の
    テーマは、「身障者と犯罪」という、従来のタブーを破ったもの・・・?
      こりゃ賛否両論が巻き起こり、好き嫌いが分かれるのは当然。さらに、
    私に言わせれば「わかった派」と「わからない派」の両極分解も・・・?
      しかして、あなたの賛否は?お好みは?理解度は?


洋08-68 地上5センチの恋心(2006年)→ショートコメント  
        <東映試写室>           2008年3月6日鑑賞
        (フランス、ベルギー映画)     2008年3月7日記
   ・・・人気のラブロマンス小説家と彼に憧れる中年の主婦。そんな組み合わ
    せのおしゃれな中年ラブコメディが登場!それにしても、なぜフランス映画
    では中年女が魅力的なヒロインになれるの・・・?
      人間はオプティミストとペシミストに大別されるが、さてあなたは・・・?
      人間の幸せってこんなところにあるんだ!そんな実感をこの映画で!


洋08-69 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年)  
        <東宝試写室>          2008年3月7日鑑賞
        (アメリカ映画)           2008年3月11日記
      
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.5.3)掲 
   ・・・実在の石油王をモデルとした、人間の欲と裏切りそして狂気のサマを
    描く一大叙事詩は迫力満点!おどろおどろしい(?)タイトルの意味も十分
    実感できるはず!
      アカデミー賞主演男優賞の受賞は当然と納得できる、鬼気迫る
    ダニエル・デイ=ルイスの演技は、まさに神ワザ!
      それにしても、第80回アカデミー賞の作品候補は、すべて地味、
    暗い、でもすばらしい!


洋08-70 達磨よ、遊ぼう(2001年)     
        <ホクテンザ1>          2008年3月8日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月10日記
   ・・・達磨とは僧侶のこと。寺院に逃げ込んできた5人のヤクザが、その
    滞在の許否をめぐって5人の修行僧たちと対立!
      残るか、それとも出ていくか、勝負は何によって・・・?三千拝、花札、
    素潜りなどの種目の設定と、5人+5人のキャラは実に面白い。
      そんないかにも韓国的なドタバタコメディは、頭をカラッポにして
    楽しむのに最適!


洋08-71 達磨よ、ソウルに行こう(2004年)    
        <ホクテンザ1>          2008年3月8日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月11日記
   ・・・『達磨』シリーズには2年目のジンクスはなく、娯楽性は第1作より
    向上・・・?
      仏サマの差押えとはちとバチ当たりだが、やはりこの世はカネが
    すべて・・・?
      際立ったキャラと賽銭箱争奪戦のドタバタ劇を楽しみながら、ある
    「謎解き」にも是非挑戦を!


洋08-72 かつて、ノルマンディーで(2007年)   
        <テアトル梅田>          2008年3月9日鑑賞
        (フランス映画)            2008年3月12日記
   ・・・現代最高峰のドキュメンタリー作家ニコラ・フィリベールが、30年前に
    助監督として参加したある映画の出演者たちを再訪問!
      そこで語られる30年間という歳月の意義と重みは・・・?そして、
    映画製作の意義は・・・?
      行方不明らしい、かつて18歳の主役の少年の不在を心配していたが、
    結局は・・・?
      07年カンヌでは絶賛だったらしいが、私には懐古趣味としか・・・?


洋08-73 光州5・18(2007年)        
        <角川映画試写室>          2008年3月10日鑑賞
        (韓国映画)                2008年3月12日記
     大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.5.17)掲載
   ・・・まずは『KT』(02年)や『ユゴ 大統領有故』(06年)と同様、1980年
    5月の光州事件を真正面から描いた映画の登場を率直に喜びたい。
      韓国では歴代8位の興行収入とのこと。しかし、兄弟愛、男女愛、
    親子愛を重視したヒューマンドラマとしての描き方は、ちょっと演出過剰
    ・・・?
      『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』(07年)のように、
    もう少し学生と市民の視点、また市民軍の内部からその本質を描いて
    ほしかった、と私は思ったが・・・。


日08-74 西の魔女が死んだ(2008年)  
        <角川映画試写室>          2008年3月11日鑑賞
        (日本映画)                2008年3月15日記
   ・・・中1のまいは今、田舎のおばあちゃんの家で魔女修行中。それは、
    登校拒否症となった心と身体を癒すためだが、その成果は?
      「おばあちゃん大好き!」に対する答えはいつも「I know」だった。
    しかし2年後の今、そう答える魔女はいない。
      ところが今、まいの目の前には・・・?そしてまいの耳には・・・?


洋08-75 チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年)  
        <試写会・TOHOシネマズ梅田>   2008年3月11日鑑賞
        (アメリカ映画)               2008年3月15日記
   ・・・アフガニスタンに侵攻したソ連軍はムジャーヒディーン(ジハードを
    遂行する者)の反撃に遭い、1989年全面的に撤退したが、それを陰で
    支えたのは一体ダレ・・・?
      そんな隠された歴史上の真実が一挙に明らかに!
      ちなみに、アメリカが極秘に武器援助をしたムジャーヒディーン
    の中に、後の9・11テロの首謀者と目されているオサマ・ビン=ラディンが
    いたとは、何とも皮肉。もしその後、「学校建設」の援助をしていれば・・・?


洋08-76 タクシデルミア ある剥製師の遺言(2006年)  
        <GAGA試写室>               2008年3月12日鑑賞
    (ハンガリー、オーストリア、フランス合作映画)  2008年3月13日記
   ・・・何よりもまず、天才続出の国ハンガリーにおける、映画の鬼才
    パールフィ・ジョルジ監督に注目!
      3部構成のこの映画に登場する、祖父、父、息子はケッタイな奴ばかり!
      勃起した男性器などのリアルな描写や動物の内蔵取り出しなどの
    生々しいシーンの連続に、目がテンになること必至。
      好き嫌いがハッキリと分かれるが、さてあなたの評価は・・・?


洋08-77 ミスト(2007年)        
        <角川映画試写室>         2008年3月12日鑑賞
        (アメリカ映画)             2008年3月14日記
   ・・・密室劇の傑作は多いが、『ミスト』は多くの人が集まった大きな
    スーパー内での密室劇の傑作!
      一寸先も見えない外界で異常生命体の恐怖が広がる中、スーパー
    の中ではこの世の終わりを告げる狂信的な一派が次第に増大!現実
    主義者、合理主義者は次第に劣勢に!このままでは、生贄要求さえも
    実現・・・?
      残留か?脱出か?ミストから逃げきれない絶望的状況の中、
    人間はどんな決断を・・・?そして、映画はどんな結末を・・・?


洋08-78 ダンサーの純情(2005年)    
        <ホクテンザ1>         2008年3月12日鑑賞
        (韓国映画)            2008年3月13日記
   ・・・朝鮮族自治州に住む純情可憐な少女が、偽装結婚までして韓国に入国
    したのは何のため?彼女を待ち受ける過酷な運命とは?夢の実現は?
    そして最後に訪れる大きな感動とは?
      大鐘賞の新人賞を男女ペアで受賞した本作は純愛無垢でフレッシュな
    愛の感動がいっぱい!本物のダンスを披露し、本物の愛を表現できる
    までに成長した、韓国の国民的女優ムン・グニョンに大拍手!


洋08-79 マイ・リトル・ブライド(2004年)     
        <ホクテンザ1>         2008年3月12日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月14日記
   ・・・ムン・グニョン主演の韓国版“おくさまは16歳”(?)は、楽しさいっぱいの
    ラブコメディ!とくにセーラー服オタクは必見・・・?
      韓国の婚姻制度、家父長制度、兵役の義務、教育実習制度などを
    しっかり勉強しながら、きっと「想定の範囲内」の感動的なラストを味わおう。


洋08-80 愛おしき隣人(2007年)→ショートコメント   
        <GAGA試写室>             2008年3月13日鑑賞
     (スウェーデン、フランス、デンマーク、     2008年3月14日記
        ドイツ、ノルウェー、日本映画)             
   ・・・北欧のとある街の住人たちの営みはいかに・・・?そんなテーマで
    温かくかつユーモラスに人間たちを描くのは、スウェーデンの
    ロイ・アンダーソン監督。
      広く世界に目を開き、今まで知らなかったたくさんの監督とその作風を
    勉強しなければ・・・。


洋08-81 とかげの可愛い嘘(とかげ/Love Phobia)(2006年) 
                                  
 
        <ホクテンザ1>         2008年3月16日鑑賞
        (韓国映画)            2008年3月20日記
   ・・・黄色いカッパによる重装備とポケットのとかげは一体何のため・・・?男の
    純情を貫くジョガンの前から再三アリが蒸発するのは一体ナゼ・・・?
    可愛いウソとは一体ナニ・・・?
      カン・へジョンの、ほんわかとした雰囲気がグッド!真面目に考えると
    バカバカしいかもしれないが、私はこんな映画大好き!


洋08-82 恋愛の目的(2005年)      
        <ホクテンザ1>       2008年3月16日鑑賞
        (韓国映画)          2008年3月20日記
   ・・・まずは、パク・ヘイル扮する男性教師の執拗な口説きとその品の無さに
    ウンザリ!次に、「イヤよイヤよ」と逃げながらもそれになびいていく(?)
    カン・へジョン扮する女性教育実習生の姿にウンザリ!神聖な高校が
    こんな「恋愛の目的」の実験場になっていいの・・・?
      さらに、ケンカ別れしたはずの2人の再会とハッピーエンドの姿に唖然!
      「お前らバカか!」。思わずそう叫びそうになったが・・・。


日08-83 犬と私の10の約束(2008年)  
        <梅田ピカデリー>        2008年3月16日鑑賞
        (日本映画)             2008年3月17日記
   ・・・「犬の10戒」とは・・・?「犬と私の10の約束」とは・・・?
      「10年」をキーワードとして展開される犬と人間との絆を温かく描く
    物語は、家族そろって楽しめるよくできたもの。もっとも、それは平和で
    豊かなニッポンが前提の話だが・・・。
      ちなみに、BoAの主題歌『be with you.』は大ヒットの予感だから
    是非マスターを!


洋08-84 さよなら。いつかわかること(Grace is Gone)(2007年)
                                            
        <東映試写室>           2008年3月17日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年3月20日記
   ・・・女性兵士として出征した妻の戦死を聞いた夫の悲しみと喪失感は・・・?
    父親としてそれを2人の幼い娘にどう伝えればいいの・・・?
      日本国ではありえないテーマだが、イラク戦争を5年間戦ってきた
    アメリカなればこそ、こんな問題提起作が!
      「君死にたもふことなかれ」と歌った与謝野晶子の気持とダブらせながら、
    「銃後」に残るものの気持をじっくりと味わいたいものだが・・・。


洋08-85 今夜、列車は走る(2004年)  
        <東映試写室>              2008年3月17日鑑賞
        (アルゼンチン映画)            2008年3月18日記
   ・・・郵政民営化の功罪は?道路特定財源の一般財源化は?
    迷走し続ける日本の政治は、アルゼンチンの国鉄分割民営化の問題点
    から何かを学べるかも・・・?
      民営化による大量失業の中、人間は生きる術を失ってしまうのか?
    現実に起きたシリアスな問題提起と、「出口はきっとある!」という力強い
    メッセージを、しっかりと受け止めたいが・・・。


洋08-86 ブラックサイト(UNTRACEABLE)(2008年)  
        <ソニー・ピクチャーズ試写室>    2008年3月19日鑑賞
        (アメリカ映画)               2008年3月20日記
   ・・・サイコスリラーがITスリラーに進化!「killwithme.com」とは、
    参加者が共に殺人ゲームを楽しむ悪魔のサイト。その発案者は一体誰?
    その動機は?そのターゲットは?
      子持ちのFBI女性捜査官ダイアン・レインの熱演に注目だが、ネット
    犯罪がここまで進化するとホントにヤバイ!
      これは近未来の物語ではなく、すぐ明日には現実に・・・?


洋08-87 ウォンタクの天使(2006年)  
        <ホクテンザ1>         2008年3月20日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月21日記
   ・・・死亡した詐欺師の父親が「天使」の好意により地上に舞い降りたが、
    その姿は息子と同じ高校生!その目的は不良息子を立ち直らせることだが、
    その奮闘ぶりはいかに・・・?
      アイドルを起用すれば即いい映画ができるわけではない、と心得るべし!
    とはいっても、最後にはつい涙がホロリ・・・?


洋08-88 まわし蹴り(まわし蹴り)(2004年)  
        <ホクテンザ1>         2008年3月20日鑑賞
        (韓国映画)             2008年3月22日記
   ・・・《神話》のボーカリストが、テコンドーの試合を通じてケンカっ早い
    不良(ワル)からホントの男に変身!そんな「成功体験」が生まれた
    原動力は・・・?
      男の友情や「同棲時代」のような恋物語などの定番ネタをきっちり
    盛り込んだ、韓国版スポ根モノの満足度は、さて・・・?


日08-89 泪壺(2007年)        
        <ユウラク座>         2008年3月20日鑑賞
        (日本映画)             2008年3月22日記
   ・・・渡辺淳一文学の映画化だが、『マリッジリング』(07年)と同じく単館
    上映なのはなぜ・・・?
      全く性格の異なる姉妹だが、なぜか想う男は同じ。そこで生まれた
    泪壺とは・・・?そして、再会を果たした男女の恋の行方は・・・?
      注目は映画初主演となる小島可奈子の3度にわたる大胆なベッド
    シーンだが、その必然性と満足度は・・・?


洋08-90 つぐない(2007年)       
        <東宝東和試写室>         2008年3月21日鑑賞
        (イギリス映画)             2008年3月29日記
       →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.4.26)掲載
   ・・・13歳の少女がついた1つの嘘。それが1人の男の運命を大きく変え、
    恋人の未来をも奪うことに・・・。
      第2次世界大戦直前のロンドンから始まる3部構成の壮大な物語は、
    そのタイトルどおり人間に対する根源的な問いかけがいっぱい!
      大ベストセラー小説を約2時間の映像にまとめたジョー・ライト監督の
    構成力はさすがだが、圧巻はラストシーンで明かされるもう1つの真実!
      『プライドと偏見』(05年)に続く、じっくり味わいたい名作の誕生だ。


洋08-91 マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年)    
        <TOHOシネマズ梅田>        2008年3月22日鑑賞
        (フランス、香港映画)          2008年3月24日記
   ・・・香港の大監督王家衛(ウォン・カーウァイ)が、ハリウッドの名だたる
    大スターを起用して初の全編英語作品に挑戦!
     その主役が映画初出演の歌手とは意外だが、テーマとする「男と女の
    距離」の表現にはそんな彼女の声が最適・・・?
     例によって多少理屈っぽい面はあるが、それはウォン・カーウァイ流と
    割り切って楽しむのがコツ・・・?しかして、あなたの満足度は・・・?


日08-92 Sweet Rain 死神の精度(2008年)   
        <梅田ピカデリー>        2008年3月23日鑑賞
        (日本映画)             2008年3月24日記
   ・・・国際的大スター金城武が、ハンサムだがちょっと風変わりな死神と
    して登場!彼の任務は・・・?彼の下す判定は・・・?
      3つのエピソードはそれぞれ独立だが、きっとどこかに共通点
    が・・・?そのポイントは、藤木一恵のデビューCD『Sunny Day』に。
      この映画によって「死ぬこと」についての思考を深め、また「特別
    じゃないけど、大切なもの」を発見できれば大成功だが、さて・・・?


洋08-93 ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年)  
        <GAGA試写室>         2008年3月24日鑑賞
        (ロシア映画)             2008年3月25日記
   ・・・あの流れるような美しさと荘厳さを兼ね備えた『ピアノ協奏曲第2番』
    は、どんな状況下で生まれたのか・・・?そんなラフマニノフファン必見の
    映画が誕生!
      3人の異なるタイプの女性との恋と別れの様子は新鮮!他方、1917年
    のロシア革命によって余儀なくされたアメリカへの亡命が彼に与えた
    苦悩は・・・?それにしても、あの曲が28歳の時の作曲だったとは!


洋08-94 モンゴル(2007年)      
        <東映試写室>             2008年3月25日鑑賞
     (ドイツ、ロシア、カザフスタン、        2008年3月29日記
              モンゴル映画)             
   ・・・さすが本物!さすがインターナショナル!そして、浅野ハーンは、さすが
    第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートにふさわしい存在感!
      『元朝秘史』にもとづく新解釈にも注目だが、これぞモンゴル、
    という風景に圧倒!さらに新疆ウイグル自治区をロケ地とした大合戦
    シーンは圧巻!
      興行的に大失敗した『蒼き狼 地果て海尽きるまで』(07年)の失点を
    補う大ヒットを期待しよう。


洋08-95 ランボー 最後の戦場(2008年)    
        <試写会・リサイタルホール>      2008年3月25日鑑賞
        (アメリカ映画)                2008年3月26日記
   ・・・『ロッキー』シリーズに続き『ランボー』シリーズも、シルベスター・
    スタローンが62歳となった今遂にファイナルへ!
      最終章のテーマは人間を描くこと。その舞台はミャンマー。軍事政権が
    暴虐の限りを尽くすカレン族をめぐって、ランボー、キリスト教支援団そして
    5人の傭兵たちはいかなる活躍を・・・?
      そして、コトが終わった後、ランボーは・・・?


洋08-96 パラノイドパーク(2007年)       
        <角川映画試写室>         2008年3月26日鑑賞
        (アメリカ、フランス映画)       2008年3月27日記
   ・・・思春期特有のゆらぎと痛みを若者たちと同じ目線で!これがカンヌ
    国際映画祭で高く評価されるガス・ヴァン・サント監督の売り!
      しかし、若者の「甘え」と「わがまま」が目立って仕方ない私には、
    彼の作品は苦手。
      『エレファント』(03年)の主人公アレックス同様、『パラノイドパーク』の
    主人公アレックスにもイライラしてしまい共感できないのだが、さて
    あなたは・・・?


洋08-97 ハンティング・パーティ(2007年)    
        <角川映画試写室>        2008年3月26日鑑賞
        (アメリカ映画)            2008年3月27日記
   ・・・戦場ジャーナリストは日本にもいるが、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争に
    おける「スレブレニツァの虐殺」現場を取材したこの2人はすごい!
      500万ドルの懸賞金がついた戦争犯罪人への突撃取材は
    ハチャメチャだが、さてその結末は・・・?
      西部開拓史を思わせる、彼らのフロンティアスピリットはお見事だが、
    展開は少しマンガ的・・・?


日08-98 少林少女(2008年)      
        <東宝試写室>             2008年3月27日鑑賞
        (日本映画)                2008年3月31日記
   ・・・「少林少女」柴咲コウのカッコ良さは抜群だが、前半はどちらかというと
    ラクロス少女・・・?
      クライマックスは、仲村トオルが演ずる最強を求めるストイックな学長と
    少林少女との頂上決戦!あなたの「お好み」はさておき、そこで展開される
    これぞ最新CGという映像美をタップリと・・・。


洋08-99 裏切りの闇で眠れ(2006年)    
        <GAGA試写室>          2008年3月27日鑑賞
        (フランス映画)             2008年4月3日記
   ・・・『あるいは裏切りという名の犬』(04年)に続いて「これぞフィルム
    ・ノワール!」を堪能。
      高倉健、富司純子のシリーズと違い、フランスのやくざものは
    人間関係がわかりにくいのが難点だが、組織の非情さと炸裂する
    バイオレンスには思わずドッキリ・・・。そんな中、生き残るのは一体
    ダレ・・・?


日08-100 ひぐらしのなく頃に(2008年)  
        <GAGA試写室>         2008年3月28日鑑賞
        (日本映画)             2008年4月2日記
   ・・・PCノベルから生まれた実写映画にも意外な面白さが・・・。
      田舎村に代々伝わる都市伝説は多いが、東京から人里離れた鹿骨市
    雛見沢のオヤシロさまに伝わるそれは・・・?また、決して入っては
    ならないとされる祭具殿には一体何が・・・?
      中央と地方の格差の拡大が叫ばれる昨今、こんなおどろおどろしい
    田舎の実態が明らかになれば、その格差は一層広がるばかり・・・?


日08-101 アフタースクール(2007年)   
        <GAGA試写室>         2008年3月28日鑑賞
        (日本映画)             2008年3月31日記
 
    →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.5.24)掲載   
    ・・・はじめて観た、二転三転、四転五転する内田けんじ監督・脚本作品の
    面白さは最高!特に味わいたいのは、大泉洋、佐々木蔵之介、
    堺雅人という3人の個性派俳優たちの競演(騙し合い?)と絶妙の演技力。
    『キサラギ』(07年)と同じように、賞レースに名乗りをあげること確実だ!
      原作モノに頼らず、こんなオリジナルな脚本を次々と映画化して
    もらいたいが・・・。


洋08-102 譜めくりの女(2006年)     
        <GAGA試写室>         2008年3月31日鑑賞
        (フランス映画)            2008年3月31日記
   ・・・女の恨みは恐ろしい!タイトルからは想像もつかない、そんなテーマの
    フランス映画がここに登場!
      フメクリストという言葉をあなたは知ってる?ピアニストの実力が
    発揮できるか否かはフメクリストとの相性次第!すると、フメクリストが
    復讐のためにワナを仕掛けたとしたら・・・?
      85分にまとめた構成力に感心しながら、女の恐さをあらためて・・・。


洋08-103 パリ、恋人たちの2日間(2007年)    
        <角川映画試写室>         2008年4月3日鑑賞
        (フランス、ドイツ映画)        2008年4月7日記
   ・・・ヤンキー魂のアメリカ人と、人権尊重が徹底した個人主義のフランス人は、
    本来水と油・・・?この映画を観ているとつい、そんな感想が。
      恋人同士のフランス女とアメリカ男に、イラク戦争への対応をめぐって
    対立した米仏関係と同じ姿が重なるのは、一体なぜ・・・?
      通り一遍の花の都パリとは違う、ホンモノのパリを描いたフランスの才女
    ジュリー・デルピーに拍手だが、若干露悪趣味的傾向も・・・?


洋08-104 痛いほどきみが好きなのに(2006年)  
        <角川映画試写室>         2008年4月3日鑑賞
        (アメリカ映画)             2008年4月4日記
   ・・・21歳の若者が、シンガーソングライターを目指す女性との恋に落ちて
    いく物語は、いかにもピッタリな邦題どおりの展開に!
      恋愛=セックス、恋愛=ベッタリではなく、互いに自立した人間として
    の「距離」は必要。したがって、「痛いほど好き」だけでは恋愛の成就は
    ムリ!
      また、両親の離婚は、一人前の男になれないことの言い訳には
    ならないはず。
      この手の若者に手厳しいのは私の教育的観点にもとづくもの(?)
    だから、どうかご容赦を・・・。


洋08-105 ヒットマン(2007年)  
        <試写会・御堂会館>        2008年4月3日鑑賞
        (アメリカ映画)             2008年4月7日記
   ・・・『バイオハザード』に続いて人気ゲームが映像に!“コード47”の
    特徴はスキンヘッドだが、暗殺者としては少し目立ちすぎ・・・?
      ターゲットがロシア大統領という設定と影武者的発想にビックリ!
     ロシア連邦保安庁(FSB)やインターポール(ICPO)との追跡劇が
    本来のテーマだが、坂和的注目点は、ウクライナ美女オルガ・キュリ
    レンコ!しっかり、そのヌード姿をインプットしなければ・・・。


洋08-106 窯焚─KAMATAKI─(2005年)    
        <GAGA試写室>         2008年4月4日鑑賞
        (カナダ、日本映画)         2008年4月7日記
   ・・・カナダ人監督クロード・ガニオンが、信楽を舞台として、窯焚(かまたき)に
    みる日本の伝統美を映像に!
      心に傷をもつ22歳のカナダ人青年は窯焚と格闘する中、また
    著名陶芸家が示す自然流の人生観と女性観に触れ合う中、いかに変化し
    成長していくのだろうか?
      外国人監督ならではの視点で描かれる日本の伝統美と女性観は
    新鮮だが、私には少し違和感も・・・?


洋08-107 シークレット・サンシャイン(密陽)(2007年)  
        <東宝東和試写室>       2008年4月7日鑑賞
        (韓国映画)             2008年4月15日記
   ・・・まずは、3作目の『オアシス』(02年)でムン・ソリの、4作目の
    『シークレット・サンシャイン』でチョン・ドヨンのすばらしい演技を引き出した
    イ・チャンドン監督に拍手!次に、カンヌで最優秀主演女優賞を受賞した
    チョン・ドヨンの熱演をじっくりと!
      密陽(ミリャン)とは?韓国におけるキリスト教徒の率は?そんな勉強の
    上に「汝の敵を愛せよ」の教えについて、深く考えてみたいものだ。
      しかして、静かで意味シンなラストシーンを迎えた時、あなたの採点は・・・?


日08-108 歩いても 歩いても(2008年)    
        <東映試写室>          2008年4月9日鑑賞
        (日本映画)             2008年4月10日記
   ・・・是枝裕和監督が、小津安二郎、成瀬巳喜男監督ばりの(?)古き良き
    時代を彷彿させる家族劇に挑戦!
      思わずそう形容したくなる、今ドキ珍しい静かな夏の1日の家族を描いた
    映画がコレ!
      今は失われたが、私たちが体験したはずのあんな風景、こんな交流が
    次々と。問題は、そこから何を感じ、何を学ぶかだが・・・。


日08-109 ぐるりのこと。(2008年)  
        <東映試写室>          2008年4月9日鑑賞
        (日本映画)             2008年4月12日記
   ・・・監督自ら原作・脚本を書いたオリジナルな企画は、原作本頼りの今の
    邦画界では貴重!また、木村多江とリリー・フランキーの共演は異色!
      「世界が認めた才能」橋口亮輔監督は、90年代の激動の中、
    ある悲しみから心を病んだヒロインへ温かい視線を。その再生を支える
    頼りなさそうな男も人間味がいっぱい。
      タイトルの意味を味わいながら、しっとりと味わいたい秀作の登場だ!


洋08-110 軍鶏 Shamo(2007年)      
        <東映試写室>          2008年4月10日鑑賞
        (香港映画)             2008年4月14日記
   ・・・日本発の人気コミックが、「香港の三池崇史」と呼ばれる鄭保瑞(ソイ・チェン)
    監督の手によってスタイリッシュな映像に!
      軍鶏(シャモ)のような主人公の生きザマには両親殺しの陰がつきまとうが、
    さてその真相は?また、妹捜しを軸とした人間ドラマの展開は・・・?
      クライマックスは『ロッキー』シリーズを彷彿させるK-1戦士魔裟斗との
    頂上対決だが、金髪、赤眼そしてベロ出しスタイルはいかがなもの・・・?


洋08-111 モンテーニュ通りのカフェ(2005年)   
        <GAGA試写室>            2008年4月11日鑑賞
        (フランス映画)               2008年4月12日記
   ・・・モンテーニュ通りの由緒あるカフェ・レストランに訪れる人々を軸として
    展開される人間模様は実に興味深い。見事な会話劇の数々を味わいながら、
    「夢をかなえる人」が苦悩をもつのはなぜ?そして、「それを支える人」が
    幸せそうなのはなぜ?それを、じっくりと考えてみたいものだ。
     フランス映画の人間観察の奥深さをしっかり味わうとともに、映画史上に
    残る美しいラストシーンにも注目を!


洋08-112 王妃の紋章(満城尽帯黄金甲/Curse of 
              the Golden Flower)(2007年) 
 
        <梅田ピカデリー>         2008年4月13日鑑賞
        (中国映画)              2008年4月15日記
   ・・・北京オリンピック開・閉会式の総合プロデューサーとなる張藝謀
    (チャン・イーモウ)監督が、全世界に発信した国威発揚映画がコレ・・・?
      少し難しいが、『満城尽帯黄金甲』という原題を理解すれば、興味は
    さらに深まるはず。
      裏切り、不倫、陰謀そして生と死をキーワードとした宮中絵巻を
    シェイクスピア劇として楽しみ、かつクライマックスとなる黄金の甲冑の
    合戦シーンを堪能したいものだが・・・。


洋08-113 ミラクル7号(2008年)  
        <ソニー・ピクチャーズ試写室>   2008年4月14日鑑賞
        (中国映画)               2008年4月15日記
   ・・・「ありえねー」をキーワードとした『カンフーハッスル』(04年)に続く、
    周星馳(チャウ・シンチー)作品の『ミラクル7号』には、「使えねー」
    謎の宇宙生命体が登場!
      「ウソはつかず、ケンカせず、一生懸命に勉強すればビンボーでも
    尊敬される」との父の教えを実践する息子には、ミラクル7号を武器として
    どんな珍ストーリーが・・・?
      笑いの中にも、拝金主義へのアンチ・メッセージや教師と親のあり方に
    ついての警鐘がいっぱい!そして、最後にはやはり「ありえねー」結末が・・・?


日08-114 僕の彼女はサイボーグ(2008年)  
        <GAGA試写室>          2008年4月15日鑑賞
        (日本映画)               2008年4月16日記
   ・・・2008年は、『ICHI』(08年)で女座頭市となり、この映画で美人
    サイボーグとなる綾瀬はるかに注目!
      サイボーグには感情がないから人間との恋愛が難しい(成立しえ
    ない?)のは当然だが、気の弱い“僕”はどうやって“彼女”をゲット・・・?
      「時間旅行」が複雑に入り組むのは仕方ないが、「東京大震災」の発想
    はいかがなもの・・・?
      新しいスタイルの日韓共同映画完成のためには、もっと深い交流が
    必要・・・?


日08-115 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年)
                                
 
        <東宝試写室>          2008年4月16日鑑賞
        (日本映画)             2008年4月17日記
     大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.5.10)掲載
    ・・・黒澤明・三船敏郎の「あの名作」が、全く新たな冒険活劇として50年
    ぶりに登場!そこでは、新たな主人公がサムライではないところがミソ!
      これなら、黒澤作品のリメイクという冠がなくとも、十分楽しめる
    エンタテインメント作品に!
       ちなみに私としては、ワイルドかつ知的な魅力いっぱいの長澤姫
    に大拍手!


日08-116 クライマーズ・ハイ(2008年)   
        <GAGA試写室>         2008年4月16日鑑賞
        (日本映画)              2008年4月17日記
   ・・・あれから23年!1985年8月12日に発生した日航ジャンボ機墜落事故
    の取材と、紙面づくりに奮闘する地方紙の全権デスクたちの姿は・・・?
      男の嫉妬は、「大奥」に渦巻く女たちの嫉妬以上。そんな実感でいっぱい!
      「クライマーズ・ハイ」の意味をかみしめながら、ペンを持つ男たちの戦場
    をタップリと観察するとともに、今ドキの新聞報道のあり方にもしっかり問題
    意識をもちたいものだ。


洋08-117 奇跡のシンフォニー(2007年)  
      <試写会・TOHOシネマズ梅田アネックス>  2008年4月17日鑑賞
      (アメリカ映画)                     2008年4月18日記
   ・・・音楽は心で聴くもの、感じるもの。そして自然が神の手によって調和
    しているように、音楽の命はハーモニー!
      天才モーツァルトがいたのだから、エヴァンのような天才少年がいても
    いいのでは・・・?
      「音楽を通した結びつき」を純真無垢に信じられる人には超お薦め!
    逆に、ギター演奏、楽譜読み、作曲と、ありえねー話のオンパレードに拒否
    反応を示す人はご遠慮を!
      また、原題よりずっとグッドな邦題にも私は大拍手!


洋08-118 告発のとき(2007年)   
      <東宝試写室>             2008年4月21日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年4月23日記
   ・・・大統領選挙が加熱する中、イラク戦争についてのタイムリーな告発映画
    が誕生!「帰還兵士の10~15%がPTSD」というショッキングな発表を、
    アメリカはいかに受け止めるの?
      元ネタは04年に『プレイボーイ』誌に発表された「死と不名誉」だが、
    そこにはどんな衝撃的な事実が・・・?
      息子の行方を捜すトミー・リー・ジョーンズの苦悩に満ちた演技をじっくり
    味わいながら、この映画の問題提起を決して人ゴトではない人間共通の
    問題として受け止めたいものだ。


洋08-119 Mr.ブルックス~完璧なる殺人鬼~(2007年) 
      <GAGA試写室>           2008年4月21日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年4月23日記
   ・・・「二重人格」はジキルとハイドだけにあらず。人間の本質をえぐるこの
    テーマに、ケビン・コスナーが華麗に挑戦!
      「連続殺人鬼」を追う女刑事は、円熟味を増した(?)デミ・ムーア。
    捜査の輪が狭まる中、いかなる想像を絶する展開が・・・?
      映画は脚本が命。それを地でいくスリリングなサイコスリラーを楽しみつつ、
    この際、あなた自身の中にある「二面性」についてじっくり考えてみては・・・?


洋08-120 JUNO/ジュノ(2007年)    
      <東宝試写室>             2008年4月22日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年4月24日記
   ・・・映画は脚本がすべて!その言葉どおりの奇跡を起こしたあの話題作を
    やっと鑑賞!
      16歳の初エッチで即妊娠。そんなふしだらなテーマ(?)が面白い映画
    になるのだから、自由の国アメリカはグッド!
      こんな風潮が助長されるのはいかがなもの?とも言えるが、あまり
    目くじらをたてず、前向きに考えては・・・?
      また、里親制度の拡大に向けて、日本でも大胆な政策提言が必要
    かも・・・?


洋08-121 美しすぎる母(2007年)     
      <角川映画試写室>             2008年4月23日鑑賞
     (スペイン、フランス、アメリカ映画)      2008年4月25日記
   ・・・「僕は、母を殺した」。大富豪ベークランド一族では、1972年になぜ
    こんな事件が・・・?
      悲劇のヒロイン、ジュリアン・ムーアのための映画であることは、原題の
    『Savage Grace』や、邦題の『美しすぎる母』を見れば明らか!
      不倫と同性愛がテンコ盛りの「華麗なる一族」の愛憎劇は見どころ
    いっぱい。そんな中、彼女の「Savage」ぶりは?そして「Grace」ぶりは?
      尊属殺人、心神耗弱論の日米対比をしながらの鑑賞も一興かも・・・?


洋08-122 ラスベガスをぶっつぶせ(2008年)  
      <ソニー・ピクチャーズ試写室>     2008年4月23日鑑賞
      (アメリカ映画)                2008年4月24日記
   ・・・あなたは、ブラックジャックのルールを知ってる?あなたは、バクチが
    好き?数式が好き?確率論が好き?
      その答えがイエスの人は、この映画にハマるかも・・・?
      ブラックジャックはバクチ?それともビジネス?一見物騒なタイトルの
    この映画が描くのはそれ!数式の天才たちの快進撃は痛快だが、その先
    に待つものは・・・?
      行き着くところは人間力、そんな実感がしみじみと・・・。


洋08-123 イースタン・プロミス(2007年)      
      <GAGA試写室>             2008年4月24日鑑賞
      (イギリス、カナダ映画)           2008年4月26日記
   ・・・舞台はロンドン。主人公はアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた
    ヴィゴ・モーテンセン演ずるロシアン・マフィアの運転手ニコライ。
      身元不明のロシア人少女が産み落とした赤ん坊を軸として展開される
    シリアスな人間ドラマは見どころいっぱい!中盤から終盤にかけての意外な
    ストーリー展開をしっかりと。
      そして、ロンドンで今現実に起きている「イースタン・プロミス」の実態を
    直視し、何らかの手を打たなければ・・・。


日08-124 山桜(2008年)         
      <東映試写室>             2008年4月24日鑑賞
      (日本映画)                2008年4月28日記
   ・・・庄内の海坂藩を舞台とする藤沢周平時代劇はこれが5作目!
      わずか20頁の小説の映画化だが、テーマの1つが海坂藩の財政改革
    だから、今の日本や大阪府と同じ・・・?
      「手折ってしんぜよう」から始まる1年間の物語はリリシズム溢れるもの
    だが、敵役が政治犯(?)だけに、剣の対決がないのが少し残念・・・。
      田中麗奈の静かな熱演にケチをつけるつもりは毛頭ないが、あの顔は
    時代劇向き・・・?


洋08-125 シューテム・アップ(2007年) 
      <GAGA試写室>             2008年4月25日鑑賞
      (アメリカ映画)                2008年4月26日記
   ・・・銃弾2万5千発のエクスタシー!「アメリカ版ジョン・ウー・アクション」を
    目指したこの映画のうたい文句がコレだ。
      エリザベス女王をも夢中にさせた男クライヴ・オーウェン(?)が、ワケあり、
    クセありの正義派主人公なら、ちょっと小太りの悪役ポール・ジアマッティも
    少しヘンなキャラ・・・。
      背景事情はややこしいが、それにはこだわらず無心にド派手な銃撃戦を
    楽しむのが本筋!もっとも、銃規制の世論との兼ね合いは・・・?


洋08-126 紀元前1万年(10,000BC)(2008年) 
      <TOHOシネマズ梅田>          2008年4月27日鑑賞
      (アメリカ映画)                 2008年4月30日記
   ・・・近未来に目を向けた、オリジナリティあふれる企画と映像美を誇るドイツ人
    監督ローランド・エメリッヒが、今回は何と「紀元前1万年」というとてつもない
    過去に着目!
      そこでは、マンモス、サーベルタイガー、恐鳥のCG映像と、ピラミッド、宮殿
    の巨大セットに注目!
      テーマは「旅」。全編マヤ語だったメル・ギブソン監督の『アポカリプト』
    (06年)との共通点も多いが、旅の構成は正反対・・・?
       こんな映画は企画と脚本が勝負!想像を絶する世界を楽しめるか
    どうかは、あなたの感性にかかっているが・・・?


洋08-127 ザ・フィースト(2006年)→ショートコメント  
      <ホクテンザ1>          2008年4月29日鑑賞
      (アメリカ映画)            2008年4月30日記
   ・・・マット・デイモン&ベン・アフレックのプロデュースという情報だけで観に
    行ったが、完全に失敗!
      映画は脚本が勝負だが、こんな「化け物」映画では興ざめするばかり・・・?
    そのテイストは『ミスト』(07年)と同じだが、違うのは「化け物」があまりにも
    気色悪いこと!そして、『ミスト』のあっと驚くヒネリがないこと!
      あ~、時間のムダだった・・・。


洋08-128 アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006年) 
      <東映試写室>          2008年4月30日鑑賞
      (カナダ映画)            2008年5月1日記
   ・・・アルツハイマー病をテーマとした日・韓・米の代表作に加えて、カナダ発の
    名作が登場!そのヒロイン(?)は、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた
    1941年生まれの女優ジュリー・クリスティ。
      施設に入院した妻が夫を忘れ、施設内の車椅子の老人といい仲に・・・。
    そりゃ許しがたい暴挙。しかし・・・?
      2組の夫婦の愛と心理を丹念に描写し、その心の中を映し出すのは、
    30歳前のカナダの女流監督サラ・ポーリー。デンマークの女流監督
    スサンネ・ビアだけではなく、世界にはあちこちにすごい才能が
    あるものだと実感!


日08-129 休暇(2008年)         
      <東映試写室>          2008年4月30日鑑賞
      (日本映画)             2008年5月2日記
   →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.6.7)掲載
   ・・・死刑囚を主人公とした名作は多いが、現場刑務官の心に焦点を当てた
    映画は珍しい。
      『休暇』というタイトルの意味は?それには、「支え役」という刑務官特有の
    役割を理解する必要が・・・。また、死刑執行をめぐる法務大臣の役割とその
    手続の実態は?
      裁判員制度の実施を控えた今、そんなこんなの勉強が不可欠だが・・・。


洋08-130 ぼくの大切なともだち(2006年)   
      <GAGA試写室>          2008年5月2日鑑賞
      (フランス映画)             2008年5月3日記
  →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.6.28)掲載
   ・・・フランス映画はおしゃれで奥深い!いわゆる「勝ち組」の中年男への
    「あなたには大切な友だちがいますか?」との問いに始まる、この映画で
    それを再確認!
      「親友はいる!」とムキになって賭けに出た美術商の対をなすキャラは、
    陽気なタクシー運転手。しかし、2人はホントに親友?
      「人間の証明」ならぬ「親友の証明」はいかに・・・?96分間タップリと、
    真の友について考察を深めたいものだ。
      さてひるがえって、今あなたの大切な友だちは・・・?


日08-131 闇の子供たち(2008年)     
      <角川映画試写室>          2008年5月2日鑑賞
      (日本映画)                2008年5月3日記
     →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.8.2)掲載
   ・・・今、日本ではお気軽な「出会い系サイト」の危険がいっぱい!しかし、
    タイにおける人身売買、幼児売春そして生きた人間の臓器提供による
    臓器移植の実態は・・・?
      映画化困難と言われたそんな梁石日の原作が、阪本順治監督によって今
    私たちの目の前に!
      こんなテーマには、したり顔での正解はもちろん、あるべき解決策もなし。
    それほど闇の世界に生きる闇の子供たちは、私たちから遠い存在だ。しかし、
    それと向き合う2人の主人公の生きザマを直視する中で、私たちが学べる
    何かがあるのでは・・・?


日08-132 相棒ー劇場版ー(2008年)     
      <ホクテンザ1>             2008年5月3日鑑賞
      (日本映画)                2008年5月6日記
   ・・・処刑リストにもとづく連続殺人とマラソン大会での爆破予告のスリルと
    サスペンスだけなら凡庸なアクションドラマ。
      しかしそこに、邦人の見殺し事件と外務省の機密文書「Sファイル」が
    絡んでくると・・・?
      はじめて観た『相棒ー劇場版ー』のスケールのデカさにビックリ!
    チェスを介した犯人との「対話」は少しつくりすぎ(?)だが、社会性豊かな
    問題提起には十分な満足感が・・・。


日08-133 砂時計(2008年)        
      <TOHOシネマズなんば>          2008年5月4日鑑賞
      (日本映画)                    2008年5月6日記
   ・・・映画館の中は若い女の子同士の観客でいっぱい!彼女たちは原作
    やテレビドラマの達人らしい批評を次々と・・・。
      松下奈緒の大ブレイクを!私のそんな期待はまたも持ち越しだが、
    その原因は・・・?
      やはり、おじさんにはこんな映画は向かないのかも・・・?


日08-134 接吻(2006年)         
      <角川映画試写室>          2008年5月9日鑑賞
      (日本映画)                2008年5月10日記
   ・・・テレビで観た殺人犯の意味シンな笑顔に孤独なOLが恋を!それは
    一体ナゼ?
      獄中結婚に始まり、国選弁護人を巻き込んだ三つ巴の意外な展開は
    スリル満点!そして、最後に待つ「仕切りなし面会」における驚愕の
    クライマックスとは・・・?
      意味シンなタイトルを熟考し、かつキム・ギドク監督の『ブレス』(07年)
    と対比させながら観れば、一層興味深いが・・。


洋08-135 リボルバー(2005年)        
      <角川映画試写室>          2008年5月9日鑑賞
      (イギリス、フランス映画)        2008年5月13日記
   ・・・「最大の敵は思いがけぬ場所に隠れている」など、4つの教訓を軸と
    した騙し騙されの世界は、『アフタースクール』(08年)と同じで結構
    面白いが、両者の違いは・・・?
      また、私は(『シックス・センス』+『T.R.Y.』)÷2=『リボルバー』
    と見たが、異論は・・・?
      最大の難点は、やたら登場する「心の声」のうっとうしさだが、
    さてあなたは・・・?


洋08-136 マンデラの名もなき看守(2007年)    
      <GAGA試写室>             2008年5月12日鑑賞
      (フランス、ドイツ、ベルギー、       2008年5月13日記
       イタリア、南アフリカ合作映画)
  →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.6.21)掲載
   ・・・アパルトヘイトと戦い、獄中27年!南アフリカ共和国の初代大統領と
    なったネルソン・マンデラをあなたは知ってる・・・?
      少し教科書的だが、アフリカものの1つとしてしっかりお勉強を!
    とはいっても、主人公は名もなき看守。そしてテーマは自己変革!
    「傍観者にはなりたくない。歴史の1コマになりたい」との言葉をしっかり胸に!


日08-137 JOHNEN 定の愛(2008年)      
      <東映試写室>            2008年5月12日鑑賞
      (日本映画)               2008年5月13日記
   ・・・『花と蛇』1、2に続いて杉本彩が挑戦したのは、阿部定。しかし、5作目
    ともなると、つくり方の工夫が大変・・・?
      現代から昭和11年へと、時空と越えて物語が展開するのは『IZO
    (以蔵)』(04年)と同様だが、そのキーマンとなる内田裕也の役割は・・・?
    また、肝心の興奮度についての、『花ヘビ』や『ラスト、コーション』(07年)
    との比較は・・・?
      最後に、もしあなたが裁判員なら、阿部定への判決は懲役何年・・・?


日08-138 世界で一番美しい夜(2007年)  
      <東宝東和試写室>          2008年5月13日鑑賞
      (日本映画)                2008年5月14日記
   ・・・天願大介監督が巨匠今村昌平監督の息子であったとは!またそんな
    彼に、こんなすごい脚本・原作の才能があったとは!
      他方、名器の持ち主かつ現代に生きるシャーマン、そして全裸で
    セックスに励むヒロインが、元宝塚スターだったとは・・・?
      そんな驚きを含め、この映画にはビックリが満載!
      こんなオリジナルな邦画が次々製作されるようになれば、「邦画復活!」
    と内外に高らかに宣言できるのだが・・・。


洋08-139 ナルニア国物語 第2章カスピアン王子の角笛(2008年)
                          →ショートコメント
  
      <試写会・梅田ピカデリー>          2008年5月13日鑑賞
      (アメリカ映画)                   2008年5月16日記
   ・・・興行収入約850億円の大ヒットとなった「第1章」に続いて、遂に
    「第2章」が登場!
      ナルニア国の平和と繁栄を奪ったのは一体誰・・・?あのアスランは、
    今どこで何を・・・?
      第2章のキーマンとなるカスピアン王子が吹く角笛によって、再びナルニア
    国に戻ったペべンシー4兄妹が見たものは・・・?
       お子様連れには最適のファンタジー巨編だが、60歳間近の私には
    少し飽きてきた感も・・・?


洋08-140 幸せになるための27のドレス(2008年) 
      <東宝試写室>               2008年5月14日鑑賞
      (アメリカ映画)                2008年5月15日記
   ・・・27回も自前のドレスをあつらえて、花嫁付添い人を務めたヒロインの
    血液型は・・・?その性格は・・・?
      お人好しで、「NOと言えない」そんなヒロインが、はじめて本当の
    自分と向き合った時に見えてきたものとは・・・?
      ラブコメの方程式どおりコトが運ぶかどうか、しっかり監視しなくては・・・。


日08-141 ザ・マジックアワー(2008年)      
      <東宝試写室>                2008年5月14日鑑賞
      (日本映画)                   2008年5月16日記
   ・・・主人公は、「だます男」(妻夫木聡)と「だまされる男」(佐藤浩市)。
      「牛耳る男」(西田敏行)の愛人「惑わす女」(深津絵里)の浮気から
    始まる劇中劇(?)の面白さは最高!
      ミナト横浜ならぬ港町守加護(すかご)のメインストリートや、「港ホテル」、
    「赤い靴」などの雰囲気も楽しみたい。
      ストーリー形成のキーマンは、「伝説の殺し屋」デラ富樫だが、さて彼
    の正体は・・・?
      こんな映画を観れば、「ニッポン映画ここにあり!」と大威張りできる
    のだが・・・。


洋08-142 1978年、冬。(西幹道/The Western
                     Trunk Line)(2007年)
 
      <東宝東和試写室>                2008年5月15日鑑賞
      (日本、中国映画)                  2008年5月17日記 
      大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.7.5)掲載
   ・・・近時、中国映画には『王妃の紋章』(07年)や『レッドクリフ』(08年)
    などの大作が目立つが、久しぶりに中国映画らしい中国映画が登場!
      舞台は山西省の田舎町西幹道。時代は1978年冬。主人公は18歳
    と11歳の兄弟。そして2人に絡むのは、北京から引っ越してきた美しい少女。
      タイトルの意味をかみしめながら映画を鑑賞し、その後1978年という
    時代を勉強してもらいたい。そうすれば、説明不足気味(?)の李継賢
    (リー・チーシアン)の監督第2作の良さが、より理解できるはず・・・。
      この映画は日本人にも感動を与えるが、北京オリンピックに沸きかえる
    今の中国人が鑑賞し、30年間で「失われたもの」を感じとらなければならない
    のでは・・・?


日08-143 ゲキ×シネ メタルマクベス(2006年) 
      <試写会・梅田ブルク7>          2008年5月15日鑑賞
      (日本映画)                   2008年5月17日記
        →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.6.14)掲載
   ・・・「ゲキ×シネ」って何・・・?そんなことを言っているあなたは時代遅れ!
      わずか2500円でかぶりつきの舞台以上の臨場感を味わえるのがこれ。
      『メタルマクベス』って何・・・?そりゃ、このゲキ×シネを観なきゃ
    わかりっこない!
      ヘビメタバンドがシャウトする歌詞どおりに、国王暗殺のストーリーが
    進んでいくのは一体なぜ・・・?そして、シリアス+ヘビメタ+ギャグの
    三位一体の魅力とは・・・?
      奇想天外な発想と、芸達者な役者たちの熱演をタップリと味わった、
    あなたの満足感はきっと100%!


洋08-144 最高の人生の見つけ方(2007年) 
      <梅田ピカデリー>            2008年5月18日鑑賞
      (アメリカ映画)                2008年5月19日記
   ・・・2人合わせてアカデミー賞ノミネート16回、受賞4回というジャック・
    ニコルソンとモーガン・フリーマンの初共演は、「余命6カ月宣告」という
    テーマに共感したため・・・?
      同じテーマの『象の背中』(07年)を観て、「日米の異同について論ぜよ」
    という問題を出せば、司法試験受験生たちはどんな解答を・・・?
      面白いテーマの映画だが、「地獄の沙汰もカネ次第」ということわざの
    延長として、「最高の人生の見つけ方もカネ次第」という現実も直視する
    必要があるのでは・・・?


日08-145 ジャージの二人(2008年)     
      <東映試写室>            2008年5月19日鑑賞
      (日本映画)               2008年5月20日記
   ・・・08年の夏休みに向けて、『ダメジン』(06年)、『図鑑に載ってない虫』
    (07年)に続く「脱力系」が登場!
      「ワケあり父子」がボーっと過ごす北軽井沢の別荘ではジャージ姿が1番
    だが、それだけで映画になるの・・・?そんな心配はご無用!
      『ここに幸あり』(06年)を代表とするフランス流「ノンシャラン」と、日本流
    「脱力系」の面白さ比較にも、是非チャレンジを・・・。


日08-146 春よこい(2008年)     
      <東映試写室>            2008年5月20日鑑賞
      (日本映画)               2008年5月21日記
   ・・・工藤夕貴が17年ぶりの主演で臨む人間ドラマのテーマは家族愛!
    ある犯罪によって逃亡生活を送る夫は、今どこに・・・?それをじっと待つ
    妻の苦悩は・・・?
      「父ちゃん、今年もまた会えたね」との記事の予想外の反響とその
    波紋は・・・?記者魂と刑事魂がぶつかり合う中、この家族にはさて、
    どんな春が・・・?


洋08-147 水の中のつぼみ(2007年)→ショートコメント 
         <GAGA試写室>         2008年5月20日鑑賞
         (フランス映画)           2008年5月21日記
   ・・・思春期特有の少女の心理と生理は微妙で、団塊世代のオヤジ
    には到底理解不可能!
      そう思いつつ、フランスが絶賛した若手女流監督が描く、3人の少女
    のシンクロを通した「ひと夏の経験」を鑑賞したが・・・?
      原題、英題、邦題を対比しながら、少しでも彼女たちの生態が理解
    できれば立派なもの!


日08-148 たみおのしあわせ(2007年)   
      <角川映画試写室>           2008年5月23日鑑賞
      (日本映画)                 2008年5月24日記
   ・・・妻と死別した伸男(原田芳雄)の息子民男(オダギリジョー)は典型的な
    引きこもり型・・・?そんな息子に、なぜ瞳(麻生久美子)のようなベッピン
    が・・・?
      「結婚」をテーマとした映画は数多いが、主役3人のヒネリがよく効いて
    いるうえ、大竹しのぶ、小林薫、石田えりら個性派俳優のぶつかり合い
    はハラハラ、ドキドキの人間模様を増幅!
      今年の伸男の誕生日は盛りだくさん。しかして、その直後の大安吉日
    にはアッと驚くラストシーンの到来だが、その賛否は・・・?


洋08-149 近距離恋愛(MADE OF HONOR)(2008年) 
      <ソニー・ピクチャーズ試写室>      2008年5月23日鑑賞
      (アメリカ映画)                 2008年5月24日記
   ・・・遂にラブコメの世界にも「maid of honor」=花嫁付添い人(映画の
    原題は『MADE OF HONOR』)が登場!
    しかも、今回は男の花嫁付添い人というからビックリ!
      全く異質の「結婚観」を持つ、水と油のような男女になぜ深い友情が・・・?
      他方、理想的な大富豪との結婚を決めた女が、そんな男を花嫁付添い人
    に指名したのは一体ナゼ・・・?
      意外に純情だった(?)元プレイボーイが、今チャレンジする一発逆転
    のシナリオは・・・?そして、意外な結末についてのあなたの賛否は・・・?


洋08-150 P2(2007年)           
      <ユウラク座>             2008年5月24日鑑賞
      (アメリカ映画)             2008年5月26日記
   ・・・この監禁モノは、エッチ系?それともホラー系?いやいや、これは対決型!
      軟弱な「ファック野郎」と腕力で対決する、美しくかつ力強いヒロインに敬服
     だが、知力不足(?)と過剰防衛はいかがなもの・・・?
       ニューヨークのオフィスビルでも、クリスマスイブの夜はヤバイ!すると
     日本でも、G.W.やお盆中の出勤は気をつけないと・・・。


日08-151 カメレオン(2008年)      
      <東映試写室>             2008年5月26日鑑賞
      (日本映画)                2008年5月27日記
   ・・・『DEATH NOTE』でキラと夜神月の二面性を見事に演じ分けた
    藤原竜也が、今度は変幻自在に変化する「カメレオン」に挑戦!
      イケメン詐欺師グループが目撃した拉致事件は、ヤクザ絡み?
    それとも政治絡み・・・?
      国会の証人喚問は茶番劇となることが多いが、さてこの映画では・・・?


洋08-152 闘茶~Tea Fight~(2008年) 
      <GAGA試写室>             2008年5月29日鑑賞
      (日本、台湾映画)              2008年6月2日記
   ・・・インパクトのあるタイトルだが、雄黒金茶と雌黒金茶をめぐる物語は
    かなりマンガ的・・・?それは、冒頭6分間のアニメ映像による問題提起の
    せい・・・?
      台北を舞台とした、イケメンと美女を交えた黒金茶争奪戦の決着は
    「闘茶で!」となるのだが、さてその闘い方は・・・?


日08-153 百万円と苦虫女(2008年)    
      <GAGA試写室>             2008年5月29日鑑賞
      (日本映画)                  2008年5月31日記
      →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.7.19)掲載
   ・・・天下の美女蒼井優が、果敢に「苦虫女」に挑戦!「目で語る」だけでなく、
    「背中で語る」そのやるせない演技に注目だ!
      「百万円貯まったら出て行きます!」宣言から生まれる3つの物語は
    危なっかしいが、貴重な社会勉強と考えればオーケー・・・?
      この映画から「苦虫女の自立」を学べば、軽々しく「自分を探す旅」などと
     言えなくなるはず・・・。


洋08-154 インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国(2008年)
                                     
 
      <試写会・TOHOシネマズ梅田>     2008年5月29日鑑賞
      (アメリカ映画)                 2008年5月31日記
   ・・・インディ・ジョーンズが19年ぶりに復活!4作目のお宝は、クリスタル・
    スカル(水晶のドクロ)だが、その価値は・・・?効用は・・・?
      ケイト・ブランシェットがソ連の工作員として登場するが、1957年当時の
    「東西冷戦」構造って、今ドキの若者にわかる・・・?
      また、3作合計約12億ドルの興行収入をあげたドル箱シリーズの爆発力は、
    アメリカの国力が低下した今でもなお健在・・・?


日08-155 山のあなた 徳市の恋(2008年) 
      <TOHOシネマズなんば>        2008年6月1日鑑賞
      (日本映画)                  2008年6月4日記
   ・・・石井克人監督は、「リメイク」ではなくなぜ70年前の映画の「カバー」
    にこだわったの・・・?この映画を楽しむには、その勉強が不可欠!
      小津安二郎と同い年の清水宏監督とは・・・?『按摩と女』(38年)が
    目指したものは・・・?それを草彅クンやマイコと一緒に考えながら鑑賞
    すれば、いろいろと面白いものが見えてくるのでは・・・。


日08-156 火垂るの墓(2008年)    
      <松竹試写室>             2008年6月2日鑑賞
      (日本映画)                2008年6月5日記
   ・・・8・15には「戦争映画」を観て、「あの戦争」を考えたいが、今年はそれを
    この映画で!
     舞台は神戸。14歳の清太と4歳の節子が最後に暮らす横穴式防空壕が
    あるのは、西宮のニテコ池。そこに作った火垂るの墓に象徴される2人の
    悲劇の原因は食糧難。
     飽食の時代に生きる私たちは、この映画によって戦争の反対とともに、
    飽食の反省も!


日08-157 花はどこへいった(Agent Orange
             -a personal requiem-)(2007年)
 
      <松竹試写室>              2008年6月2日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月4日記
   ・・・タイトルを観ただけで、何の映画かわかるあなたは偉い!07年夏の
    『ひめゆり』(06年)、『ヒロシマナガサキ』(07年)、『TOKKO─特攻─』
    (07年)に続く、08年夏のドキュメンタリー必見作がこれ!
      ベトナム戦争+枯葉剤=「昔の話」かもしれないが、ダイオキシン+
    沿岸魚の深刻な汚染=「日本」は今の話。
      「観たい映画」と「観るべき映画」を峻別し、賢い選択を・・・。


日08-158 きみの友だち(2008年) 
      <東映試写室>              2008年6月3日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月4日記
   ・・・重松清は「痛みと喪失、再生と希望」を描き続ける人気作家。
    松葉杖の少女を主人公とした、中・高校生向き「ともだち論」のテーマもこれ!
      団塊世代には大人向け「ともだち論」のフランス映画『ぼくの大切な
    ともだち』(06年)がピッタリだが、思春期の諸君や青春真っ只中のあなた
    には、この映画による「ともだちチェック」がピッタリ・・・?
      なお、「ともだち論」の大切な小道具である「もこもこ雲」に注目!


洋08-159 幻影師 アイゼンハイム(2006年) 
      <敷島シネポップ>              2008年6月8日鑑賞
      (アメリカ、チェコ映画)             2008年6月10日記
   ・・・19世紀末のウィーンを舞台に展開されるイリュージョン映画の大テーマ
    は、「幻影の中に事実がある」!
      原作にはない、『うたかたの恋』(69年)で有名なレオポルド皇太子や、
    美しい公爵令嬢が登場する恋物語(三角関係?)も、サスペンス含みで
    興味津々。
      俺は絶対に騙されない!そんな自信を持つあなたは、最後の最後の
    結末にアッと驚き、自らの敗北を悟るだろう・・・。


日08-160 築地魚河岸三代目(2008年)     
      <梅田ピカデリー>            2008年6月8日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月10日記
   ・・・35歳にして、エリートサラリーマンから「築地の男」に転身!そんな見事な
    決断は旬太郎ならでは!
      日本人はこの手の人情モノが大好き!したがって、寅さん、ハマちゃんに
    続いて旬ちゃんが『築地魚河岸三代目』シリーズの顔となれる可能性は大だが、
    第1作の出来が勝負!
      内憂(豊洲新市場への移転問題)、外患(魚介類の食糧自給率の低下)
    を抱えた今のニッポン、つい先日社長に就任した島耕作を見習って、旬太郎
    も「三代目」として築地のために頑張ろう!


日08-161 memo(2008年)          
      <宣伝用DVD鑑賞>           2008年6月8日鑑賞
      (日本映画)                  2008年6月13日記
   ・・・メモをとらなければ「発作」が治まらない。それが「強迫性障害」という
    精神障害。
      そんな障害の実態を映画にぶつけ、観客に示したのは、自身が
    「メモ障害」をもつ佐藤二朗監督。
      映画に共感できるかどうかのポイントは、そんな「強迫性障害」に
    対して、あなたが理解と共感を覚えられるかどうかだが・・・?


洋08-162 テネイシャスD 運命のピックをさがせ!(2006年) 
      <GAGA試写室>           2008年6月9日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年6月11日記
   ・・・「テネイシャスD」とは、地上最高のロックバンド名。どの喉からこんな美声
    が?どの指からこんな美しいギター演奏が?
      誰もがそう思う、メタボな2人の中年男が、「指輪」ならぬ「運命のピック」
    を探す旅はおバカ、おバカのオンパレード。そんなギャグ映画がなぜR-15
    指定に・・・?
      音楽好きのあなたなら、その下ネタ満載の歌詞を含めて、十分楽しめる
    はず。


日08-163 蛇にピアス(2008年)           
      <GAGA試写室>           2008年6月9日鑑賞
      (日本映画)                2008年6月10日記
   ・・・その奇妙なタイトルと、スプリットタン、刺青、SMというキーワードで
    日本人の度肝を抜いた芥川賞作品が遂に映画化!
      金髪+キャミソールドレス姿で授賞式に現れた金原ひとみが監督に
    指名し、それを受けたのは何と世界の蜷川幸雄!
      さて、72歳の彼はいかに世代差を克服し、『花蛇』ならぬ『蛇ピア』
    の世界を・・・?
      また、『花蛇』の杉本彩には及ばずとも、蜷川幸雄の新たなミューズ
    とされた吉高由里子が、いかなる体当たり演技で金原ワールドへ・・・?


洋08-164 庭から昇ったロケット雲(2007年) 
      <角川映画試写室>           2008年6月10日鑑賞
      (アメリカ映画)               2008年6月11日記
   ・・・1人のファーマーが庭からロケットを打ち上げ。そんな時代を先取りした
    映画が遂に登場!まさに、21世紀は新たな宇宙イヤーの始まりだ。
      岡村孝子の「夢」?クラーク博士の「大志」?それとも、松坂大輔の
    「目標」?その異同をしっかりと!
      ロケット打ち上げの成否は・・・?そんな結果論よりも大切なのは、家族
    の絆。それをお忘れなく。


洋08-165 ワン・ミス・コール(2008年)    
      <角川映画試写室>           2008年6月11日鑑賞
      (アメリカ映画)                2008年6月12日記
   ・・・秋元康原作の『着信アリ』が遂にハリウッドで!日米比較のポイントは、
    女優の年齢とビジュアル面。さて、あなたのお好みは・・・?
      また、ITの象徴たるケータイと、西欧中世流(?)の怨霊とのマッチング
    は・・・?そして、ハリウッド版の恐怖度は・・・?
      原作のネタはまだまだ「使い回し」ができそう。すると、ハリウッド版
    「パート2」も射程距離・・・?


洋08-166 ホット・ファズー俺たちスーパーポリスメン!ー(2007年)
                                    
 
      <GAGA試写室>           2008年6月11日鑑賞
      (イギリス映画)               2008年6月12日記
   ・・・紳士の国イギリスでもこんなおバカ映画が大ヒット!超エリート警官は
    目障り、とばかりにイギリス一安全な村に左遷!ところが、その村の正体
    は・・・?そこで巻き起こす大事件は・・・?
      日本での上映が実現できたのは、熱い署名活動とギャガの決断力!
      注目は、終盤30分のド派手でおバカな銃撃戦。さあ、村の大改革
    は・・・?


日08-167 凍える鏡(2007年)      
      <宣伝用DVD鑑賞>           2008年6月11日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月16日記
   ・・・孤独で心を病んだ若者による凶悪な犯罪が増加するニッポン国改善
    の処方箋は・・・?
      この映画はその提示はないが、ひと組の母娘と1人の若者を通して、
    冷酷な「凍える鏡」を私たちの前に問題提起!さて、ここで描かれる
    「凍える鏡」とは・・・?
      母親からの「無償の愛」など、現代人には夢のまた夢・・・?


洋08-168 白い馬(1953年)/赤い風船(1956年) 
      <東映試写室>           2008年6月12日鑑賞
      (フランス映画)            2008年6月13日記
    →
大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.7.26)掲載
   ・・・1950年代、日本には「映画監督」黒澤明がいたが、フランスには
    「映画詩人」アルベール・ラモリスがいた。
      50年代の2つの短編には夢がいっぱい、愛がいっぱい!
      映画とは、それを観た観客を感動させる芸術。そのためには、
    シンプル・イズ・ベスト!きっと、あなたもそんなことを考え、映画への感動
    でいっぱいになるはず・・・。


洋08-169 レッドライン(2007年)→ショートコメント 
      <GAGA試写室>           2008年6月13日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年6月14日記
   ・・・カーレースを描いた映画は多いが、美女レーサーの登場がこの映画の
    ミソ!また、ホンモノの超高級車を実際に走らせ、クラッシュさせたのが
    この映画の売り!
      レースの実況中継だけではない、恋とサスペンス、そして人間の欲が
    絡まった映画をスカッと楽しもう。しかしくれぐれも、公道でのカーレース
    と運転中のケータイだけは真似しないように!


洋08-170 セックス・アンド・ザ・シティ(2008年)  
      <試写会・リサイタルホール>    2008年6月13日鑑賞
      (アメリカ映画)              2008年6月14日記
   ・・・アメリカで人気のTVドラマが遂に映画化!2つのL(LABEL+LOVE)
    も大切だが、S(SEX)の大切さはそれ以上・・・?
      4人のニューヨーカーたちの本音の議論と、本音の生き方から学ぶこと
    は多いはず。もっとも、これを映画の世界と割り切るのか、それともホント
    にこんな生き方を目指すのかは、あなた自身の選択の問題だが・・・。


日08-171 神様のパズル(2008年)    
      <梅田ブルク7>          2008年6月14日鑑賞
      (日本映画)              2008年6月16日記
   ・・・角川春樹プロデューサーの獄中企画が、鬼才三池崇史監督とのタッグ
    によって実現!
     「神様のパズル」とは、アインシュタインが称した宇宙創生の謎のこと。
    人間は宇宙をつくることができるの?そんな問いかけに天才少女サラカが
    興味を示したのは一体ナゼ・・・?また、落ちこぼれロッカーの言葉が、
    彼女のひらめきとなったのはナゼ・・・?そして、ホントに宇宙をつくりはじめ
    た時、一体この世はどうなるの・・・?
     そんな壮大な宇宙パニックムービーの後に訪れる、ある結末とは・・・?
     こりゃ意外と面白い!『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』(07年)に続く、
    三池崇史監督作品の中ではお薦め!


洋08-172 カンフーパンダ(2008年) 
      <角川映画試写室>          2008年6月17日鑑賞
      (アメリカ映画)               2008年6月24日記
   ・・・カンフー映画花盛りの中、遂にハリウッドがカンフーの世界に殴り込み!
      いかにして、太っちょパンダが「龍の戦士」に変身するの?またいかに
    して、悪の戦士タイ・ランの「豹拳」と闘うの?
      この映画のテーマは「信じること」。こんな映画を観れば、しばらくの
    間は嫌なことが多い現実を忘れることができることはたしかだが・・・。


洋08-173 カンフーダンク!(大灌籃/Kung Fu Dunk)(2008年)
                                     
 
      <試写会・梅田ブルク7>        2008年6月17日鑑賞
      (台湾、香港、中国合作映画)       2008年6月23日記
   ・・・カンフーとバスケの融合。そこから重力を無視した驚異的なダンク
    シュートが可能に!
      中華風エンタテインメントの世界は何でもあり。
      こんな映画は、『ミラクル7号』(08年)の周星馳(チャウ・シンチー)
    とのダブル・チョウ対決にこだわらず、また「そんなバカな!」と考えず、
    頭をカラッポにして楽しまなくちゃ。
      もっとも、映画のラストは北京オリンピックに臨む「星野ジャパン」への
    貴重な教訓を含んでいるから、選抜された選手は必見!


日08-174 ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008年) 
      <松竹試写室>             2008年6月18日鑑賞
      (日本映画)                2008年6月21日記
   ・・・G8洞爺湖サミットに向けて、とんでもない映画が出現!
      ホスト役が福田康夫首相ではなく、伊部三蔵首相なのはなぜ・・・?
    他方、大泉純三郎元首相も大胆発言をしながら登場するので、要注目!
      G8各国の国民気質がよくわかるから、お国柄の勉強にも最適!
      しかして、地球を救う「タケ魔人」とは・・・?


日08-175 ラストゲーム 最後の早慶戦(2008年) 
      <GAGA試写室>             2008年6月19日鑑賞
      (日本映画)                  2008年6月21日記
   ・・・七高VS五高の「百周年記念試合」を描いた『北辰斜にさすところ』
    (07年)によって、「伝えたい志がある、残したい想いがある」との
    熱い心を受け止めた神山征二郎監督が、続く『ラストゲーム 最後の早慶戦』
    で伝えようとしたものは・・・?
      それは、学徒出陣前の1943年10月16日の試合で「永遠の一瞬」
    を生きた若者たちの熱き想い!
      面白味が少ないのは「史実に則した映画」特有だが、逆に動かすこと
    のできない史実から、今あなたに伝わってくる感動とは・・・?


日08-176 同窓会(2008年)     
      <GAGA試写室>             2008年6月19日鑑賞
      (日本映画)                  2008年6月21日記
   →大阪日日新聞「弁護士坂和章平のLAW DE SHOW」(08.8.16)掲載
   ・・・平凡なタイトルからは、懐かしく心温まる平凡な物語を予想するが、
    何の何の、この映画のテーマは「勘違い」。
     せっかく離婚したのに、妻の余命は3カ月だった!それなら離婚する必要
    はなかったのに・・・?
      30代半ばの主人公たちの現在と高校時代を錯綜させながらテンポよく
    展開していく物語は小気味いいが、才人サタケミキオの脚本にはあちこち
    に「騙し」の伏線が・・・?
      「勘違いは、人生最高の悲劇であり喜劇である」ことを教えてくれる名作
    に拍手!


洋08-177 後悔なんてしない(No Regret)(2006年) 
      <宣伝用ビデオ鑑賞>           2008年6月22日鑑賞
      (韓国映画)                  2008年6月23日記
   ・・・真正面からゲイを描いた韓国映画の登場は、ゲイを公表した
    イ=ソン・ヒイル監督なればこそ!
      2人のイケメンが描くゲイの世界は私には無縁だが、フランスでもアメリカ
    でも同性婚が現実のテーマとなっている今、社会的にも法的にも切実
    なテーマ。
       主人公の先輩のゲイと後輩のゲイ2人を含めて、ゲイの生態とその
    生きザマをきっちり勉強しなければ・・・。
       6月21日公開の超大作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
    (08年)が大反響を呼んでいるが、「これぞインディペンデント映画!」という
    こんな小さな作品にも注目を!


洋08-178 雲南の花嫁(花腰新娘)(2005年)   
      <GAGA試写室>             2008年6月26日鑑賞
      (中国映画)                  2008年6月30日記
   ・・・「雲南3部作」の第2作のポイントは、イ族、帰家そして龍舞隊!
      また検討の視点は、ズブの素人であった李敏(リー・ミン)から、ポスト
   “チャン・ツィイー”の呼び声が高い張静初(チャン・チンチュー)への
   ヒロインの変更だが、その功罪は・・・?
      ワタシ的には、コメディタッチで演技・演出過剰気味の第2作より、
    ほのぼのとした静かな第1作の方がお好みだが、さてあなたは・・・?


洋08-179 アイアンマン(2008年)    
      <試写会・TOHOシネマズ梅田>      2008年6月26日鑑賞
      (アメリカ映画)                  2008年6月30日記
   ・・・週末3日間で1億ドル突破!さすがアイアンマン。スパイダーマンといい
    勝負をしているらしい・・・。
      「マーベル・コミックもの」ながら、ヒーローの人間としての悩みが
    観客の前に赤裸々に!また、ビル・ゲイツ発言と同様の、若きオーナー
    社長のビックリ発言から生まれる、「会社は誰のものか?」というテーマ
    は現代的!
      こりゃ意外と面白い!この手の映画に食傷気味の私でもそう思った
    が・・・。


日08-180 落語娘(2007年)      
      <GAGA試写室>            2008年6月27日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月30日記
   ・・・落語モノは面白い。劇中劇モノは面白い。さて、『落語娘』はそんな
    「2つの伝統」を無事キープ・・・?それがポイントだ。
      見モノは津川雅彦師匠演ずる『緋扇長屋』の一席だが、師匠の指導
    よろしき(?)を得て、ミムラも女前座として大ハッスル!2つの伝統は無事
    クリアできたのでは・・・?
      すると、『落語娘』は『この胸いっぱいの愛を』(05年)に続く、ミムラの
    2本目の代表作に・・・?


日08-181 ゲキ×シネ 髑髏城の七人~アカドクロ(2004年)
                                   
 
      <梅田ブルク7>             2008年6月28日鑑賞
      (日本映画)                 2008年6月30日記
   ・・・いのうえ歌舞伎として有名な『髑髏城の七人』を、今はじめてゲキ×シネで
    満喫!映像が最高!音響が最高!そしてストーリーも最高!しかして、
    アッと驚く結末とは・・・?充実した160分になること確実だ。
      こりゃ今後も、いのうえ歌舞伎とゲキ×シネに注目していかなければ!


洋08-182 マーキュリーマン(2006年)   
      <ユウラク座>              2008年6月28日鑑賞
      (タイ映画)                 2008年6月30日記
   ・・・ハリウッドに「スパイダーマン」「バットマン」「アイアンマン」がいれば、
    タイには「マーキュリーマン」が!
      同じヒーローものでも、「太陽の護符」「月の護符」伝説を基にした仏教的
    な(?)ストーリーづくりは、テイストが大違い!
      さらに、この映画の特徴は、3人の美女の登場!
      美女たちによるムエタイ対決を前座とし、ラストの炎と氷のクライマックス
    対決をタップリと楽しもう。