弁護士 坂和章平による
   「独断」と「偏見」にもとづく

                映 画 評 論
                          (2005年1月10日〜鑑賞分)
                         更新日 2013(平成25)年1月22日
 〔目 次〕
               注) タイトルの後ろの(年)の表示は映画の製作です。

洋05−1 爆裂都市(2004年)            
       <ユウラク座>              2005年1月10日鑑賞
        (中国・香港映画)           2005年1月11日記
     ・・・日本ではマイナーな映画だが、タイトルからわかるように『インファ
      ナル・アフェア』と同じような男同士の対決をテーマとした面白いスト
      ーリーの映画。
       注目すべきは準主役級で登場している日本人女優のしらたひさこ
      の好演!マスコミの流すニュースばかりではなく、自分の目や耳で
      情報を集めてこのような楽しい映画を観てみたいものだ。私的には、
      かなりのお薦め作ですよ・・・。

洋05−2 キャットウーマン(2004年)          
       <ホクテンザ2>            2005年1月10日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年1月11日記
     ・・・ブラックレザーのキャットスーツに身を包んだ、ものすごいナイスバディ
      のハル・ベリーがこの映画の何よりの売りモノ!特別、面白いストーリー
      があるわけでもなく、ハル・ベリーの「肉体美」とキャット的アクションの妙
      を楽しめばいいだけの映画だろうと思っていたら、案の定・・・。コミックも
      のはもういいや・・・?


洋05−3 香港国際警察(2004年)         
       <東宝東和試写室>           2005年1月13日鑑賞
        (香港・中国合作映画)         2005年1月14日記
     ・・・50歳になったジャッキー・チェンの香港完全復帰第1作はやっぱり
       これ!ハリウッドスターと共演せずとも、この映画のような香港の若手
       イケメンスターや香港美女がいれば十分!ゲーム感覚で銀行強盗を
       働く若者グループが「御曹司」ばかりというのも今風だが、ちょっと痛々
       しい面も・・・。


洋05−4 マシニスト(2004年)           
       <東映試写室>              2005年1月13日鑑賞
        (スペイン・アメリカ合作映画)     2005年1月14日記
     ・・・この映画は1年間、365日眠っていない男が主人公。そんなアホな!
       と思うものの、現実に体重を30Kgもダイエットしてこの映画に登場し
       た俳優クリスチャン・ベイルの薄気味悪い肉体(?)を見ていると、そ
       の恐さがひしひしと・・・。何が現実で何が夢なのか、何が本当で何が
       嘘なのか、ホントにそれがわからなくなったら、そりゃコワイ・・・。


洋05−5 CEO(最高経営責任者)(2002年)      
       <シネ・ヌーヴォ>             2005年1月16日鑑賞
        (中国映画)                2005年1月17日記
     ・・・私がはじめて「ハイアール」を知ったのは、約2年前のテレビニュース。
       不良品を工場長自らハンマーで叩き壊して社員の意識革命を促す姿は
      感動的だった。そのハイアールの「白物家電」が世界市場に占めるブラ
      ンド別シェアは今や世界第1位。三洋電機との合弁も2002年だ。戦後
      60年を迎え日中関係が少しずつ「微妙」となってきている今、「元気だっ
      た日本」を思い出すためにも、こんなすごい映画を観て勉強してもらいた
      いものだ。そして、トヨタ・ホンダ・ソニー・パナソニック等の世界的ブラン
      ドを生んだのは我々日本人なんだと、今一度自信を持って立ち上がる
      必要があるのでは・・・?


日05−6 北の零年(2005年)              
       <ホクテンザ1>             2005年1月16日鑑賞
        (日本映画)               2005年1月17日記
     ・・・行定勲監督がメガホンをとり、製作費15億円をかけた吉永小百合出
      演111本目の超大作!時代設定も面白くテーマも壮大なもので、女性
      の強さ・たくましさを吉永小百合が大熱演!戦後60年の節目となる今
      年、60歳の還暦を迎えた吉永小百合の体あたり演技は見モノだ!
       しかしその反面、男たちは・・・?渡辺謙をはじめ、ちょっとだらしなさ
      すぎるのでは・・・?
       さらに行定勲監督は、昨年大ヒットさせた『セカチュウ』では若手俳優
      をうまく使ったが、このオールスターキャストには少し遠慮気味・・・?
      この映画はあまりにオーソドックスすぎるのでは・・・?


日05−7 ローレライ(2005年)              
       <東宝試写室>            2005年1月25日鑑賞
        (日本映画)              2005年1月27日記
   産経新聞大阪府下版(平成17年2月18日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
   
愛媛新聞(平成17年3月6日)「道標」掲載
     ・・・遂に『ローレライ』を観た!時は1945年8月。広島・長崎に続く3発
      目の原爆は・・・?右往左往する上層部をよそに、「ローレライシステム」
      を積んだ日本帝国海軍の潜水艦、伊507は、祖国を守るために敢然と
      立ち上がった。CG嫌いの私だが、こんな戦争映画(?)は別。スクリーン
      いっぱいに広がる伊507とアメリカ海軍太平洋艦隊との死闘に興奮!
      そして戦後60年の節目となる2005年初頭にふさわしい力作に感動!
      途中思わず涙ポロリのシーンも・・・。
       公開は3月5日。多くの人たちがこの映画を観て、日本国中が興奮と
      感動に包まれることを期待したい。


洋05−8 ドッジボール(2004年)             
       <東宝試写室>               2005年1月26日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年1月27日記
     ・・・小学生の頃にやった日本式ドッジボールに比べると、かなり野蛮な
      (?)アメリカン・ドッジボールをテーマとした、楽しいスポーツ・エンター
      テインメント映画。善玉と悪玉のフィットネスジムの経営者同士の対決と
      いう図式が面白い。紅一点の弁護士も当初は頭脳で勝負だったが、
      途中からはチームの一員となって「体力勝負」に切り換え。肥満対策
      に不可欠なフィットネスジムの奪い合いとドッジボールの勝負の行方
      は・・・?


洋05−9 COLLATERAL(2004年)            
       <ホクテンザ2>           2005年1月29日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年1月31日記
     ・・・主人公は、高級スーツに身を包んだ紳士ながら、その実は冷酷な殺し
      屋のヴィンセント。トム・クルーズ扮するこの殺し屋と対峙するのは、
      偶然ヴィンセントを客として乗せたために殺しの「仕事」に巻き込まれて
      いくタクシー運転手。しかし、その最後の標的が明らかとなった時、遂に
      2人は・・・?『ラスト・サムライ』(03年)に続くトム・クルーズの主演作
      で、その狙いはわかるものの、ちょっと単調すぎるのでは・・・?


洋05−10 マルセイユ・ヴァイス(2003年)       
       <ユウラク座>              2005年1月29日鑑賞
        (フランス映画)              2005年2月1日記
     ・・・フランスのマルセイユを舞台とした全く個性の異なる2人の刑事による
        痛快アクション。「ヴァイス」=「悪徳」がこの映画のミソ!
        難しいことは考えず、ただその活劇を楽しめばいいのだが・・・?


日05−11 パッチギ!(2004年)            
       <心斎橋パラダイススクエア>     2005年1月30日鑑賞
        (日本映画)                2005年2月1日記
     ・・・主人公たちは京都の朝鮮人学校の高校生。時は1968年。私が
      19歳、大学2回生の時代だ。流れる音楽は、あのザ・フォーク・
      クルセダーズの名曲「イムジン河」。語られるセリフも今では「死語」と
      なったなつかしい言葉がいっぱい!話題作となった『血と骨』(04年)
      とは全く違う視点から、朝鮮人問題を楽しくも切なく(?)考えさせそして
      ホロリとさせる井筒和幸監督特有の切り口は新鮮!こんな映画、私は
      大スキ!


洋05−12 オーシャンズ12(OCEAN’S TWELVE)(2004年)
       <梅田ピカデリー>           2005年1月31日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年2月1日記
     ・・・『オーシャンズ11』に続く『オーシャンズ12』は、オールスター映画。
       今回は美人女優のキャサリン・ゼタ=ジョーンズまで加わり、
      あの手この手の「騙し合い」が展開される。これほど華やか(?)で
      デカイ規模の詐欺・窃盗ともなれば単純に楽しめばいいのかもしれ
      ない(?)が、「オレオレ詐欺」はやりの昨今、教育上よろしくない
      のでは・・・?それはともかく、作品としても私の勝手な予想どおり、
      もうひとつ・・・?


洋05−13 世界で一番パパが好き!(2004年)      
     <試写会・リサイタルホール>       2005年2月1日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年2月2日記
     ・・・娘の誕生と引き換えになった最愛の妻の死・・・。音楽業界の宣伝
      マンとして自信満々の仕事をこなしていた主人公はそんな現実をどう
      受け入れたらいいのだろうか・・・?
       シングルパパの奮闘記とその人間的成長を7歳になった娘との物語
      を通して描く、心暖まる好作品。
       これが俺だったら、サテどうしていることだろう・・・?


日05−14 ビートキッズ(BEAT KIDS)(2005年)  
     <試写会・IMPホール>      2005年2月4日鑑賞
        (日本映画)           2005年2月7日記
     ・・・大ヒットした矢口史靖監督の『スウィングガールズ』(04年)の
      向こうを張るかのように、塩屋俊監督が大阪発の高校生バンドを
      大爆発させた!
       舞台は岸和田。だんじり祭りのエネルギーとリズムが、音楽だけでは
      なく人間模様にも波及し、面白い人物像が浮き彫りに・・・。
       演技の素人を主役に抜擢したのは大バクチだが、その是非論なんかは
      どうでもええ!
       完成披露試写会のライブで聴いた、この映画の主題曲『喜怒哀楽』は
      ええゾ!


洋05−15 Ray/レイ(2004年)           
       <OS劇場>              2005年2月5日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年2月7日記
     ・・・あの盲目の黒人歌手レイ・チャールズが2004年6月10日、73歳で
      亡くなった。まさに「魂の叫び」と表現すべき、レイ・チャールズの『愛さ
     ずにはいられない』を聴いたのは1962年で、私が中学生の時。
      この映画を観れば、彼の一生は女性問題、ヤク問題、所属会社問題等々
     波乱に満ちたものだったことがよくわかる。しかし好きな音楽を好きな
     だけやり、ものすごいエネルギーで走り続け、最後には12人の子供と
     21人の孫、5人の曾孫に恵まれたその人生はまさに最高!感動モノだ!


洋05−16 アレキサンダー(2004年)   
       <梅田ピカデリー>         2005年2月6日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年2月7日記
     ・・・子供の時「英雄伝」で読んだアレキサンダー大王の物語は雄大で
      ロマンあふれるもの。しかし、きちんとその歴史を勉強しなければ、こ
      の物語は容易に理解できないはず。ギリシャの神々の時代の伝説を
      ふまえ、BC350年という時代の意味をまず考えてみよう。そしてロク
      な地図もない時代にギリシャ・ペルシャ・インドから東の海までの統一
      帝国と東西の民族融合を夢みたアレキサンダーの天才ぶりを学習しよ
      う。ストーリー展開は少し平凡だが、製作費200億円をかけたスペク
      タクル場面の迫力は満点。昨年の『トロイ(TROY)』に続くハリウッド
      の歴史大作を大いに楽しもう!

日05−17 あずみ2 Death or Love(2005年)   
       <東宝試写室>            2005年2月7日鑑賞
        (日本映画)              2005年2月9日記
     ・・・見逃していた『あずみ』のパートUが完成した。
       こりゃ何としても観なければ・・・!その動機の9割以上は上戸彩を
      観たいというスケベ親父的視点・・・?しかしその結果は大満足!
       原作コミックが大人気というのもうなずけるが、私としては大きく
      成長した上戸彩に大注目!今年はNHK大河ドラマ『義経』でも
      面白い役を演じているが、10年後には今の宮沢りえのような
      演技派大女優に成長していてほしいものだ!

洋05−18 サイドウェイ(SIDEWAYS)(2004年)  
       <試写会・リサイタルホール>     2005年2月8日鑑賞
        (アメリカ映画)              2005年2月9日記
     ・・・今どきのハリウッド映画には珍しく地味な作品ながら、アカデミー賞
       4部門にノミネート。中途半端な男の2人連れに、これもまた中途半
       端な女が2人。しかし考えてみれば、人間なんてみんな中途半端な
       もの。そんな人間だって幸せになれることをじっくりと教えてくれる好
       作品がコレ!ワイン講釈を聞くのはちとしんどいが、試写会でワイン
       を試飲できたのは最高!


洋05−19 スパイ・バウンド(2004年)           
       <梅田ピカデリー>        2005年2月10日鑑賞
        (フランス映画)          2005年2月12日記
     ・・・『007』シリーズは別として、本格的スパイ映画は面白いけれども
      難しいものが多い。1985年に現実に起こった「虹の戦士号」爆破事件
      をネタに、モニカ・ベルッチがアメリカのCIAに相当するDGSE(フランス
      対外治安総局)の女スパイに扮したこの映画は、ストーリーよりもスパイ
      の人間性に焦点を当てたもの。共演のヴァンサン・カッセルとは1999年
      に結婚し、2004年9月に第一子をもうけたばかりだから、息はピッタリだ
      が・・・?

洋05−20 モーター・サイクル・ダイアリーズ(2004年)  
       <ホクテンザ2>          2005年2月11日鑑賞
    (イギリス・アメリカ合作映画)      2005年2月12日記
     ・・・チェ・ゲバラといえばキューバ革命。大学時代多くの学生のあこがれ
       だった人物だ。そんなゲバラは23歳の時、革命とは無縁の医学生。
       その時代、彼は革命家である前に単に何かを求めて旅する若者
       だった。この映画の原作は、彼の青年時代の日記だが、彼の純粋さと
       鋭い感性、そして何よりも差別への憤りと人を愛する楽しい才能が
       印象的。「2005朝日ベストテン映画祭」5位入賞もダテではないことが
       よくわかる。
       怒ることや感動することの少ない今のニッポンの若者に是非観て
       もらい、自己と他者との関係すなわち自己の社会的あり方を考える
       きっかけにしてもらいたいものだ。

洋05−21 オペラ座の怪人(2004年)          
       <三番街シネマ>         2005年2月12日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年2月14日記
     ・・・舞台の「ミュージカル」でしか知らなかった『オペラ座の怪人』が
      劇場映画版に。新聞紙上での評判は耳にしていたものの、
      あのミュージカルは超えられないだろうと思っていたが・・・?
       映画を観てこの予測が大まちがいであったことを思い知らされた。
      感動的な歌声と圧倒的な場面の迫力にビックリ!
       2時間23分の間、ずっと感動、感動また感動の連続!
       歌好きそしてミュージカル好きの私としては、今年のトップに
      挙げたい作品。
       高一の時に7回も観た『サウンド・オブ・ミュージック』(65年)以来の
      大感激!

洋05−22 きみに読む物語(2004年)         
       <道頓堀角座>          2005年2月13日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年2月14日記
     ・・・全米450万部のベストセラー純愛小説を映画化したこの作品は、
      韓流純愛ドラマとはひと味違うスタイルで、胸にジーンとくる感動作!
       このタイトルの意味をじっくりとかみしめながら観てもらいたいものだ。
       また「少子高齢化」が不可避的に進み、「痴呆症」が差別的用語として
      「認知症」の呼び名に改められた日本では、その面でもタイムリーな
      映画・・・?
       それにしても、この主人公ノアのように、青春時代からずっと1人の
      女性を一生愛し続けることができる男性は、一体どれくらいいるの
      だろうか・・・?

洋05−23 風雲!格闘王(2003年)   
       <ユウラク座>            2005年2月14日鑑賞
        (香港映画)             2005年2月15日記
     ・・・「天下武道大会」をテーマとし、少林寺をルーツとする女格闘家を
      主人公にしたカンフー活劇!
       コメディタッチの恋物語を含め、とにかく理屈抜きで楽しもう。

洋05−24 愛の神、エロス(2004年)   
       <東宝東和試写室>
   (フランス・イタリア・ルクセンブルク・アメリカ・中国映画)
                            2005年2月15日鑑賞
                            2005年2月16日記
     ・・・カンヌ映画祭を制した中国・アメリカ・イタリアの3人の監督の視点に
      よる純愛、悪戯、誘惑をテーマとした3つの別々の物語に共通するも
      のは「愛の神、エロス」。監督名とタイトルそして中国の名女優鞏俐
      (コン・リー)の名前を見ただけで、「これは絶対!」と思うもので、20
      04年のベネチア映画祭の話題をさらった映画。王家衛(ウォン・
      カーウァイ)作品には珍しく(?)わかりやすい絶品だが、他の2人の
      作品は哲学的で難解かも・・・?
       しかし、これを機にギリシャ神話を読み返し、「エロス」の神を再度
      勉強してみよう!

洋05−25 Uボート 最後の決断(2003年)   
       <OS劇場C・A・P>           2005年2月20日鑑賞
        (アメリカ映画)              2005年2月21日記
     ・・・1943年、第2次世界大戦敗北の色濃くなったドイツ。そんな中、
      U−429はアメリカ潜水艦ソードフィッシュを沈め、その捕虜を艦内
      に。しかし、ソードフィッシュの中では伝染病の一種である髄膜炎が
      発症していた。目まぐるしく展開していく戦況の中、U−429の艦内
      では独・米双方の艦長・副艦長たち幹部が次々とギリギリの決断を迫
      られた。そして、その「最後の決断」とは・・・?

日05−26 ジョゼと虎と魚たち(2003年)   
       <リサイタルホール>          2005年2月23日鑑賞
        (日本映画)               2005年2月24日記
     ・・・2005朝日ベストテン映画祭堂々第5位のちょっと変わった日本製
      純愛映画。今どきの普通の大学生と身障者の女性との純愛。
       普通はありえないと思われる状況が次々と・・・?しかし最後は・・・?
      自然体で恋愛に臨むことができる人は、自然体で別れることが
      できるのかも・・・?
       『ジョゼと虎と魚たち』というタイトルの意味を十分に噛みしめながら
      、哲学的で深い内容をもった日本版純愛映画に拍手を送りたい!
       池脇千鶴の演技は絶賛モノだよ!

洋05−27 クローサー(2004年)           
       <試写会・梅田ピカデリー>       2005年2月24日鑑賞
        (アメリカ映画)              2005年2月25日記
     ・・・イギリスで大成功をおさめた戯曲を映画化した恋愛ドラマ!
       「カラダを重ねるたび、唇が嘘を重ねる」というコピーからわかるとお
       り、登場する4人の男女が絡み合う「大人」の恋愛ドラマは複雑で難解。
       そしてアングロ・サクソン民族の恋愛ドラマらしく、セックス面はかなり
       即物的・・・?でも、恋愛と男女の機微に関する赤裸々な愛の言葉の
       数々は貴重。よく勉強しておけば、あちこちで使えることは確実だが
       ・・・?

洋05−28 オアシス(2002年)           
       <リサイタルホール>         2005年2月25日鑑賞
        (韓国映画)              2005年2月26日記
     ・・・前科3犯の男と脳性麻痺の女。そんな厄介者同士のホントに純粋な
      愛を描いた映画がコレ。2005朝日ベストテン映画祭で外国映画トップと
      なったのも十分わかるが、世俗のアカにまみれた目でこんな映画を
      観ていると、ちと辛い面も・・・?しかしこんな純愛ってホントにあるの?
      いや、現実にないものを描くからその映画に感動できるのかも・・・?
       まさに、ホンモノの「演技力」ここにあり!ホンモノの韓国映画
      ここにあり!の極みだ。

演05−29 スペクタクル十戒(2005年)     
       <大阪城ホール>          2005年2月26日観劇
      (フランスミュージカル)         2005年2月28日記
     ・・・モーゼの「十戒」の物語はチャールトン・へストンが主演した映画
      『十戒』(56年)で有名。「脱エジプト記」にある海が割れるシーンは
      当時としては驚異的なシーンだった。そんな「十戒」の物語をフラン
      スが総力を挙げてスペクタクル・ミュージカルとしたのがコレ!初の
      日本公演となった大阪城ホールは興奮のるつぼと化した!

洋05−30 アウト・オブ・タイム(2004年)         
       <ホクテンザ1>            2005年2月27日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年2月28日記
     ・・・「人違い」という単純ミスによって、ボスニア紛争生き残りの主人公の
      身体には、自白剤「XE」が打ち込まれた。そこに絡むのはFBI。自白
      剤が作用する中、主人公の記憶の中にあるボスニアの戦場での地獄
      絵が入り交じり、話は二転三転・・・。「XE」による神経破壊のアウト・
      オブ・タイム(時間切れ)まで8時間!果たして解毒剤は間に合うのだ
      ろうか・・・?

洋05−31 ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年)
                                          
     <試写会・大阪厚生年金会館芸術ホール> 2005年3月2日鑑賞
         (アメリカ映画)             2005年3月3日記
     ・・・ホラー系スリラー映画の嫌いな私がロバート・デ・ニーロとダコタ・ファ
      ニングの2枚看板見たさ(?)に試写会に臨んだが・・・?この手の映画は
      「脚本がすべて!」ということはわかるが、これでもか、これでもか、と脚
      本家の世界に無理矢理(?)引きずりこまれていくのはいい加減うんざり
      で、疲れるもの・・・。さて、「背筋が凍るラスト15分」とは・・・?


洋05−32 海を飛ぶ夢(2004年)         
       <東宝東和試写室>          2005年3月3日鑑賞
     (スペイン・フランス合作映画)       2005年3月4日記
   産経新聞大阪府下版(平成17年3月25日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・人間の「尊厳死」をテーマとした実在の物語。家族に支えられて26年
      間、主人公は手も足も動かせないまま、ベッドの上だけで生きてきたが、
      遂に尊厳死の決断を!しかし、その実行は・・・?重々しいテーマながら、
      2004年ベネチア映画祭で絶賛の拍手を浴び、第77回アカデミー賞でも
      最優秀外国語映画賞を受賞!重要な法律問題と宗教問題を含め、人間
      の生きることの意味を根底から問う感動作に拍手!


日05−33 渋谷物語(2004年)              
       <ユウラク座>              2005年3月5日鑑賞
        (日本映画)               2005年3月7日記
     ・・・戦後復興期の昭和20年から昭和33年は、日本の高度経済成長が始
      まる直前の混沌とした時代。戦後60年の今、こんな時代を生きたヤクザ
      兼映画スター安藤昇の生きザマを考えることは大きな意味がある。
      純愛モノ全盛の今、『ローレライ』をはじめとする戦争モノが今年の注目。
      しかし同時に、一昔前に全盛を誇った東映実録モノ、ヤクザモノ映画の
      復活はなくとも、せめて憲法改正の議論の視点の1つとして、この映画を
      通して、あの「活力ある時代」をあらためて考えてみる必要があるのでは
      ・・・?


洋05−34 コックリさん(2004年)              
       <ヘラルド試写室>          2005年3月7日鑑賞
        (韓国映画)              2005年3月7日記
     ・・・私はホラー映画が嫌い。だから、ハリウッド版ホラー映画はまず
       観ない。そんな私が韓国版ホラー映画だけはなぜか観てしまうのは、
       きっとキレイな女優さんのせい・・・?この映画では、ストーリーは
       ともかく(?)、4人(3人?2人?)の美人女優に注目!
       もっとも、恐いものはやっぱり恐いので、途中目をつぶっていたところも
       多いが・・・?


洋05−35 フライト・オブ・フェニックス(2004年)    
       <東宝試写室>            2005年3月11日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年3月12日記
     ・・・ゴビ砂漠のド真ん中に不時着した119貨物機救援は来るのか?
      食糧や水は大丈夫か?生き残るための他の選択肢は?そんな中、残骸
      から新しい飛行機を造って脱出しようとの提案が・・・。果たしてそんなこと
      が可能なのか?最悪の気象条件そして限定された舞台設定の中で展開
      される人間ドラマはスリリング!さあ飛べ!フェニックス号!

洋05−36 故郷の香り(2003年)              
       <テアトル梅田>             2005年3月12日鑑賞
        (中国映画)               2005年3月12日記
     ・・・「どうしても観たい映画」がある。タイトルと監督の名前とスチール写真
      を見ただけで「これは!」と思ってしまう映画。それがこれ!
       「ふるさと」「10年の後」「初恋の女性」ーありふれた題材だが、それ
      をホントに感動的に描くことができるのは、中国の、それもごく一部の監
      督しかいないだろう。オーバーラップしながら静かに流れていく10年前の
      ストーリーと現在の姿・・・。今更どうしようもないことはわかりながらも、
      いやそうだからこそ、やはり感動!映画ってホントにすごい芸術だと思わ
      されてしまうこの名作は超お薦め作だ!

 洋05−37 最後の恋のはじめ方(2005年)      
       <試写会・リサイタルホール>     2005年3月18日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年3月19日記
     ・・・『ニューオーリンズ・トライアル』の主役は陪審コンサルタントだったが、
      この映画の主役は何と「デート・コンサルタント」!
       さすが自由と民主主義の国アメリカには、色々な職業があるもの・・・?
       一歩まちがえばヤバそうな仕事だが、この映画はあくまで楽しく
      そしてコメディタッチで、しかし最後にはきっちりと2組の男女の
      「真実の恋愛」の姿を描いていく。
       恋愛に不器用な今どきの若い男女には、いい勉強になるかも・・・?
       しかし、「きっかけづくり」と「演出」そして「ヤラセ」の線引きは
      難しいよ・・・? 

洋05−38 ICHIGEKI/一撃(2004年)         
       <ホクテンザ1>            2005年3月20日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年3月22日記
     ・・・スティーヴン・セガールの『沈黙』シリーズと『電撃』シリーズは、
      理屈なしに彼のマーシャル・アーツや空手の達人技を楽しめば
      いい映画だが、そのストーリー展開をスリリングに組み立てる
      ためには、一定のテーマが必要。
       麻薬汚染・環境破壊・産廃問題・生物兵器等に続く今回の映画の
      テーマは国際人身売買!さあ、正義の味方としてのセガールの
      闘いぶりを心ゆくまで楽しもう・・・。


洋05−39 ロング・エンゲージメント(2004年)        
       <梅田ピカデリー>             2005年3月21日鑑賞
        (フランス映画)               2005年3月22日記
     ・・・セバスチャン・ジャプリゾの『長い日曜日』を原作に、『アメリ』(01年)の
      スタッフが再結集して、第1次世界大戦中のドイツ・フランスの塹壕戦
      で死亡した(?)恋人探しを壮大なスケールで描く映画。恋人探しの根
      拠は、主人公マチルドの「彼は生きている!」という女の直感のみ。
       5人の兵士の処刑(死亡?)をめぐってのミステリー性は十分だが、多
      くの登場人物それぞれの役割と、複雑に絡み合い小出し(?)に示され
      る事実関係を理解するのはすごく大変!この映画に限っては事前の学
      習をお勧めしたい。なお、本来のこの映画のテーマは、女主人公マチル
      ドの女の直感とその執念だから、それもお見逃しなく!

洋05−40 50回目のファースト・キス(2004年)        
       <ソニー・ピクチャーズ試写室>      2005年3月25日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年3月25日記
     ・・・もしあなたが、「前日のことをすべて忘れてしまう」という「短期記憶
      喪失障害」を持つ美しい女性に恋をしたとしたら・・・?
        毎朝アプローチをかけ、それが成功した時にはファースト・キスを
      交わすことができるが、果たして同じことを50回も続けられる
      だろうか・・・?
        ハワイを舞台に日々リセットされてくり返される恋は、コメディタッチ
      ながらも、ちょっと切ないもの・・・?


洋05−41 エターナル・サンシャイン(2004年)        
       <梅田ピカデリー>             2005年3月26日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年3月28日記
     ・・・つらい失恋の記憶だけを消すことができたら・・・。そう思った経験は
      誰にでもあるはず。そんなテーマを何とも巧妙に脚本化し、アカデミー賞
      最優秀脚本賞を受賞したのがこの映画。そして同主演女優賞に
      ノミネートされたケイト・ウィンスレットの演技も『タイタニック』(97年)
      以上にすばらしいもの。しかし、この映画はやっぱり難しい。
      頭の中がゴチャゴチャになって疲れること請け合い(?)だから、
     その覚悟で・・・。そんな中、もう1本の失恋(不倫)のストーリーは
     わかりやすく、少しホッとするかも・・・?


洋05−42 オオカミの誘惑(2005年)        
       <心斎橋パラダイススクエア>     2005年3月27日鑑賞
        (韓国映画)               2005年3月28日記
     ・・・今韓国1番の人気俳優は、ヨン様でもイ・ビョンホンでもなく、若手イケ
       メンスターのカン・ドンウォンとのこと。もう1人のハンサムボーイはチョ・
       ハンソン。たしかにご両人ともカッコいい。18歳の女の子の視点で
       書いた夢いっぱい(?)のインターネット小説だから、こんなストーリーに
       なるのも当然かもしれないが、これで人気沸騰というのはどうも・・・?
       何でも「韓流イズベスト」というわけにはいかないようだ・・・?


洋05−43 アビエイター(2004年)        
       <梅田ピカデリー>               2005年3月29日鑑賞
        (アメリカ映画)                 2005年3月31日記
     ・・・アカデミー賞最多11部門にノミネートされながら、主演男(女)優賞、
      作品賞、監督賞などの主要4部門をクリント・イーストウッド監督の
      『ミリオンダラー・ベイビー』『Ray/レイ』に奪われ、涙をのんだのが
       この映画。150億円をかけた超大作だが、同じ金をかけるのなら
      私には歴史超大作の方が・・・。
       またこの映画に執念を燃やしたディカプリオはたしかにすごい熱演
      だが、私にはどうもしっくりこない・・・?最優秀助演女優賞を獲得
      したケイト・ブランシェットの名演技も十分わかるが、失礼ながらホン
      モノのキャサリン・ヘップバーンはもっと美人なのでは・・・?それやこれ
      やで、スコセッシ監督とディカプリオの惨敗はやはり当然・・・?


洋05−44 炎のメモリアル(2004年)        
       <東宝東和試写室>             2005年3月30日鑑賞
        (アメリカ映画)                2005年3月31日記
     ・・・2001年9月11日の同時多発テロの現場における英雄的な活躍で、
      一躍全世界から注目された消防士たち。この映画はそんなアメリカ
      の消防士たちの「人のために働く」ことの意義と、そこから生まれる感
      動を真正面から描くもの。単純な筋書きながらも観客の心を打つこと
      請け合い。やっぱり映画は単純でわかりやすい感動モノが一番!


日05−45 極道の妻たち 情炎(2005年)     
       <ホクテンザ1>              2005年4月2日鑑賞
        (日本映画)                2005年4月5日記
     ・・・極妻シリーズ第15作目の「看板」は、5作連続主演となる高島礼子
      だが、これをあのSM女優(?)の杉本彩が応援。前作から3年半以
      上も空いたのは、世の中全体が平穏無事になったせいだろうが、や
      っぱり『極妻』はオモシロイ!とりわけ今回のそれはかなり新鮮!
      一見の価値あり、と私はみたが・・・。


洋05−46 酔画仙(2002年)        
       <OS劇場C・A・P>             2005年4月2日鑑賞
        (韓国映画)                  2005年4月6日記
     ・・・1880〜90年代の朝鮮半島は甲申政変、東学農民革命、日清戦争、
      日本軍の侵入など激動の時代。そんな中、宮廷画家まで上りつめな
      がら束縛を嫌い、酒と女を愛し、放浪の旅を続けた伝説の天才画家
      チャン・スンオプの生涯を描く感動作がこれ。韓国映画としてはじめて
      カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した名作だが、時代背景の勉強が
      不可欠・・・?


洋05−47 大統領の理髪師(2004年)        
       <心斎橋パラダイススクエア>       2005年4月3日鑑賞
        (韓国映画)                 2005年4月5日記
     ・・・私も韓国旅行の際に見学した韓国の大統領府(青瓦台)は、孝子洞
      (ヒョジャ町)にある。そのお膝元で営業していたため大統領の理髪師
      に選抜された(?)主人公は、権力のトップである大統領の日常に接
      することに・・・。しかし李承晩大統領から朴正煕大統領へと変化した
      1960年代は「圧政の時代」。果たして主人公は大統領府で何を見る
      のだろうか。笑いを誘う庶民的ユーモアと政治的ポイズンを含むブラッ
      クユーモアを混在させながら、善良な一市民の目からみた韓国の政治
      の根幹を見すえた骨太な作品。拷問によって歩けなくなったボクが歩
      けた時は、思わず涙も・・・。

日05−48 カーテンコール(2004年)   
       <ヘラルド試写室>         2005年4月5日鑑賞
        (日本映画)             2005年4月9日記、11日記
   
産経新聞大阪府下版(平成17年11月5日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・昭和30年代は日本映画の全盛期。昭和38年には『下町の太陽』と
      『いつでも夢を』が大ヒットしたが、そんな元気な昭和ニッポンの時代、
      下関のみなと劇場に幕間芸人と呼ばれる1人の若者がいた。
        しかし映画が斜陽産業になっていく中、クビを宣告された彼はその後
      どんな人生を・・・?昭和という時代を背景に、日本とチェジュ島(済州
      島)を結ぶ父親探しの旅は、何度も涙を流さずには観られない感動作。
       『チルソクの夏』で生まれ故郷の下関を舞台とした日韓の若者の恋を
      みずみずしく描き、『半落ち』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を
      受賞した佐々部清監督の腕の冴えはさすが!

洋05−49 サマリア(2004年)   
       <東映試写室>         2005年4月6日鑑賞
        (韓国映画)           2005年4月7日記
   
産経新聞大阪府下版(平成17年5月13日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・あのキム・ギドク監督の最新作でベルリン国際映画祭銀熊賞
      受賞作。そしてテーマが2人の少女の援助交際と聞いて、これは是非
      観なければ、と・・・。予想どおり、そこに描かれるのは、キム・ギドク
      監督独自の世界で味わい深いもの。しかし反面、宗教的色彩も強く、
      ドストエフスキーの『罪と罰』のような難しさも・・・?さらに、結末に
     ついてもそのまますんなりと納得できない描き方だが、さてあなたは
     どう思う・・・?


日05−50 フィーメイル(2005年)   
       <東映試写室>         2005年4月6日鑑賞
        (日本映画)           2005年4月7日記
     ・・・5人の人気女流作家が、映画化を前提として書き下ろした原作を
      異なる監督が異なる俳優陣でオムニバス風に構成した風変わりな
      映画。そのテーマはタイトルどおり、「フィーメイル」すなわち「女」であり、
      エロス。しかし、その出来は・・・?
       作家も監督も俳優も一流どころ(?)を集めているものの、はっきり
     言って退屈。こんな安易な企画では、韓流にやられてしまうのでは・・・?


洋05−51 スパイダー・フォレスト/懺悔(2004年)   
       <ホクテンザ1>        2005年4月10日鑑賞
        (韓国映画)          2005年4月11日記
     ・・・韓流ブームの中、大阪では地味に(?)1館だけで公開された複雑で
      難しい韓国発のミステリー。「ワタシヲ殺シタノハダレ?」という思わせ
     ぶりなキャッチコピーとヌード姿が印象的なチラシだが、ストーリーは
     とにかくメチャ難しい。しかし、「四天王」に続く(?)主人公もカッコよく
     2人の美人女優も最高!
       しんどい時間を過ごすことになること必至(?)だが、一見の価値
     あり・・・?


日05−52 戦国自衛隊1549(2005年)   
       <東宝試写室>         2005年4月13日鑑賞
        (日本映画)           2005年4月14日記
     ・・・タイムスリップしたのは戦国時代。そこで武田勢と対決する自衛
      隊・・・。薬師丸ひろ子が印象に残る何とも奇想天外なストーリーが
      登場したのは、角川映画黄金期の1979年。その26年後に生まれた
      福井晴敏原作による平成版『戦国自衛隊』は、自衛隊の全面協力の
      下につくられたのが大きな特徴。よくできたエンターテインメント性を
      楽しむのもよいが、織田信長とともに(?)平成ニッポンを、そして
      「戦後60年」を考える格好の素材としたいもの・・・。


洋05−53 ライフ・アクアティック(2004年)   
       <東映試写室>          2005年4月14日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年4月15日記
     ・・・主人公は海洋学者、冒険家にしてドキュメンタリー映画の監督。海底
      を探検中、チームの一員が体長10メートルのまだら模様のあるジャ
      ガーザメに食われてしまった。さあ大変!そこでチームは・・・?主人
      公もちょっと変わり者の中年男なら、その周囲に集まるのも変わり
      者・・・?タイトルからイメージされるとおりの「海の生活」を描いたもの
      だが、ちょっとワケのわからない不思議な映画。「練りに練った脚本」
      と言えなくもないが、さて・・・?


日05−54 花と蛇2 パリ/静子(2005年)   
       <東映試写室>        2005年4月14日鑑賞
        (日本映画)          2005年4月15日記
     ・・・ご存知杉本彩の『花と蛇』のパート2が完成。前作(04年)の
      インパクトが強かっただけに、二番煎じでは・・・と心配も。
       しかし、それは全くの杞憂!
       舞台をパリに移して、ホンモノの絵を描きたいとの思いに燃える
      若い画家との絡みがポイント。その思いは、当然、静子の肉体に・・・。
       「オークション」シーンの刺激性(?)は前作と同じだが、ストーリー性は
      こちらのほうが断然豊か。そして、杉本彩のSM度は・・・?


日05−55 阿修羅城の瞳(2005年)   
        <梅田ピカデリー>         2005年4月16日鑑賞
         (日本映画)             2005年4月18日記
     ・・・「女は恋をすると鬼になる」という名キャッチコピーと近時とみに
      色香を増し(?)大女優への道を歩んでいる宮沢りえの出演。
       しかも原作は、私が大感激した『花の紅天狗』と同じく
      劇団☆新感線の中島かずき。これは観なければ・・・。
       ホントは演劇と対比すればベストなのだが、それはまたのチャンスに。
      「この作品に惚れぬいた」という市川染五郎の熱演が光る、
       江戸版エンタテインメントだが、さて今どきの若者たちはどう反応するの
      だろうか・・・?


洋05−56 インファナル・アフェアV/終極無間(2003年) 
        <梅田ブルク7>         2005年4月16日鑑賞
         (中国(香港)映画)       2005年4月18日記
     ・・・『インファナル・アフェア』の3部作が遂に完成!その壮大なスケール
      にはビックリだが、複雑に入り組んだストーリーを理解するには、
      よほど勤勉な勉強が必要・・・?表面ヅラの面白さに終わらせない
      ため、パンフレットを購入し、それを読みこなすことをお薦め。
       観客は梁朝偉(トニー・レオン)派と劉徳華(アンディ・ラウ)派に
      分かれること必至だが、あの張國榮(レスリー・チャン)が生きていたら、
      果たしてどんな役を・・・。『ゴッドファーザー』を彷彿させ、永く心に残る
      であろう香港映画の大作誕生に大拍手!


洋05−57 キングダム・オブ・ヘブン(2005年) 
         <ナビオTOHOプレックス>    2005年4月19日鑑賞
         (アメリカ映画)            2005年4月21日記
     ・・・日本人にはなじみの薄い、12世紀の十字軍の物語。キリスト教徒、イ
       スラム教徒共通の聖地であるエルサレムには今、平和が訪れていた。
        しかし、それは束の間の夢。聡明なキリスト教徒の王が倒れた後、狂
       気で強欲な十字軍リーダーの暴挙によってイスラム軍はついに・・・。
        聖地エルサレム攻防戦の圧倒的迫力には息をのまずにいられない
       が、その背景となる「4つの誓い」をはじめ、宗教についての一定の
       理解が不可欠。歴史的背景を含め十字軍や中世の騎士(道)に
       ついて勉強すれば、その楽しさは倍増するはず・・・。


日05−58 交渉人 真下正義(2005年)   
         <東宝試写室>         2005年4月25日鑑賞
         (日本映画)            2005年4月26日記
     ・・・警視庁初の「交渉人」(ネゴシエーター)といい気になっていた真下
      正義に対して、ワケのわからない犯人(?)から名指しのご指名
      が・・・。うまく交渉しないと東京の地下鉄が大爆破・・・?
       「スリル満点の大活劇」と言いたいところだが、果たして大ヒット
     した『踊る大捜査線』1・2に続く3匹目のどじょうはいるのだろうか・・・?


洋05−59 わが家の犬は世界一(2002年)   
       <東映試写室>         2005年4月27日鑑賞
        (中国映画)           2005年4月27日記
     ・・・愛犬カーラを軸として、北京に生きる庶民の姿が葛優(グォ・ヨウ)の
      見事な演技によってイキイキと描かれた心暖まる映画。愛犬の登録料
      5、000元(約7万円)は庶民には大金。1995年に実施されたペット
      の登録料をめぐって夫婦や父子間の溝が少しずつ・・・?しかしそこは
      馮小剛(フォン・シャオガン)のこと。ほんのりとしたムードの中、最後は
      ハッピーエンドに。こんな中国映画、私は大スキ!


洋05−60 レジェンド 三蔵法師の秘宝(2002年)   
        <ユウラク座>           2005年4月30日鑑賞
        (中国・香港・台湾映画)      2005年5月2日記
     ・・・この映画の売りは、第1に主演女優ミシェル・ヨーがみせる
      カンフーアクション。そして第2にチンタオ・敦煌・チベットと中国大陸
      4000キロを移動した一大ロケによって見せる景色の美しさ。
       敦煌のヤダン砂漠やチベットのラサにあるポタラ宮そして
      4大聖湖のひとつナムツォ湖は特に最高!
       こんな映画でなければ絶対に観ることができないものだ。
       「三蔵法師の秘宝を探せ!」という単純な設定ながら、次々と展開
      される美しい映像はすばらしく、十分楽しめる映画だヨ・・・。


洋05−61 甘い人生(2005年)   
       <ナビオTOHOプレックス>  2005年5月1日鑑賞
        (韓国映画)           2005年5月2日記
     ・・・イ・ビョンホンが、「これは私の代表作になる」と宣言した最新の
      ハードボイルド作品。シンプルなストーリー構成だが、ヤミ組織の中で
      将来を嘱望された若手エリートが、一転して貧乏クジをひくことになった
      のはなぜなのか・・・?
       泥まみれ、血まみれの熱演は想像をはるかに超えたもの。
       イ・ビョンホンにはこの後、アラン・ドロンの名作『太陽がいっぱい』や
      『地下室のメロディー』などの韓流リメイク版を期待したいもの・・・?


洋05−62 もし、あなたなら〜6つの視線(2003年)   
       <OS劇場C・A・P>     2005年5月3日鑑賞
        (韓国映画)         2005年5月6日記
     ・・・2001年11月に設置された韓国の人権委員会が人権をテーマ
      として6人の「386世代」監督にプロデュースをすべてまかせて
      製作したオムニバス映画がコレ。
       短編ながら、それぞれの作品が示す問題提起は新鮮かつ強烈で、
      韓流の魅力は『冬ソナ』ばかりではないことを見事に示すもの。
       私的には、オバちゃんたちもこんな映画を観て、さまざまな人権問題に
      ついて真剣に社会的な発言をしてもらいたいと願っているのだが・・・。


洋05−63 ブリジット・ジョーンズの日記 
          きれそうなわたしの12か月(2004年)
   
       <梅田ピカデリー>         2005年5月3日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月6日記
     ・・・新たに1月1日から書き始めた『ブリジット・ジョーンズの日記』の
      パートUは、恋愛ハッピー状態からスタート。
       お相手はハンサムな人権派弁護士で毎日が超ラブラブで充実した
      セックス生活満喫の日々!
        しかし、その陰にはオンナあり・・・?
        ドジでちょっと(かなり?)太めのブリジット・ジョーンズがオンナの
      本音をいっぱいさらけ出しながらの行動は魅力いっぱい・・・?
       その結果、ブリジット・ジョーンズは無事「勝ち組」となれるの
      だろうか・・・?それとも・・・?


洋05−64 コンスタンティン(2005年)   
       <ナビオTOHOプレックス>  2005年5月4日鑑賞
        (アメリカ映画)         2005年5月6日記
     ・・・若者に大人気の『マトリックス』のキアヌ・リーブスが次に挑戦した
      のは、アメリカのコミック誌で有名なジョン・コンスタンティンという
      キャラクター。彼は、人間の姿に偽装する天使や悪魔、そして
      ハーフ・ブリードと称される完全な天使でも完全な悪魔でもない使者
      たちを見分けられる特殊能力の持ち主。
       しかし、そのために背負う苦労も並大抵のものではなかった。
       人間社会は天国と地獄との微妙なバランスの上に成り立っていた
      のに、今や何者かが何事かを企んだためそのバランスは・・・?
       そんな中、コンスタンティンが果たすべき役割は?
       特殊能力をもった双子の妹の死の調査に挑む美人刑事とともに
      天国と地獄を股にかけてコンスタンティンが挑む勝負は・・・?
       天国と地獄のお話やその登場人物たちは興味深く、『マトリックス』
      嫌い(?)の私も十分納得できる面白いストーリー。
       ひょっとすると、私が昨日見たあの変なおやじも、地獄からの使者
      ハーフ・ブリードでは・・・?


洋05−65 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004年)
                                        
       <梅田ピカデリー>         2005年5月5日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月6日記
     ・・・今、『ハリー・ポッター』シリーズの向こうを張る児童(文学?)書が
     世界40言語に翻訳され、3000万部を売り上げて世界を席巻中!
      それが全13巻、各巻13章(その不吉な数字に注目!)からなる
     『世にも不幸なできごと』シリーズ。
      主人公は14歳の長女、12歳の長男そして1歳未満の次女の
     3人で、物語はそのタイトルどおり・・・?
      サンフランシスコ在住で35歳の新進作家レモニー・スニケットは、
     今日もパソコンに向かって、「これでもか、これでもか」と主人公たちに
     対する不幸のネタを構想中とか・・・?
       しかしそれって、精神的によろしくないのでは・・・?
      たまたま5月5日の子供の日に観たためか、観客は家族連れで
     いっぱいだったが、『ハリー・ポッター』シリーズを抜くシリーズとなる
     のはちょっと無理・・・?


演05−66 スーパー歌舞伎ヤマトタケル(2005年) 
         <大阪松竹座>           2005年5月8日観劇
         (スーパー歌舞伎)         2005年5月9日記
     ・・・今やすっかり定着したスーパー歌舞伎の原点ともいえる作品が、
      大幅な世代交代を伴って19年ぶりに復活した。
       「宙乗り」や「早替わり」をはじめとするハデな演出は賛否両論を
      呼んだが、「歌舞伎だって当然変わっていかなくちゃ」と私は
      考えている。また、白塗りと女形はあまり好きではないが、その構想の
      壮大さそしてワクワクするストーリー展開と演出は、『新・三国志』
      T・U・Vと同様お見事。なお坂和的には、鉄と米を力とした豊かな
      国ヤマトによる熊襲(くまそ)と蝦夷(えみし)退治の物語は、
       現在問題となっている日中韓の歴史教科書問題とは別個の日本の
      歴史認識の重要な論点であることをお忘れなく!


洋05−67 メリンダとメリンダ(2004年)     
       <東宝東和試写室>        2005年5月10日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月11日記
    ・・・冒頭は悲劇作家と喜劇作家の議論から。仲のよい夫婦のアパートに妻の
     友人のメリンダが転がり込んできた。さて、そこから始まる物語は・・・?
      メリンダは悲劇のヒロインに仕立て上げられるのか、それともハッピーな
     ヒロインとなるのか・・・?両極に対置されるメリンダの人生が同時並行的
     に描かれるストーリーは新鮮で実に面白い!人生なんてこんなものさ・・・?


洋05−68 エレクトラ(2004年)         
       <東宝試写室>           2005年5月11日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月12日記
     ・・・エレクトラとは『デアデビル』(03年)から生まれた新しい女戦士の
      名前。格闘技の達人であるうえ、卓越した予知能力を最大の能力と
      して身につけた彼女は、「サイス」を武器に真紅の衣装に身を包
      んで「ザ・ハンド」軍団(?)と対決!そりゃカッコいいキャラクター
      だが、やっぱり所詮はアメリカンコミックのネタ・・・?


洋05−69 ターミナル(2004年)        
       <ホクテンザ2>           2005年5月14日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月16日記
     ・・・遅ればせながら『ターミナル』を観た。ニューヨークのJFK国際空港に
      着いた途端に、祖国クラコウジアのクーデターのため入国拒否。主人公
      ビクター・ナボルスキーは入国も帰国もできないまま、空港のターミナ
      ルで「待つ」だけの生活に・・・。こんな極端な状況設定が自由にできる
      から映画は面白い。そしてビクターが出会うのは敵だけではなく、多く
      の友人たちや美しいフライト・アテンダント。人生の縮図を見事に描いた
      作品だが、ちょっと作りすぎの感も・・・?そういえば私もソウルで1度、
      大連で1度、空港のターミナルで1人で緊張した体験あり・・・?


洋05−70 バタフライ・エフェクト(2003年)   
       <心斎橋パラダイススクエア>  2005年5月15日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年5月16日記
     ・・・この映画のタイトルである「バタフライ効果」とは、「ある場所で蝶が
      羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という有名な「カオス理
      論」。これは単なるSFの話なのかそれとも・・・?もし自分のあるいは
      彼女のあの時の状況がちょっと変わっていたら・・・?そんなことは誰も
      が1度は考えたことがあるはずだが、それは決してかなうことのない夢
      のお話。ところがもし・・・?少年時代や学生時代を思い出しながら、あ
      なたも「もし○○だったら」と念じてみては・・・?でも、それが楽しいこと
      か悲しいことかは知らないよ・・・?


日05−71 帰郷(2004年)          
       <東宝東和試写室>      2005年5月17日鑑賞
        (日本映画)           2005年5月18日記
     ・・・母親の再婚。帰郷した晴男は、思いもかけず8年ぶりに昔の恋人深雪
      と再会した。今はシングルマザーとなっている彼女の7歳の子供チハル
      をめぐって、3日間にわたって展開される静かな大騒動・・・?
       人間のそして男女の心の結びつきをテーマに描かれる心暖まる佳作
      が今誕生した!


洋05−72 BUS174(ドキュメンタリー)(2004年)  
       <東宝東和試写室>      2005年5月17日鑑賞
        (ブラジル映画)        2005年5月18日記
     ・・・これは2000年6月12日にブラジルのリオデジャネイロで現実に
      起こったバスジャック事件のホンモノの映像を集めて映画化
      したもの。
       凶悪犯罪であることはもちろんだが、その背景としてブラジル社会に
      存在するストリート・チルドレンなどの貧困問題や警察の腐敗など
      大きな社会問題があることがよくわかる。
       それは決して犯人の免罪符とはならないものだが、それでも・・・?
       平和で豊かな国ニッポンもこれを他山の石として、凶悪犯罪の
      報道やその制圧のあり方について真剣に考えていかなければ・・・?


洋05−73 恋する神父(2004年)        
       <ヘラルド試写室>      2005年5月19日鑑賞
        (韓国映画)          2005年5月20日記
     ・・・生涯を神に捧げて神父になるはずの真面目な神学生が、突然のじゃ
      じゃ馬娘の登場に大混乱。しかしそこは若い男と女。コメディタッチの展
      開が連続する中、2人の行き着くところは・・・?そして、自己責任に
      もとづくそれぞれのファイナルアンサーはどんなもの・・・?異色の設定
      の美男美女による韓国版ラブストーリーは、相変わらず魅力いっぱい!
      ひょっとして「デオ グラシアス」は今年の流行語に・・・?


洋05−74 スカーレットレター(2004年)       
       <梅田ピカデリー>         2005年5月21日鑑賞
        (韓国映画)             2005年5月21日記
     ・・・自信たっぷりの刑事と3人の女たち。妻と愛人はどこにでもあるパタ
      ーンだが、そこに夫殺しの容疑をかけられた美しい人妻も絡んでくる。
      24歳の若さで亡くなったイ・ウンジュの美しさと熱演が見モノだが、
      幸せのウラ側には秘密がいっぱい!やっぱり、男は単純そして女は
      コワイ・・・?


洋05−75 コーラス(2004年)       
       <ホクテンザ2>            2005年5月21日鑑賞
        (フランス映画)             2005年5月23日記
     ・・・タイトルどおりの少年合唱団の美しい歌声がテーマだが、「池の底」と名
      付けられた不良少年たちを集めた学校の寄宿舎の中からこんな見事な
      合唱団が生まれたことが面白い。少年たちを導いた音楽教師は、地位
      と名誉に固執する校長とは正反対の、心から音楽を愛する誠実で心やさ
      しい中年男。日頃のささくれだった世相(?)の中、美しい歌声など忘れ
      てしまっているあなたも、13歳の天才少年ピエールのすばらしいボーイ
      ソプラノを聴けば、少しは心が洗われるかも・・・?少なくとも私は、思わ
      ず小学校4年生の時の少年合唱団の自分に戻っていたが・・・。


洋05−76 桃色(2004年)       
       <ホクテンザ1>           2005年5月21日鑑賞
        (香港映画)              2005年5月23日記
     ・・・香港を舞台として、50歳を超えた松坂慶子がチャイナ服で官能映画へ
      の挑戦だが、他の美人女優と比べてどうしてもムリが・・・?もったいぶ
      ったセリフ回しとイメージ的映像のくり返し、そして期待ほどでもない官
      能度(?)にいい加減うんざり・・・。これでは観客が『花と蛇2 パリ/
      静子』(05年)の方へ流れても当然か・・・?また、王家衛(ウォン・カー
      ウァイ)監督の『花様年華』(00年)での張曼玉(マギー・チャン)の美し
      さにはとてもとても・・・。


洋05−77 ザ・インタープリター(2005年)       
       <三番街シネマ>           2005年5月22日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年5月24日記
     ・・・テーマは、アフリカの架空国家マトボ共和国の大統領暗殺の陰謀。その
      真相究明のためには複雑なアフリカの政治情勢の理解が不可欠。スク
      リーン上にはじめて登場する国連本部を舞台として、国連通訳の女性と
      シークレットサービスの捜査官との間で展開される息づまる攻防は、
      ニコール・キッドマンとショーン・ペンの迫真の演技と相まって、実に見事
      なもの。アフガン戦争、イラク戦争の中で注目度が高まっている国連を
      舞台として、こんな壮大な社会派ドラマをつくりあげるハリウッドの底力
      にビックリ!こりゃ、今年のアカデミー賞候補の1番手となることまちが
      いなし!


日05−78 四日間の奇蹟(2005年)       
       <東映試写室>             2005年5月23日鑑賞
        (日本映画)               2005年5月24日記
   産経新聞大阪府下版(平成17年6月17日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・人の心が他人の身体に乗りうつることがあるのか?医学的にそんな
      ことはあるはずがない。そんなことはわかりきった道理。しかし映画で
      は・・・?ピアノを通じて語られる主人公たちの心の交流は、荒唐無稽な
      物語ながら、観客の心を熱くさせるもの。イエス・キリストの奇蹟も
      きっと同じようなことだったのだろうと信じ込ませてくれる佐々部監督の
      力量にいつもながら感服。そして主人公たちの熱演に拍手!


日05−79 星になった少年(2005年)       
       <東映試写室>             2005年5月26日鑑賞
        (日本映画)               2005年5月26日記
     ・・・タイに「留学」してゾウ使いの少年に・・・。そんなテツの夢みたいな物
     語が映画になったが、実はこれはすべて現実の話。知らなかったナア・・・。
      タイで厳しい訓練を受ける中、「ゾウ使いになれるのだったら若くして
      死んでもいい」とテツが言った言葉が、まさかホントになるとは・・・?
       あなたもきっと、人間の心の交流とは、そして子供の教育のあり方
      とは、と真剣に考えさせられながら、涙するはずだ・・・。


日05−80 電車男(2005年)       
       <東映試写室>             2005年5月26日鑑賞
        (日本映画)               2005年5月27日記

     ・・・大はやりのインターネット小説は単純で、『電車男』は現代の男性版
      シンデレラ物語・・・?
       「彼女いない歴」を背負って生きているモテない男たちには勇気を与える
      映画かもしれないが、いくらネット上の応援をもらっても、所詮それは
      幻想と考えるべし。ネット人間の多くが現実の話と架空の話の区別が
      できなくなったら、この国はヤバイ・・・?
       そして、茶化した戦闘シーンには断固反対!
       私としてはその撤回を求めたいが・・・?


演05−81  ギャンブラー(2005年)       
       <梅田芸術劇場>             2005年5月28日鑑賞
        (韓流ミュージカル)            2005年5月30日記

     ・・・日本では今でこそ劇団四季のミュージカルが大人気で「大入り満員」
      状態だが、30年前の「東宝ミュージカル」の時代はまだヨチヨチ歩き。
       韓国では、国を挙げての映画産業育成政策の中、今や韓流映画は
      大きな外貨獲得の一分野に成長したが、韓流ミュージカルはまだまだ
      なじみの薄いもの。
       そんな中、2002年に日本で初公開された『ギャンブラー』が
      日本に再上陸。さて、その反響は・・・?
       95%が女性(オバチャン?)客という熱狂の中、私はじっくりと
     「バクチ」と「勝負ゴト」についての考えをめぐらせ、坂和流ギャンブル論
     と人生論をまとめることができた。
       さて、その内容は・・・?


日05−82 オペレッタ狸御殿(2005年)       
       <梅田ピカデリー>             2005年5月29日鑑賞
        (日本映画)                 2005年6月4日記

     ・・・「狸御殿映画」は日本では数多いが、それは昔の話。
       またオペレッタというのも解説が必要。
       そんな時代にいくらアジアン・ビューティーの代表(?)章子怡
      (チャン・ツィイー)を主役として起用し、狸をオモテに出しても、
      「本当にヒットするの?」というのが正直な予想だったが・・・?
       結果はやはり、鈴木清順監督の遊びすぎ・・・?
       全般的に悪くはないものの、特に感動もなし。もっとも、子供連れの
      家族は喜んでいたから、私がオヤジになりすぎてしまったのかも・・・?


洋05−83 ミリオンダラー・ベイビー(2004年)    
       <梅田ピカデリー>             2005年5月31日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年6月1日記

     ・・・遂に『ミリオンダラー・ベイビー』を観た。大作がひしめく中、
      37日間で完成したという、このような静かな人間ドラマ(?)が
      『アビエーター』を押しのけてアカデミー賞の作品賞、監督賞を
      受賞したことにハリウッドの良心を感じるのは私だけではないだろう。
      女性ボクサーという異例の主役を見事に演じきったうえ、
     ラストに至るアッと驚く結末まで観客の集中力を途切れさせない
     役者の演技力と作品の魅力にビックリ!
       75歳のクリント・イーストウッド監督には今後もまだまだ頑張って、
      いい作品をつくり続けてもらいたいものだ。


洋05−84 ワイルド・タウン 英雄伝説(2003年)     
       <ホクテンザ2>             2005年6月4日鑑賞
       (アメリカ映画)              2005年6月6日記
     ・・・米軍特殊部隊を除隊して20数年ぶりに戻ってきた故郷は、
      今やカジノやアダルトショップ中心にその雰囲気が一変!
       今、この町を支配するのは、カジノを経営し、町の富と権力を一身に
      集めた幼なじみ。主人公は、単身この悪と立ち向かう筋肉隆々の
      肉体男。そしてその姿はまさに、古き良き時代のアメリカン・ヒーロー。
       単純な勧善懲悪モノの物語はわかりやすいものの、ちょっと
      時代錯誤のB級映画・・・?


洋05−85 エレニの旅(2004年)    
       <OS劇場C・A・P>            2005年6月5日鑑賞
                                2005年6月7日記
     
(ギリシャ、フランス、イタリア、ドイツ合作・ギリシャ映画)
     ・・・テオ・アンゲロプロス監督は、1970年の『再現』以降、数々の名作を
       発表した著名な映画監督。
        20世紀のギリシャの歴史を、難民の娘エレニを中心に描く
       2時間50分の大作は涙の感動作だが、その歴史的背景の勉強が
       不可欠だし、じっと観ているのは結構しんどい映画・・・。
        観客席はほとんど年配者だし、新聞評を見ても難解な解説ばかり。
      これでは若者にはちょっと手が出ないはず。
        何とかしなければ・・・?


洋05−86 ホステージ(人質)(2005年)    
       <梅田ピカデリー>             2005年6月5日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年6月7日記

     ・・・超豪華な別荘が3人組の若者に襲われ家族3人が人質
      (ホステージ)に・・・。さあ、主人公たる人質交渉人の登場だが、
      彼は前回の失敗に懲りて引退・・・?ところが何と今回は人質交渉人
      の妻と娘が人質とされ、その命と引き換えにある命令を受けること
      に・・・。さあ、職務の実行と妻娘の救出は両立しうるのか・・・?
      究極の選択の行方は・・・?
       50歳となり円熟味を増したブルース・ウィリスがいい味を・・・。


日05−87 ベアテの贈りもの(2005年)    
       <松竹試写室>             2005年6月6日鑑賞
        (日本映画)               2005年6月7日記
     ・・・日本国憲法24条は「男女の平等」を謳った画期的な条文。
      そして、その起草をしたのがベアテさん。
       1885年にウィーンで生まれた父親レオ・シロタは著名なピアニストで、
      激動の20世紀において日米を股にかけて生き、戦前戦後を通じて
      多くの日本人ピアニストを育てた大の功労者。
       映画の後半が記録映画風のつくり方になっているのは少し残念だが、
      この映画から学べることは多い。
       「戦後60年」の今、女性のみならず多くの日本人必見の映画として
      推薦したい。 


日05−88 17歳の風景 少年は何を見たのか(2005年)  
          <東映試写室>           2005年6月10日鑑賞
          (日本映画)              2005年6月11日記
     ・・・予想どおりの難解な映画。「あんたはいつも遠くから見ているだけだ」と
       富士山を仰ぎ見ながら呟いた少年は、ただひたすら自転車をこいで北
       に向かうのみ。少年のセリフはほとんどないが、時々見せる惨劇シーン
       を観れば、曰く因縁があることがわかる・・・?
        本州の北の端に到達するまでに少年が出会うのは軍隊体験を語る
      老人と、モノ悲しい故郷の歌を歌う強制連行された在日朝鮮人の
      老婆のみ。1960年代以降、数々の問題提起をしてきたアウトサ
      イダー監督、若松孝二監督の今回の問題意識は、さて・・・?


日05−89 あした元気にな〜れ!〜半分のさつまいも〜(2005年)
                                 

       <東映試写室>             2005年6月10日鑑賞
        (日本映画)               2005年6月11日記
    産経新聞大阪府下版(平成17年7月22日)「That´sなにわのエンタメ」掲載 
     ・・・アニメ嫌い(?)の私も戦後60年の今年、「これだけは!」と思って
      観に行ったもの。1980年に亡くなった林家三平師匠の奥さんである
      海老名香葉子さんの体験にもとづく原作が基本。
       1945年3月10日の東京大空襲、そして8月15日の終戦を背負って
      生きる戦争孤児となった子供たちの姿は、単純な物語ながらやはり
      考えさせられるもの。小学校5年生だった主人公やその少し年上の
      お兄さんと同じ世代の今どきの少年少女たちは、この映画を観て
      どのように受け止めるのだろうか?単純な親子・兄弟の愛情や
      支え合いの気持がすべて基本!こんな気持を感じとることはできれば、
       今どきのややこしい少年犯罪も無くなるはずだと思うのだが・・・? 


洋05−90 ブルー・レクイエム(2003年)    
       
<東映試写室>               2005年6月14日鑑賞
        (フランス映画)               2005年6月15日記

     ・・・風変わった(?)ペシミスティックなフランスものの犯罪映画を
       「フレンチ・フィルムノワール」というらしいが、これはその最新の
       代表作。舞台は現金輸送車とその現金輸送会社だが、なぜそこが
       舞台となったのか?そして主人公は一体何を目指しているのか・・・?
        主人公に絡むさまざまな人物は、誰が味方で誰が敵なのか?
        観ていて結構しんどい映画だが、最後のハイライトシーンは圧巻。
        テーマはやっぱり単純だったんだ・・・?

洋05−91 リチャード・ニクソン暗殺を企てた男(2005年)
       <テアトル梅田>           2005年6月17日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年6月18日記

     ・・・いや〜、ホントに驚いた!1974年2月22日にこんな大事件が
      起こっていたなんて・・・。主人公のサム・ビックは決して悪人など
      ではなく、ただ少し不器用で他人へのそして社会への順応能力が
      不足しているだけ。しかし結果として、家族からも職場からも見放され
      ていく中、彼はとんでもない構想を抱いていくことに・・・。脚色化されて
      はいるものの、そんな実在した人物の鬱積した内面の気持の掘り下げ
      は、ショーン・ペンの名演技と相まって実にお見事!
       こんな映画こそシネコンで大々的に取りあげてもらいたいものだが、
      観客数は何と6名のみ・・・?

洋05−92 バットマン ビギンズ(2005年)        
       <梅田ピカデリー3>     2005年6月18日鑑賞
        (アメリカ映画)        2005年6月20日記

     ・・・アメリカン・コミックを原作とした『バットマン』映画は数多いが、
      私は『スパイダーマン』(02年)と同様、基本的にこの手の映画には
      あまり興味がない。しかしこの『バットマン ビギンズ』はバットマンの
      誕生物語に焦点を当てたもので、割りにマトモそう(?)と思って
      観に行っが、果たしてその出来は・・・?こうもりにヒントを得て
      バットマンが誕生する人間的なストーリーはそれなりに興味深い
      ものだが、全体としてはやっぱりコミック・・・。日本人のハリウッド
      スター渡辺謙の出来ももうひとつ・・・?


洋05−93 スピーシーズ3/禁断の種(2004年)    
       
<ホクテンザ2>               2005年6月18日鑑賞
        (アメリカ映画)                2005年6月20日記

     ・・・この手のコワーイ映画が嫌いなことは常々公言しているが、他方若くて
      美人の女優が大好きなこともどうしようもない私の傾向。そこでコワイと
      ころは目を覆って、キレイなところだけを観ればと思って観に行っ
      た・・・。その心構えどおり、「コワイものにはフタをして(?)」、初代の美
      人エイリアン、ナターシャ・ヘンストリッジに代わる2代目の美人エイリア
      ン、サニー・メイブリーの肢体に思わずドッキリ・・・。しかし、この映画
      のような「種の起源」とか「DNA配列」とかの話が、つくり話ではなくホ
      ントの話に近くなってきているとすれば、それはホントにコワイ・・・?


洋05−94 マイブラザー(2004年)    
       
<心斎橋パラダイススクエア>     2005年6月19日鑑賞
        (韓国映画)                2005年6月20日記

     ・・・兄弟の確執は、古今東西を問わずどこにでもあるもの。今、日本全国
      を吹き荒れている兄弟の確執は、父貴ノ花の死去に伴って発生した
      「若貴戦争」だが、これはあまり「目にしたくないもの」・・・?これに
      対して『マイブラザー』での兄弟の確執はかわいいもの・・・?兄は学業
      優秀、弟は暴れん坊、しかし実は・・・?幼年時代、高校時代、そして大
      学時代を経る中、「1人の母親」をめぐる2人の確執は・・・?そしてラス
      トに向けて発生する大事件は・・・?前宣伝の少ない比較的地味な韓流
      映画だが、とりわけ男2人の兄弟諸氏には、我が身を振り返りながら
      じっくりと味わってもらいたい作品だ。


洋05−95 スターウォーズ エピソード3 シスの復讐(2005年)
                                 
  
       <試写会・大阪厚生年金会館大ホール>2005年6月20日鑑賞
        (アメリカ映画)                2005年6月21日記

     ・・・
大阪初の試写会の会場は満席。何と1番手は朝9時半から
       並んでいたとのこと。そして久しぶりに、映画のはじまりと
       終わりに盛大な拍手が鳴り響くという体験も。スターウォーズの
       物語は複雑で登場人物も多彩だが、『スターウォーズ エピソード3』
       はその最終章。それまでの作品における数々の謎が明らかに
       されるとともに、ハイライトではアッと驚く主役たちの対決が・・・?
        目を見張る映像効果や、あのライトセーバーによるチャンバラ劇(?)
       も悪くはなく十分に楽しめるものだが、そんなに大騒ぎする
       ほどのもの・・・?


洋05−96 美しい夜、残酷な朝(2004年)    
       <ナビオTOHOプレックス>      2005年6月21日鑑賞
        (中国・日本・韓国映画)        2005年6月22日記

     ・・・これはイ・ビョンホンと長谷川京子が共演する日韓合作のラブストー
      リー映画ではなく、アジアンホラーを共通テーマとし、香港・日本・韓国
      の3人のビッグネームが監督をつとめたオムニバス映画。しかしどうも
      宣伝が今ひとつ・・・?『dumplings』『box』『cut』という3つのタ
      イトルがいかに意味シンな内容を含んでいるかは、映画を観てのお楽
      しみに・・・。かなりコワくなる映画だが、まさにそれがこの監督たちの
      狙い・・・。したがってそうなれば大成功なのだが・・・。


洋05−97 シンデレラマン(2005年)    
       <梅田ピカデリー>      2005年6月23日鑑賞
        (アメリカ映画)        2005年6月24日記

     ・・・前途有望なボクサーだった主人公も、身体の故障と1930年代の
      大恐慌の中、電気代にもコト欠く生活に。
        そのうえ、無気力試合(?)によりライセンスも剥奪。
        しかし、そこから奇蹟が・・・。
        それは「ミルクのため」「家族のため」、そんな平凡だが強い願いが
       生んだ奇蹟・・・。
        不遇の時代、見放された状況下ににおいてこそ、男の真の力量が
       明らかになる、そんな思いを強くさせる感動作!
        「潜水艦モノにはずれなし」だけではなく、「ボクシング映画に
       はずれなし」という格言を新たにつけ加えなければ・・・?


日05−98 空を飛んだオッチ(2005年)     
       <東映試写室>         2005年6月24日鑑賞
        (日本映画)           2005年6月25日記

     ・・・子供はみんな夢を見るもの。もしもボクが空を飛べたなら・・・、
       男の子なら誰にもそんな空想をしたことがあるはず。
       しかし、もしそんな夢が実現したら・・・?そんな子供がいれば
      仲間の輪を壊すだけではなく、大人たちの秩序までも破壊する
      危険人物。「人と少し変わっていて何が悪い!」そう叫ぶ少年の心は、
      大人たちの差別の心の裏返し・・・。
       「自民党をぶっ壊す!」と威勢のよかった小泉改革のように、
      この映画が、いかにも当たり前のように思われていながら実はかなり
      インチキな大人の秩序をぶっ壊してもらいたいものだが・・・?


洋05−99 ライターをつけろ(2002年)  
       <ホクテンザ1>          2005年6月26日鑑賞
        (韓国映画)            2005年6月28日記

     ・・・ソウルを出発した列車が乗っ取られたままノンストップで釜山駅に衝突
      したら・・・?そんな危険をはらみながら展開され、手に汗を握るアクション
      は、みんな一生懸命ながら笑いを誘うユーモラスなもの。
       この社会風刺ともいえる韓国版『新幹線大爆破』(75年)は、
      列車乗っ取りの動機と小道具としてのライターがミソ・・・?
       こりゃ面白いヨ・・・。


洋05−100 ジェイル・ブレイカー(2002年)     
       <ホクテンザ1>        2005年6月26日鑑賞
        (韓国映画)          2005年6月27日記

     ・・・脱獄をテーマとした名作はスティーブ・マックィーン主演の
      『パピヨン』だが、これは2人の主人公による韓国版『パピヨン』の
      喜劇編・・・?
       やっとの思いで脱獄を成功させた2人の主人公が見たのは、
      8月15日の光復節の特赦名簿にある自分たちの名前。
       これは一体・・・?
       2人はまた刑務所に戻るのだろうか?
       さらに、やっと再会できた婚約者は今・・・?
       脱獄を成功させた2人とそれに絡む婚約者たち、そして刑務所内での
      暴動をハイライトとするドタバタ劇は、みんなが真剣なだけに
      ブラックユーモア満載の最高に面白い喜劇となっている。
        それにしても、この映画の登場人物たちはみんなそれぞれに
      自己主張が強く、大声で怒鳴ってばかり・・・。
       これってやはり韓国人気質・・・?


洋05−101 DMZ非武装地帯 追憶の三十八度線(2004年)   
       <東映試写室>         2005年6月27日鑑賞
        (韓国映画)          2005年6月28日記

     ・・・20代のイ・キュヒョン監督自らのDMZでの捜索隊員としての体験を
      映画化!1979年10月、第2次朝鮮戦争の危機が・・・。
       その時イ・キュヒョン監督はDMZの捜索隊員として20代の青春を
      送ってきた。25年間あたためてきた自分自身の体験をもとにした
      構想を映画化した話題作だが、ストーリー全般において少し
      個人的体験や、個人的感傷が強すぎるのでは・・・?難しい題材の
      映画化だけに、もっと客観的な問題提起が欲しかったと私は
      思うが・・・?


日05ー102 サマータイムマシン・ブルース(2005年)  
       <試写会・リサイタルホール>   2005年6月27日鑑賞
        (日本映画)             2005年6月29日記

     ・・・タイムマシンをテーマとした映画は多いが、そのほとんどは大きく
       変わった「過去ー現在」あるいは「現在ー未来」の乖離が面白いもの。
        しかしこの映画は、昨日と今日のタイムトリップを何回も・・・。
        その意味では、タイムマシンの活用も小粒になったのかも・・・?
        しかしそのおかげで、タイムマシンにまつわるさまざまの「理論」
       が解明・・・?
        もし今日のオレが昨日へタイムトリップして昨日のオレを
       殺したら・・・?今日のオレはいないはず・・・?すると・・・?
       あなたの頭がこんがらがることまちがいなしだが、この映画は
       どのような結末に・・・?


洋05ー103 マザー・テレサ(2003年)  
       <東宝試写室>          2005年6月29日鑑賞
        (イタリア・イギリス映画)    2005年6月30日記

     ・・・「最も貧しい人々のそばにいたい」という信念を、死ぬ直前まで
      実践したマザー・テレサの一生を描く伝記映画。
       既に50歳を超えたあのオリビア・ハッセーが、無私無欲で人に
      尽くすことに一生を捧げた女性の姿を熱演!
       教団の組織化の必要性を訴える野心家や官僚的体質をもった
      リーダーたちに対する、「私は神が手に持つペンにすぎない」という
      信念にしたがったマザー・テレサの決断がすごい!
       こんな映画を観ていると、キリスト教のすばらしさを実感する
      のだが・・・?

洋05ー104 地球を守れ!(2003年)    
       <ホクテンザ1>        2005年7月2日鑑賞
        (韓国映画)          2005年7月4日記

     ・・・タイトルだけでは何の映画かさっぱりわからないが、超お薦め作!
       悲惨で過酷な公害問題や労働問題(労働争議)という深刻な
      社会問題とSF的でバカげたエイリアン物語が見事に融合し、
      不思議な世界を・・・?
       主役のシン・ハギュンの珍しくエキセントリックな演技もいいが、
      圧巻は誘拐されたカン社長を演じるペク・ユンシクの熱演!
       この映画を観ると、「皆既月食」について、より興味が深まるかも・・・?

洋05ー105 天国からの手紙(2003年)    
       <ホクテンザ1>        2005年7月2日鑑賞
        (韓国映画)          2005年7月4日記

     ・・・典型的な美しく悲しい韓流ラブストーリーだが、この映画の
      特徴は、男性の純粋さと弱さに対して、美しいヒロインのしたたかさ
      と強さが鮮烈なこと・・・?もっとも、その割にはヒロインの選択の
      結果は・・・?
       近年の『マイ・ブラザー』(04年)でも気弱な兄貴役を好演した
      シン・ハギュンは純粋で素朴な田舎の青年役がいかにもピッタリ。
        梅雨が明ければ夏本番。
        たまには星がきらめく夜空を眺めて、火星を探し(望遠鏡がなければ
      その姿だけでも想像し)火星に手紙を送り届ける夢をみるのもいいの
      では・・・?


洋05ー106 ダニー・ザ・ドッグ(2004年)  
       <梅田ピカデリー>       2005年7月3日鑑賞
        (フランス・アメリカ映画)   2005年7月4日記

     ・・・監督や脚本家にとってアクション映画に人間的側面をもち込み
      たいと考えるのは、やまやまだろうが、そうすると失敗作になるこ
      とも・・・?
       この映画の脚本を書いたリュック・ベッソンは明らかにそれを狙い、
      ジェット・リーもそれを望んだ結果、その融合が大成功・・・?
       常に首輪をつけ、主人の命令のみによって闘争マシーンとして動く
      犬同然というキャラクターは寂しいが、そうだからこそ面白い
      人間ドラマが・・・?
       なおこの映画の中で流れるモーツァルトの『ピアノソナタ11番』にも
      是非注目を!

日05ー107 NANAーナナー(2005年)     
       <東宝試写室>         2005年7月7日鑑賞
        (日本映画)           2005年7月7日記

     ・・・奈々とナナは同じ20歳だが生き方も性格も正反対。
       ところがなぜかこんな2人が大の親友に・・・。
       2人のNANAを主人公として、今どきの若者たちの生き方を
      テーマとして描いた超人気マンガの映画化だが、大人も十分楽しめる
      内容に。
       中島美嘉がメジャーを目指すボーカリストとして等身大(?)の
      役柄を大好演!
       さて、2人の女の子の恋の行方とその人生は・・・?


洋05ー108 受取人不明(2001年)     
       <ホクテンザ1>        2005年7月8日鑑賞
        (韓国映画)          2005年7月9日記

     ・・・『春夏秋冬そして春』(03年)、『サマリア』(04年)を観て感動し、
       大いに勉強したキム・ギドク監督の第6作目(01年)だが、観終わると
       「すごい!」のひとこと。
        1970年代のアメリカ軍基地のすぐ側にある村が舞台だが、
       登場人物たちそれぞれの「哀しみ」や「苦悩」がスクリーン上に
       ものすごい迫力でぶつけられてくる。
        そして、「なぜ人間はお互いにわかりあえないのだろう」「なぜ人間は
       みんな不幸になるのだろう」との思いが・・・。
        「苦悩」から逃れられない人間たちに思いをはせながら、「人間論」
        「人生論」をぶつけあう映画として最適!
       法科大学院でも教材として活用してもらいたい、とつい思って
       しまったが・・・? 

洋05ー109 木浦<モッポ>は港だ(2004年)  
       <ホクテンザ1>        2005年7月8日鑑賞
        (韓国映画)          2005年7月11日記

     ・・・マフィアへの潜入モノ(?)は『インファナル・アフェア』3部作が
      有名だが、おっとどっこい、そればかりではない!
       韓国南端の港町木浦(モッポ)を舞台に、潜入刑事とヤクザの
      ボスの2人を中心として展開される物語は、コメディタッチをうまく
      折り込みながら、対決あり、騙しあり、友情ありの面白いもの。
       ヨン様やイ・ビョンホンを超える美男俳優の魅力と実力派俳優の
      迫力ある演技を大いに楽しもう!

日05ー110 人間の條件(1959〜61年)    
       <シネ・ヌーヴォ>        2005年7月9日鑑賞
        (日本映画)           2005年7月12・13日記
         第1部<純愛篇>・第2部<激怒篇>
         第3部<戦雲篇>・第4部<望郷篇>
         
第5部<死の脱出>・第6部<廣野の彷徨>
      ・・・1959年から61年にかけて、五味川純平の原作を松竹と小林
       正樹監督が総力をあげて映画化した全6部の大作は、戦後60年の
       今、あらためて多くの日本国民に味わってもらいたい映画。
        主人公梶のヒューマニズム溢れる力強い生き方は、誰もが
       真似のできるものではないが、こんな生き方に感動することは、
       誰でもできるはず。
        今年4月の反日デモ、そして反日抗争勝利60周年の記念行事が
       相次ぐ中国とどう向かい合うべきかについても、この映画を観れば、
       新たな視点が生まれるのでは・・・?
        約10年後に日活で製作された山本薩夫監督の『戦争と人間』
       全3部作とともに、永久に心にとどめたい名作として心から
       感動したいものだ。


演05ー111 カルメン(2005年)         
       <フェスティバルホール>   2005年7月10日観劇
        (オペラ)            2005年7月16日記

      ・・・ご存じ、ビゼー作曲のオペラ『カルメン』だが、舞台装置がイマイチ。
        大勢の群衆が登場するものの、特にその動きがあるわけでもなく
       要はカルメンとドン・ホセを中心とするソリストたちの歌声が見せ
       どころ!そりゃすごい歌唱力なのだろうが、字幕を見ながら
       歌を聴くだけでは感激はいまひとつ。これに対し、バレエ『ボレロ』
       はすばらしいもの。S席のいい席からの鑑賞だったが、やはり
       劇団四季のミュージカルの方が俺は好き・・・?


日05ー112 蝉しぐれ(2005年)     
       <東宝試写室>        2005年7月12日鑑賞
        (日本映画)          2005年7月13日記

      ・・・静かで美しい、いかにも最近はやり(?)の藤沢周平モノの時代劇。
        しかし、3人の男たちの友情物語としては面白いが、ドラマとして
       の出来は、『たそがれ清兵衛』>『隠し剣 鬼の爪』>『蝉しぐれ』
       の順・・・?
        風景の美しさとオープンセットはお見事だが、お世継ぎ問題に端を
       発したお家騒動のドラマ性も、時代劇に不可欠な殺陣の見せ場も
       イマイチ・・・?
        いくら「海坂藩」でも、柳の下にそんなにたくさんどじょうはいない
       のでは・・・?


洋05ー113 アナーキスト(2000年)       
       <ホクテンザ1>        2005年7月13日鑑賞
        (韓国映画)          2005年7月14日記

      ・・・この映画は、抗日テロ組織に属していた5人の韓国人「アナー
       キスト」たちの活躍と哀しみを描いた珍しいもの。
        舞台は1924年の上海。上海の租界に臨時政府が樹立された
      1919年以降、「義烈団」と名乗るアナーキストの組織があった
      のは歴史上の事実とのこと。
        テロが実行され、仲間が次々と死んでいく中、ただ1人生き残った
      サングが語る回想には実にさまざまな思いが・・・?


洋05ー114 マイ・ボス マイ・ヒーロー(2004年) 
         <ホクテンザ1>       2005年7月13日鑑賞
         (韓国映画)          2005年7月16日記

      ・・・ヤクザのボスも、ソウルの中心街明洞(ミョンドン)を仕切る
       ためには、腕と度胸だけではなく知恵が必要。
        大ボスからそう言われた将来有望な若手ながら高校中退の
       ボス、ドゥシクは、高校の卒業証書を獲得すべくある私立高校に編入。
        そこで巻きおこすさまざまな学園ドラマ(?)は超見モノ・・・。
       そして、「学歴社会韓国」の面白い縮図と私学経営をめぐる
      さまざまな社会矛盾が見えてくること請け合い・・・。


洋05ー115 マラソン(2005年)  
         <道頓堀角座>        2005年7月17日鑑賞
          (韓国映画)          2005年7月19日記

      ・・・「自閉症」とは、病気ではなく脳に先天的な生物学的障害がある
       場合のみ起こる障害というのが近年の定説とのこと。
        したがって、私たちが一般に理解している内容は大きな誤解であり、
       無理解ということだ。そんな自閉症の子供と真正面から向かい合うのは
       大変なことだが、そんなわが子に「走ること」の楽しさを教えた
       母親の「子育て日記」(?)とも言うべき映画がこれ。
        韓国で大ヒットし、盧武鉉大統領も感動したという実在の青年の
       物語だが、さて、あなたはこの映画から何を学び、感じるだろうか・・・?


洋05ー116 オー!ブラザーズ(03年)    
        <ホクテンザ1>        2005年7月18日鑑賞
         (韓国映画)          2005年7月19日記

      ・・・『ブラザーフッド』(04年)、『マイ・ブラザー』(04年)と並ぶ
       「韓国版兄弟モノ」の映画であるとともに、古くは『神さまこんにちは』
       (87年)、最近は『オアシス』(02年)、『マラソン』(05年)と並ぶ
       「身障者モノ」の映画だが、異色なのは、それをコメディ風に
        描いていること。
         ある必要に迫られて、一度も会ったことのない異母弟と出会った
       兄は、悪徳カメラマン(?)。
         そんな兄にしたがって養護学校からシャバへ出てきたのは、
       年齢は12歳ながら「早老症」のため外観は完全なオッサンの弟。
         さて、そんな2人がこの映画の中で、私たちに観せてくれる
       物語は・・・?


洋05ー117 シングルス(2003年)    
         <ホクテンザ1>        2005年7月18日鑑賞
         (韓国映画)           2005年7月19日記

      ・・・山口智子主演のTVドラマ『29歳のクリスマス』の韓国版との
        ことだが、それを観ていなくても、スクリーン上に展開される3人の
        主人公たちを軸とする青春群像はすごく新鮮で面白いもの。
        30歳は女の1つの転換期・・・?
         仕事に恋愛にそして結婚に妊娠に、30歳を迎えようとする女たちの
        悩みは多いもの。しかし、それと同時に男だって・・・?
         幸せな結婚を前にしながらある重大な選択をした、「アメリ」髪型の
        八頭身美人の主人公に拍手を送るとともに、その10年後の姿に
        注目したいものだ!


洋05ー118 奥さまは魔女(2005年)    
       <試写会・梅田ピカデリー>    2005年7月19日鑑賞
         (アメリカ映画)          2005年7月20日記

      ・・・クール・ビューティーの最高峰女優ニコール・キッドマンが、
        何ともキュートでかわいい魔女に大ヘンシン!
         「鼻ピクピク」の得意技で『奥さまは魔女』のリメイク版に
        登用された彼女は、今は落ち目の人気スターと恋の道に・・・。
         しかし、魔女と人間との恋愛なんてホントに成り立つの・・・?
        往年のオードリ・ヘップバーンを彷彿させるすばらしいファッションと
        可憐でキュートなニコール・キッドマンの新たな魅力を満喫しながら、
        バカバカしいが良質で陽気なアメリカ風の笑いをタップリと楽しもう。
         こんな映画、ストレス解消に最高だよ・・・。

洋05ー119 セックス イズ ゼロ(2002年)    
         <ホクテンザ1>     2005年7月20日鑑賞
         (韓国映画)        2005年7月21日記
      ・・・エアロビクス部の美しきエースと超力同好会の三枚目の
       老けた大学生との恋模様(?)を軸としながら描かれる一風変わった
       「学園モノ」・・・。「美女たちと野獣たち」の極端な対比は非常に
       面白いが、やはり観ていて楽しいのは美女エアロビクス軍団の
       美しき肢体。
        R−18指定のエロティックさをチラホラ見せながらも、基本的には
       コメディタッチの笑える映画。
        しかし、最後はイヤな二枚目をおしのけて三枚目男の「誠意」が
       勝利するはずだが・・・?

洋05ー120 ジャングル・ジュース(2001年)   
         <ホクテンザ1>     2005年7月20日鑑賞
         (韓国映画)        2005年7月21日記
      ・・・最初の舞台は、ソウルの売春街、清涼里(チョンニャンニ)。
        ここを根城とした2人のチンピラ主人公は、ヤクの取引、逮捕、
       組と警察との大乱闘などを体験しながら、大量のヤクをもって
       命からがら釜山へ逃亡することに。
         ともに行動するのは、メグ・ライアンという名の馴染みの娼婦。
        3人はこのヤクをうまく売りさばけるのか?
         そして、その命は大丈夫か?予想を超えて次々と展開される
       エネルギーいっぱいの物語はスリリングで面白いもの。
        さて、その物語の結末は・・・?


日05ー121 サヨナラCOLOR(2004年)     
        <東映試写室>      2005年7月21日鑑賞
         (日本映画)        2005年7月22日記
      ・・・原田知世扮する高校時代の初恋の女性が、今は医者となっている
        竹中直人のもとに、子宮ガン患者として入院してくるという設定は
        面白いが、ガン治療の姿にはもうひとつ現実味が・・・?
         だって、化学療法を受けた患者は一貫して美しい長い髪のまま
        だし、手術成功の後もあんなに早く元気になるの・・・?
         他方、高校時代と現在をオーバーラップさせながら描く2人の
        結びつきも、感動的なラストに持ち込んではいるものの、
        多少無理が・・・?
         そもそも竹中直人と原田知世が同級生というのはどうみてもムリ。
         竹中直人が監督・脚本をし自ら主演した映画だが、ちょっと
        凝りすぎでは・・・?


洋05ー122 アイランド(2005年)     
         <梅田ピカデリー>        2005年7月23日鑑賞
         (アメリカ映画)           2005年7月26日記
      ・・・『アイ,ロイボット』が描いた2035年の近未来に対して(?)、
        これは本格的クローン人間が登場している2019年の近未来
       の世界。その時代になっても「貧富の差」は歴然とあるらしく、
       大統領やVIPたち、そして著名な女優は自らの健康と若さを
       保つため、ひそかに自分のクローンを製作・・・。
         しかし、1人のクローンはなぜか同じ悪夢を見るうえ、質問ばかり
       する変なクローン・・・?さて、そのココロは・・・。
        クローンたちが夢みる「アイランド」とは一体ナニ?
        そしてそれは本当にあるの・・・?


洋05ー123 皇帝ペンギン(2005年)      
         <心斎橋パラダイススクエア>2005年7月24日鑑賞
         (フランス映画)         2005年7月26日記
      ・・・南極で暮らす皇帝ペンギンの「生命の営み」を追うため、
       8880時間ものフィルムを回した感動のドキュメンタリー。
        あの艶やかな黒い燕尾服をまとった皇帝ペンギンたちの大行進の
       意味は?1コの卵を産み、孵化させ、産まれた子供を一人立ちさせて
       いくのは大変な営みだが、それは同時に動物と自然との苛酷な
       生存競争!
        あらためて生命と地球の大切さを実感!


洋05ー124 品行ゼロ(2002年)     
         <ホクテンザ1>       2005年7月26日鑑賞
         (韓国映画)          2005年7月27日記
      ・・・80年代を舞台とした韓国版「学園モノ」「番長モノ」は、基本的
       にはワイルドなものだが、「鬼のカクラン」的な美しい純愛も・・・?
        カツあげを指揮するべき番長(?)のギター教室通いはお笑いだが、
       音楽ネタはどの国でも男女交際の基本・・・?
         しかし、不似合いな恋にうつつを抜かしていると、女番長からは
       見放されるうえ、ライバルの台頭を許すことに・・・。
         そして、主人公の『カンフーハッスル』(04年)ばりの武勇伝が
       ホントかどうかは最後の番長同士の決闘にかかってくることに。
         その「ケンカ」は意外と現実的なスタイルだったが、
       その結末は・・・?
         映画出演2作目となるメガネの美少女には、番長のみならず
        多くの観客も思わず釘付けとなり、一目ボレ・・・?

洋05ー125 ワイルド・カード(2003年)     
         <ホクテンザ1>     2005年7月26日鑑賞
         (韓国映画)        2005年7月27日記
      ・・・韓国版『太陽にほえろ!』とも言うべき6人の熱血刑事の奮闘ぶりを
       描く映画だが、犯人への憤りと捜査の限界に苦悩する刑事たちの
       心の悩みもタップリと。
         もっとも、刑事の中には過去の傷を引きずったぐうたらな奴も
       いるが、そんな刑事だってイザとなれば・・・?
         日本の弁護士の目には、韓国における犯罪捜査のあり方について
       のさまざまな疑問点がみえるものの、主人公の情熱に免じてそれも
       オーケーとしておこう・・・?
         なお例によって、紅一点の活躍ぶりにも注目を・・・!


日05ー126 タッチ(2005年)          
         <東宝試写室>        2005年7月27日鑑賞
         (日本映画)           2005年7月28日記
      ・・・ご存知、昔の人気テレビアニメ番組が、夏の高校野球の季節を
        迎えて再登場!
         達也と和也の双子の兄弟と南の夢は、あの甲子園に行くこと。
         しかし、その先に立ちはだかるものは・・・?
         それは対戦相手ばかりではなく、南をめぐる兄弟のライバル心
        や揺れ動く南の女心・・・?
         『セカチュー』の長澤まさみ、そして斉藤祥太・慶太というホンモ
       ノの双子の兄弟を配しての、甲子園への情熱を軸とした兄弟愛と
       ピュアーなラブストーリー(?)は、単純ながらとても感動的!
        近くの女性客からは嗚咽の声も・・・。

日05−127 8月のクリスマス(2005年)         
       <ヘラルド試写室>           2005年7月28日鑑賞
         (日本映画)              2005年7月29日記
     ・・・昔は黒澤作品、最近はホラー映画が外国でリメイクされる日本映画の
      代表。しかしこれは、逆に『シュリ』(99年)と並んで韓流ブームの
      火付け役となった『八月のクリスマス』(98年)を日本版にリメイク
      したもの。それは一体なぜ・・・?
       ストーリーはほとんど共通だが、違うのは写真屋の店主に対して、
      生きる意欲とともに死んでいくことへの恐怖感を意識させることに
      なった、ハツラツとした美女の職業!さて、その違いの結果は・・・?
       そしてまた、韓国を代表する名優ハン・ソッキュと対比される日本を
      代表するミュージシャン山崎まさよしの主演男優としての出来は・・・?


日05−128 亡国のイージス(2005年)         
       <梅田ピカデリー>           2005年7月31日鑑賞
        (日本映画)              2005年8月2日記
     ・・・遂に『亡国のイージス』が公開された。
        イージス艦いそかぜの全ミサイルの照準は東京に。
        さて、彼らの要求は・・・?
        4人の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞者の揃い踏みだが、
       全編を通じて大活躍するのは先任伍長の真田広之。
        そのため、「戦争モノ」よりも「人間モノ」に比重が・・・?
        「GUSOH(グソー)」その他の専門用語の理解が不可欠だから、
       この映画を観た後、さらに勉強を深めるかどうかがポイント!
        2時間余によくまとめたと思う反面、少しモノ足りなさもあるが、
       しかしまあ、それは仕方なし・・・。
        さて、郵政民営化法案の可否をめぐる「決戦」直前に公開された
      今夏最大の話題作は、今後の日本にどのような反響を・・・?


洋05−129 ヴェラ・ドレイク(2004年)         
       <テアトル梅田>                  2005年8月1日鑑賞
      (フランス、イギリス、ニュージーランド合作映画) 2005年8月3日記
    産経新聞大阪府下版(平成17年8月30日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・人工妊娠中絶「王国」日本と異なり、イギリスでは宗教的な
       価値観もあって人工妊娠中絶は昔から犯罪!
        そこで横行したのがヤミ(非合法)の堕胎だが、心優しい
       ヴェラ・ドレイクがそんな行為をくり返したのは一体なぜ・・・?
        舞台は1950年のロンドン。
       ヴェラ・ドレイクの逮捕から物語は急転換し、観客はハラハラ
      ドキドキ・・・。
       しかし、弁護士の私としては、率直に「ギルティ」と認めるのではなく、
      「ナット ギルティ」と争うドラマを期待したのだが・・・。


洋05−130 ファンタスティック・フォー(2005年)  
       <試写会・リサイタルホール>      2005年8月4日鑑賞
           (アメリカ映画)            2005年8月5日記
     ・・・今年7月、『宇宙戦争』と『バットマン ビギンズ』をうち破り、
       『スターウォーズ エピソード3』に匹敵する興行収入を挙げたのが、
       何ともバカバカしい(?)この映画。
        1961年にマーベル・コミック社のスタン・リーが生み出したこの
       ファンタスティックな4人プラス1人のキャラクターから、その後の
       『スパイダーマン』『X−MEN』『ハルク』『デアデビル』などが生まれた
       とのこと。
        「観客を集めているからいいじゃないの!」との言い分もわからない
       ではないが、ハリウッド映画の危機(?)が伝えられている今、
       いつまでもこんな安易な企画(?)を続けていて、大丈夫・・・?


日05−131 深紅(2005年)           
       <東宝試写室>              2005年8月5日鑑賞
       (日本映画)                 2005年8月6日記
     ・・・殺人犯の娘と、家族4人を殺され、唯1人残された娘の2人が
      それぞれの親から引き継ぐ罪と罰とは・・・?
       こんな重々しいテーマを2人の美人女優が立派に演じている。
       ある犯罪計画はホントに決行されるのか、そしてその結末は?
        『深紅』というタイトルは一体何を意味しているのか・・・?
        ラストの甘さ(?)は気に入らないものの、2人の美人女優に免じて、
      まずまずとしておこう・・・。


洋05−132 宇宙戦争(2005年)          
       <梅田ブルク7>            2005年8月6日鑑賞
       (アメリカ映画)              2005年8月8日記
     ・・・『スターウォーズ エピソード3』と並ぶ今年夏のハリウッド映画
      最大の話題作。観ておかなければ、という義務感半分で観たが、
      予想どおり(?)の期待はずれ!とはいっても全然面白くないわけ
      ではない。90%が異星人からの逃走劇の物語ながら、それなりに
      十分な娯楽性を満たす映画であることは認めよう。しかし、所詮
      それだけ・・・?
       また、スピルバーグ監督がこの映画最大の「売り」とする「家族愛」
      も、所詮は「他者切り捨て」のサバイバルゲームとなっているので
      は・・・?
       ネタバレは絶対許さない「ヒミツ主義」も結構だが、もっと映画の王道に
      戻ってほしいと私は思うのだが・・・?


洋05−133 Be Cool (ビー・クール)(2005年)    
       <東宝試写室>              2005年8月8日鑑賞
       (アメリカ映画)               2005年8月9日記
     ・・・ジョン・トラボルタがカリスマ・マネージャーとして、新人女性歌手の
       「売り出し作戦」を決行!その動機は?また、行く手に立ちはだ
       かる敵対勢力たちは・・・?
        ヘンな奴(?)がいっぱい登場するものの、主人公はあくまで
       「Be Cool」。
        ユマ・サーマンとの悩ましくもカッコいいダンスシーンを含めて、久し
       ぶりにジョン・トラボルタのカッコ良さが満喫できるA級娯楽作!


日05−134 容疑者 室井慎次(2005年)          
       <東宝試写室>              2005年8月10日鑑賞
       (日本映画)                 2005年8月11日記
     ・・・『踊る大捜査線 THE MOVIE』『踊る大捜査線 THE 
      MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の脇役キャラである
      管理官室井慎次を主人公とし、『交渉人 真下正義』に続く4匹目の
      どじょうを狙った映画がこれ。
       しかし弁護士としての私の目から観ると最悪!
       警察庁と警視庁のトップによる出世争いに巻き込まれて、
      殺人事件の捜査本部長であった室井慎次が「特別公務員暴行
      陵虐罪」で逮捕!
       この筋書きは面白いものだが、その内容はあまりにもマンガ的!
       新米弁護士を演じる田中麗奈は美人だから許せる(?)としても、
      灰島弁護士のキャラは一体ナニ?
       日曜日の人気番組である、某法律バラエティ番組(?)の悪影響が
      モロに出ているのでは・・・?
        刑事事件に興味のある法科大学院の学生諸君は、反面教師として
       必見の教材映画!

日05−135 リンダ リンダ リンダ(2005年)     
       <テアトル梅田>              2005年8月12日鑑賞
       (日本映画)                  2005年8月13日記
     ・・・高校生活最後の花の学園祭。そこで今どきの女子高生が熱唱す
      るのは、1980年代のロックバンド、ブルーハーツの『リンダリンダ』。
       練習は3日間だけ。ボーカルはにわか仕立ての韓国からの留学生。
      それは一体なぜ・・・?しかし、こんなはちゃめちゃな状況下でも、
      それをやりとげていくのが若さと青春の女子高生パワー!
       『スウィングガールズ』(04年)とは一味違う、等身大の「4人組」に
      拍手!もっとも「ソンちゃん」の女子高生姿には少し無理が・・・?


洋05−136 ヒトラー〜最期の12日間〜(2004年) 
       <心斎橋パラダイススクエア>   2005年8月13日鑑賞
       (ドイツ映画)              2005年8月15日記
     ・・・戦後60年目の8・15を迎えた日本では、さまざまな特集が組まれ、
       「あの日」の総括に大わらわ・・・?
        そして9・11に設定された衆議院議員総選挙の投票日は、構造改革
       の行方と日本の進路を左右する天下分け目の「関ヶ原の戦い」となる
       こと明らか。
        そんな中、戦後59年間タブーとされていた「ヒトラーの映画」が
       ドイツ語によるドイツ人俳優とドイツ人監督によって日本でも大公開!
        その評価や賛否は「東京裁判」をめぐる論争以上に複雑だが、
       ヒトラーの人間像の一部を知ることができることはたしか!
        何ごとも学習が大切だと私は思うのだが・・・?


洋05−137 千年湖(2003年)             
         <ユウラク座>            2005年8月14日鑑賞
         (韓国映画)              2005年8月16日記
      ・・・『武士(MUSA)』(01年)と並ぶ、韓国映画には珍しい、壮大な
       時代物絵巻。
        霊に取り憑かれた少女がワイヤーアクションに挑戦する姿には
       多少違和感もあるが、千年湖の美しさと新羅の王宮の壮大さには
       ビックリ!
        また、女王に慕われながらも、身分卑しい娘との結婚を選ぶ
       主人公とこの健気な娘との韓流純愛ドラマもステキ!
        『キネマ旬報』8月下旬号での評価は低いが、私はこんな映画
       大好き!
        日韓関係厳しき中、この映画から新羅の国とその歴史を学び、
       日韓の映画談義と歴史談義が弾めば、たちまち日韓交流が進展する
       のでは・・・?
        さらに次々と韓流時代劇が製作されることを期待したいものだ。


洋05−138 フォーガットン(2004年)          
         <ホクテンザ2>            2005年8月21日鑑賞
         (アメリカ映画)             2005年8月22日記
      ・・・この映画はミステリー仕掛けだが、その本当のテーマは母親と子供
       の絆の強さ!
        14カ月前に起こった飛行機事故で9歳の愛する息子を失った母親
       は今なお茫然自失状態。
        やさしい夫と精神科医は、それを立ち直らせようと必死。
しかし
       主人公の目の前からは、次々と息子の存在を示す資料が消えていく。
       それは一体なぜ?誰が?何のために・・・?
        「記憶」をテーマとしたミステリーものの1つだが、説得力は十分。
       何がホントで何がウソか?騙されないよう十分ご用心を・・・。


日05−139 この胸いっぱいの愛を(2005年)        
         <東宝試写室>           2005年8月22日鑑賞
         (日本映画)              2005年8月23日記
      ・・・2006年から20年前の1986年に突然タイムスリップ!
        舞台は北九州の門司。ホントに20年前にさかのぼることが
       できれば、アレもしたかった、コレもしたかったと思うのは当然だが、
       それはあまりに厚かましい・・・?
         自分の生命と引き換えにしても、何としても実現したいことー
        ー人間は誰もがそんな思いを持っているのでは・・・?
         バイオリンと将棋を小道具(?)とし、20年の時空と人間の記憶を
        テーマとして描かれるこの物語は、感動がいっぱい!
         『いま、会いにゆきます』の好きな人なら、再度ハンカチが
        必要かも・・・。


洋05−140 マルチュク青春通り(2004年)     
       <テアトル梅田>        2005年8月22日鑑賞
        (韓国映画)           2005年8月23日記
     ・・・韓国では『ブラザーフッド』(04年)に次いで、2004年の年間興行収入
      2位に輝いた作品だが、前宣伝に反して、一貫して煮えきらない、
       中途半端な主人公の姿にはイライラの連続・・・?
        同じ学園モノでも『マイ・ボス マイ・ヒーロー』(01年)や『品行ゼロ』
      (02年)の方が圧倒的に面白い!
        今や「韓流四天王」をしのぐイケメンNO1俳優クォン・サンウの
       魅力を全面に押し出しているが、その出来はB級品・・・?
        内容の乏しいパンフのバカ高さを含めこんな売り方をしていれば、
       韓流ブームもそのうちそっぽを向かれるのでは・・・?


日05−141 鳶がクルリと(2005年)        
       <東映試写室>         2005年8月24日鑑賞
        (日本映画)           2005年8月25日記
     ・・・エリートOLの貴奈子が命ぜられたのは、巨大モニュメント設置
      のため「日本晴れ」の鳶職人たちと交渉すること。
        一体なぜ、私が・・・?
        『ナースのお仕事』に続いて観月ありさがコミカルな演技に挑戦だが、
      この映画の見どころは、ちょっと異様な鳶職人たちの世界(?)の他、
      貴奈子の女ながらの仕事への執念と長く美しいおみ脚・・・?
        『釣りバカ日誌』と同じように、気分転換としてたまにはこういう
      映画も・・・。


洋05−142 ブラザーズ・グリム(2005年)     
       <試写会・梅田ブルク7>    2005年8月25日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年8月27日記
     ・・・グリム兄弟の名前や『赤ずきん』『ヘンゼルとグレーテル』などの
      作品は知っていても、その兄弟の実態を知っている人はいないので
      は・・・?
       時代は19世紀はじめ、舞台はフランス占領下のドイツにある深い森
      と小さな村。そこで展開されるファンタジックな、というより奇想天外な
      ストーリーは、これぞヨーロッパ風の迷信と魔法の世界そのもの!
       ギリアム監督の創造力と企画力には大拍手!しかしさて、『千と千尋の
      神隠し』(01年)に慣れた日本人のあなたの反応は・・・?


洋05−143 愛についてのキンゼイ・レポート(2004年)  
       <心斎橋パラダイススクエア> 2005年8月27日鑑賞
        (アメリカ・ドイツ映画)     2005年8月29日記
     ・・・日本では1960年に出版された謝国権氏の『性生活の知恵』が一
      大センセーションを巻き起こしたが、アメリカでは一足早く1948年の
      『キンゼイ・レポート男性版』と1953年の『キンゼイ・レポート女性版』
      がそれ。350項目の質問による1万8千人へのインタビューとは、何と
      もすごいエネルギー・・・。
       それにしても、タマバチの研究から一転しての、人間のセックスへ
      アプローチした原動力は一体ナニ・・・?
       キンゼイ・レポートの評価とともに、それがこの映画のテーマかも・・・?


洋05−144 山猫は眠らない3─決別の照準─(2004年)  
          <ユウラク座>          2005年8月28日鑑賞
          (アメリカ映画)           2005年8月29日記
     ・・・伝説の「スナイパー」トーマス・ベケットを主人公とした『山猫は眠ら
      ない』シリーズ第3作の舞台は、去る4月30日戦後30周年を迎えたば
      かりのベトナムのホーチミン市。中米やバチカン半島よりはなじみのあ
      る地域(?)だが、そのターゲットとして指名されたのは政府要人ではな
      く、かつての戦友であり恩人のポール・フィネガン氏・・・?
       なぜ、そんな命令が・・・?彼は死んだはずでは・・・?
       さて、古傷を抱えたベケットの苦悩は・・・?そして彼はどんな結果を残
      すのだろうか・・・?
       第3作は、ラストでの引き金へのタッチが大きなポイント(?)。
       これを見逃すことのないよう十分ご注意を・・・?


洋05−145 南極日誌(2005年)            
       <ナビオTOHOプレックス>  2005年8月29日鑑賞
        (韓国映画)           2005年8月30日記
     ・・・韓国映画には珍しく、6人の南極探険隊員の姿を描いた骨太映画
      ・・・?その中心は隊長を演ずるソン・ガンホだが、極限状態の自然の
      中、彼は一体なぜ、何に挑むのか?仲間を失い、内部分裂の様相を
      呈するうち次第に、ドキュメント風の映画ながら、韓流ホラー的
      要素も・・・?
       また、「到達不能点」への到達という目標も、一種のパラドックス・・・?
       しかして、この映画のテーマは結局は「人間の狂気」・・・?


洋05−146 ステルス(2005年)            
       <ソニー・ピクチャーズ試写室>  2005年9月2日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年9月2日記
     ・・・1991年の湾岸戦争でその威力を発揮し、一躍有名となった
      ステルス戦闘機。この映画の主人公(?)は、それがさらに進化し、
      人工頭脳を搭載した無人ステルス戦闘機の「エディ」。
        これと張り合う(?)優秀なパイロットとともに、従事する対テロ
       対策の行方は・・・?
        目が回りそうなスピードとともに、意外にシンプルな3人の主人公
      (?)による人間ドラマを楽しもう・・・。


日05−147 姑獲鳥(うぶめ)の夏(2005年)      
       <ホクテンザ2>        2005年9月3日鑑賞
        (日本映画)          2005年9月6日記
     ・・・「この独特な世界観の映画化は不可能!」と言われてきた
      京極夏彦原作のベストセラー小説が遂に映画化。
       さて、その出来は・・・?私は事前にパンフレットを丹念に読み、
      姑獲鳥(うぶめ)とは?京極堂のキャラは?その他数々の予習を完了。
       その上で、密室からの人間消失のナゾに挑むストーリー展開と、
      昭和27年という時代を背景とした映像美を堪能しようとしたが、
      それでもこの映画はサッパリわからない・・・?
       これだけ予習しても私の頭がついていかないのに、
      京極堂が、「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
      と言っているのを聞くと、腹が立ってくるのも当然・・・?
       こんな自己満足的な映画のつくり方では、『横溝正史シリーズ』や
      『金田一耕助シリーズ』を上回るような『京極堂シリーズ』はムリ。
       この第1弾で打ち切りとなるのでは・・・?


日05−148 釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった(2005年)
                                     
       <梅田ピカデリー>         2005年9月4日鑑賞
        (日本映画)             2005年9月5日記
     ・・・今や「平和ニッポン」を代表する夏の風物詩(?)ともなった
      『釣りバカ』シリーズも、1988年からはや第16作目。
       今回の舞台は長崎の佐世保。そしてマドンナならぬヒロインは、
      今が旬のあの八頭身美人の伊東美咲!
       父娘の感動ドラマと爆笑を呼ぶ、アッと驚くハプニングの妙に単純に
      感心し、快適なバカ笑いのひとときを・・・?
       それにしても、西田敏行演ずる「浜ちゃん」が第2の「寅さん」に
      なるためには、あの出っ腹を少し何とかしなければ・・・?


洋05−149 トラブル IN ベガス(2004年)     
       <ホクテンザ1>            2005年9月4日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年9月5日記
     ・・・これぞ低予算の「B級映画(?)」ながら、ピンクのスーツに身を包んだ
      金髪の美女キム・ベイシンガーの行くところ、次々とエルヴィス・プレスリー
      のそっくりさんが死んでいくというケッタイなテーマを面白く描いた
      A級作品。さてそのカラクリと行きつく先は・・・?
       50万ドルの低予算で2億ドルを売りあげたという『マイ・ビッグ・
      ファット・ウェディング』(03年)と同じように、さて2匹目のどじょうは
      柳の下にいるのだろうか?
       ところで、こんな映画まで観ている映画評論家は俺くらいなもの・・・?


日05−150 春の雪(2005年)       
       <東宝試写室>           2005年9月6日鑑賞
        (日本映画)             2005年9月7日記
     ・・・大正初期の豪華絢爛たる貴族社会の中でくり広げられる「元祖国産
       純愛モノ」(?)だが、さてその出来は・・・?
        1970年に割腹自殺した三島由紀夫の原作が遂に映画化される
       と知り、大いに期待したが・・・?
        人間の輪廻・転生をテーマとした『豊饒の海』の第1部『春の雪』で
       三島由紀夫が描く「至高の愛」が、貴族のお坊ちゃんのわがままの
       ように思えたのは、ひょっとして私が年をとったせい・・・?
        「春の雪」とは、はかないものの象徴。日韓友好に水をさすつもりは
       ないが、時を同じくして公開されるヨン様の「四月の雪」に負けない
       ようにしなければ・・・?


洋05−151 ゲス・フー/招かれざる恋人(2005年)  
       <東映試写室>          2005年9月7日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年9月8日記
     ・・・まもなく両親の結婚25周年を祝う銀婚式。その席で婚約を
       発表しようとしている黒人娘の家に招かれた恋人は、父親の信用調査
       によれば完璧な男だが、何と白人だった。
        そこから始まる男同士のバトル(?)をたっぷりと・・・。
        1968年にシドニー・ポアチエと共演し、キャサリン・ヘプバーンが
       アカデミー賞主演女優賞を受賞した名作『招かれざる客』との対比も
       お忘れなく・・・。
        激しくも楽しいさまざまなバトルの末に最後に勝つもの、それは
       もちろん愛・・・。


洋05−152 Mr.&Mrs.スミス(2005年)  
       <試写会・ナビオTOHOプレックス>   2005年9月8日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年9月9日記
     ・・・映画は企画の面白さが勝負!リッチだが平凡な、そして倦怠期を
       迎えた夫婦には互いに「プロの暗殺者」という驚くべき顔が・・・。
        しかもそのターゲットが同一人物とされ、現場で鉢合わせすることに
       なったら、それ以降の2人の運命は・・・?
        最高の美男、美女を主役に据え、ラブコメディとハードアクションを
       融合させ、ウソと真実をゴチャまぜにしていく中、2人がたどりつく
       結末は・・・?
        久々に面白いハリウッド映画!こういう映画は理屈抜きで楽しまなく
       ちゃ・・・。


洋05−153 チャーリーとチョコレート工場(2005年)  
       <梅田ピカデリー>             2005年9月11日鑑賞
        (アメリカ映画)               2005年9月12日記
     ・・・イギリスには、『指輪物語』や『ハリー・ポッター』、そして来年3月
       公開の『ナルニア国物語』など、日本人が全然知らない人気小説が
       たくさんあり、これもその1つ。果たして大人も楽しめる映画・・・?
        ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演だから面白いのは
       当然・・・?
        見学を許された5人の子供とその保護者たち、そしてこれを案内する
       ちょっとヘンなキャラのウォンカ氏が見せるのは、巨大なチョコレート
       工場の驚くべきファンタジーだけではなく、意外な人間ドラマ・・・?
        そしてその結末はえらくシンプル・・・?
        9・11総選挙で小泉自民党が圧勝した原因がシンプルな争点設定
       にあったことをみれば、この映画も予想以上に大ヒット・・・?


洋05−154 0:34 レイジ34フン(2005年)       
       <ユウラク座>            2005年9月13日鑑賞
        (イギリス映画)           2005年9月14日記
     ・・・舞台は1863年に開通した世界一古いロンドンの地下鉄構内。
       恐怖のターゲットは0:34の最終電車に乗り遅れた1人のヒロイン!
        なぜ彼女の周りの男たちが次々と殺され、彼女は恐怖にさらされ
       るのか?また、地下鉄構内の主ともいうべき「化け物」はなぜ存在し、
       彼(?)は何を目指すのか?そしてまたこれはホントの世界なのか、
       それとも幻なのか・・・?
        ラストにおけるちょっとした「オチ」に注目だが、薄目半分でしか
       観れない私には、所詮ホラー映画は不向き。
        やっぱり感動モノの方が・・・?


日05−155 まだまだあぶない刑事(2005年)       
       <東映試写室>             2005年9月14日鑑賞
        (日本映画)               2005年9月15日記
     ・・・タカ(舘ひろし)もユージ(柴田恭兵)も私より1、2歳若いだけの
       ほぼ同世代なのに、なぜ今でもこんなにカッコいいの・・・?
        7年ぶりの「シリーズ」には、パソコンマニアとガンマニアのイキのいい
       若手コンビが登場するが、さて彼らへの世代交代は・・・?
        その他のキャラは昔のままだが、7年も経てばそれぞれに変化も。
        そして犯罪の質も変化し、韓国釜山での小型核爆弾の紛失あり、
       米中接近あり(?)のインターナショナル版・・・。
        もちろんハマのまちも大変化。そのメインの舞台は、『シュリ』(99年)
       をパクった(?)横浜のサッカースタジアムだが・・・?


洋05−156 イン・ハー・シューズ(IN HER SHOES)(2005年)
                                        
       <試写会・リサイタルホール>     2005年9月15日鑑賞
        (アメリカ映画)              2005年9月17日記
     ・・・2人の性格正反対の姉妹が主人公。共通点は、24,5cmという
       靴のサイズと子供時代の悲しい思い出だけ。
        30歳前後の女性の生き方が難しいのは当然。仕事オンリーの
       エリートもしんどいし、ナイスバディで男を引っかけるのもそのうち
       限界が・・・?
        そこに登場するのは、孫たちと長い間隔絶されていたおばあちゃん。
        男にはわかりにくい『イン・ハー・シューズ(IN HER SHOES)』
       というタイトルだが、女性のあなたならきっと胸キュンとなるはず・・・。
        今年の秋、『シンデレラマン』とともにハリウッド映画ここにあり、という
       名作の登場だ!アカデミー賞の行方とともに注目しよう。


洋05−157 四月の雪(2005年)   
       <梅田ブルク7>              2005年9月17日鑑賞
        (韓国映画)                 2005年9月20日記
     ・・・満を持してのヨン様の登場だが、純粋な韓流純愛ドラマではなく、
       ちょっとひねったもの・・・?
        すなわち、交通事故で重態となった男女が不倫関係にあったことを
       知ったその夫と妻が必然的に(?)たどりつく不倫がテーマ・・・?
        登場人物は99%主人公の2人だけという静かな淡々とした
       心理ドラマ(?)だが、筋書きや行きつく先が予想できるだけに、
       ちょっと退屈・・・?
        日本のオバちゃんたちは、ずっとこんなヨン様を応援するの・・・?


日05−158 忍 SHINOBI(2005年)   
       <梅田ピカデリー>         2005年9月18日鑑賞
        (日本映画)             2005年9月20日記
   産経新聞大阪府下版(平成17年9月30日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・日本ではじめての「個人向け映画ファンド」を実施したのがこの映画。
       大枚20万円の投資家としても注目だが、映画評論家としても
       五重丸!すばらしい原作だが、下手をするとマンガ的になってしまう
       危険もあるもの・・・。
        しかしこの映画は、そのストーリー性においても美しさに
       おいても見事に山田風太郎の世界を映像化!
        甲賀6名、伊賀6名と家康チーム4名という登場人物の個性を
       明確に位置づけたうえで、そのデスマッチの面白さを堪能。
        そして、「愛し合う運命」にあった甲賀ロミオと伊賀ジュリエットが
       「殺し合う宿命」に至る構図もバッチリ!
        『忍』はJAPAN発、最高のエンタメ素材であることを再確認し
       世界に発信しよう・・・。
        こう書いた直後、ハリウッドでのリメイクが決定したとのニュースが
       駆けめぐったが・・・?


洋05−159 おまけつき新婚生活(2003年)   
       <心斎橋パラダイススクエア>    2005年9月19日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年9月20日記
     ・・・ニューヨークはブルックリンでのDUPLEX(デュプレックス)と
       呼ばれる二世帯住宅の中で展開される、新婚夫婦と81歳の老女
       とのバトルがテーマ。
        老女のテクニックは2人の若さをはるかに上回る結果をもたらしたが
       新進作家にとっては、この人生の試練も小説のネタに・・・?
        企画・脚本が勝負のドタバタ喜劇だが、妙に人生の哀愁も・・・?
        なお、家主と借家人の権利関係については、法学部の学生は
       注目のうえ、きちんとお勉強を!


洋05−160 親切なクムジャさん(2005年)   
       <東宝試写室>            2005年9月22日鑑賞
        (韓国映画)              2005年9月24日記
     ・・タイトルに欺されてはダメ。この映画はパク・チャヌク監督得意の
      コワイコワイ復讐劇で、「復讐3部作」のラストを飾るもの。
       その主人公は『宮廷女官 チャングムの誓い』で大フィーバー中の
      イ・ヨンエ。赤色のアイシャドーや七変化するファッションにも要注目だが、
      映画の後半からは背筋がゾクゾクするほど恐くなってくること確実・・・?
       『オールド・ボーイ』(03年)で主役をはったチェ・ミンシクは、この
      映画ではボロボロだが、それも名演技のうち・・・?
       それにしてもなぜ韓国の、そしてパク・チャヌク監督の「復讐映画」は
      こんなに迫力があるの・・・?

日05−161 夜霧よ今夜も有難う(1967年)   
       <毎日新聞主催名作鑑賞会・毎日新聞ビルオーバルホール> 
         (日本映画)           2005年9月23日鑑賞
                            2005年9月24日記
     ・・・毎日新聞からもらったチケットで、毎月一度やっているという、
       昔の名作映画観賞会にはじめて参加したが、雰囲気はまるで
       老人会・・・?
        1967年の名作は今観ても色あせることなく、輝いている・・・と
       絶賛するほどではないものの、「あの名曲」と「ハマのまち」の
       マッチングはすばらしく、情緒タップリ・・・。
        そのうえ、ヒーローとヒロイン2人の間に登場する、東南アジアの
       革命指導者という構想もビッグスケールで大胆だから、物語性も十分。
        18歳の青春時代にタイムスリップした後、意気揚々と会場を後に
       したが・・・?外はたちまち現実の世界・・・?


日05−162 妖怪大戦争(2005年)   
       <梅田ピカデリー>          2005年9月23日鑑賞
        (日本映画)              2005年9月24日記
     ・・・こういう映画(?)はあまり好きではない私だが、三池崇史監督
      作品だし、ベネチア国際映画祭で大好評だったため、興行ラスト
      近くになって半分義務感から鑑賞・・・?
       とっくの昔に大人になった私は、既に「妖怪を楽しむ能力」を失って
      しまっているのかも・・・?
       だって、三池監督が気に入っているというエンディングのように、
      タダシ君だって大人になれば、もうあの「すねこすり」の姿が目に
      うつらなくなってくるのだから・・・?
       それどころか、スケベおやじの目は、どうしても美しい川姫の
      太モモや鳥刺し妖女・アギの胸もとに・・・?
       これでは、妖怪を楽しむ心は既に喪失し、スケベ心だけがなお残り、
      増殖中と言われても仕方なし・・・?
       こりゃやっぱり、無心な子供連れの家族が楽しむ映画か・・・?


洋05−163 ルパン(2004年)       
       <テアトル梅田>             2005年9月25日鑑賞
        (フランス映画)             2005年9月26日記
     ・・・ルパンの生誕100周年を記念して、「これぞ総集編」ともいうべき
      「怪盗ルパン」がつくられた・・・。
        ルパンの良きライバルは怪人物ボーマニャンだが、最も魅力的な
      登場人物は、100年の時を超えてなお若さと美しさを失わない魔女
      ジョゼフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人。
       彼女と張り合う従妹のクラリスも健気に奮闘するが・・・?
       スリルとサスペンスあり、そして謎解きゲームと恋愛ドラマありと
      盛りだくさんで楽しめること請け合い・・・。
        しかし、フランス革命やマリー・アントワネットの首飾りの物語、
      そして共和派VS王政復古派の対立などの知識が必要。
       それがわからなければ、理解不十分のままで終わるかも・・・?


洋05−164 オリバー・ツイスト(2005年)   
       <試写会・リサイタルホール>        2005年9月26日鑑賞
        (フランス、イギリス、チェコ映画)      2005年9月27日記
     ・・・19世紀の産業革命前後のロンドンを舞台としたイギリスの文豪
       ディケンズの原作の映画化だが、今どきの日本の若者は、この文豪
       そのものを知らないのでは・・・?
        他方、『小さな恋のメロディ』(71年)の美少年マーク・レスターが
       演じたミュージカル映画『オリバー!』(68年)なら、団塊の世代は
       よくご存知・・・?
        『戦場のピアニスト』(02年)のポランスキー監督が製作費80億円を
      投じたこの作品は、今風のハリウッド映画とは大違いの重圧感漂うもの。
       見事に再現されたあの時代のロンドンを舞台に、産業革命の嵐の
      中で翻弄される底辺の子供たちを主人公にした骨太ドラマは見ごたえ
      十分。その時代背景を勉強しながら、じっくりと味わいたいものだ・・・。
       作品賞・監督賞はもとより、オリバーを演じたバーニー・クラーク少年の
      主演男優賞ノミネートは確実・・・?


洋05−165 ダーク・ウォーター(2005年)   
       <試写会・ナビオTOHOプレックス>   2005年9月29日鑑賞
        (アメリカ映画)                2005年9月30日記
     ・・・アパートの天井からの水漏れには誰しもビックリするはずだが、
       すぐ上の部屋が水浸しになっているとしたら・・・?
        舞台はマンハッタンから一歩離れた(?)ルーズベルト島にある
       アパート。
        ここに主人公の母娘が引っ越してくるには当然、さまざまな曰く因縁
       が。そして現在も娘の親権をめぐって争訟中・・・。
        このアパートの中でくり広げられる母と娘の「ダーク・ウォーター」を
       めぐる妄想の数々は深刻だが、その根源は一体どこに・・・?
        親子の因縁とりわけ母娘のそれの強さにあらためてビックリ・・・?


洋05−166 風の前奏曲(2004年)     
       <東宝東和試写室>           2005年9月30日鑑賞
        (タイ映画)                2005年9月30日記
     ・・・『冬ソナ』が日本で韓流ブームを生み社会現象となったように、
       2004年2月タイで1つの社会現象となったのがこの映画。
       タイの実在の楽聖ソーン師の若き日とその最後の姿を史実に即して
      ドラマティックに描きながら、木琴のような「ラナート」という楽器を
      メインとした音楽映画がコレ。
      素朴な音を出す単純な楽器ながら、その演奏の迫力は圧巻!
       『マッハ!』(03年)で本場ムエタイを日本に紹介したタイ映画が、
      今度は「ラナート」で伝統的タイ音楽を紹介してほしいもの。
       しかし中国の「二胡」のように、うまく日本に広がるかな・・・?


洋05−167 SEVEN SWORDS セブンソード(七剣)(2005年) 
                                          
       <梅田ブルク7>             2005年10月2日鑑賞
        (香港映画)                2005年10月5日記
     ・・・この映画が描く中国西北地方での、1660年代の「反清復明」
       「滅満興漢」をスローガンとした戦いは、同時代の南方での「抗清復明」
       「台湾解放」をスローガンとした鄭成功による『国姓爺合戦』(01年)
       の戦いと同じもの・・・?
        後者が歴史大スペクタクル巨編なら、前者は中国・香港・台湾・
       韓国のスターを総動員した、「これぞ武侠映画!」というべき、エンタメ
       巨編の最高峰!
        「『HERO』(02)も、『LOVERS』(04)も、この作品の登場を待つ
       ための壮大なプロローグに過ぎなかったー」との宣伝文句も、あながち
       誇大広告ではない、と実感!
        歴史は当然として、七つの剣の意義と戦うための戦略・戦術の
       あり方、そして国際色豊かな恋愛のあり方(?)まで、広く楽しみかつ
       深く勉強しよう!


日05−168 ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)   
       <東宝試写室>             2005年10月3日鑑賞
        (日本映画)               2005年10月6日記
     ・・・時代は昭和33(1958)年。舞台は東京。今、東京タワーが建設中で、
      今年中には完成だ。そして、昔懐かしい下町の風景・・・。
       と言っても、私のそれは松山の風景だが・・・。
        しかし、私の気持はこの映画に登場する2人のチビッコ主役と同じ
       小学○年生。
        テレビ・洗濯機・冷蔵庫、これが「三種の神器」だが、あなたのお家
       では何が一番早かった・・・?
        貧しかったけれども、何かが豊かで夢があったあの時代。
        この映画で2つの家族(?)が織りなす昭和の物語は感動が
       いっぱい!親から子へ永遠に語り継ぎたい夢のような昭和の時代に
       乾杯しよう・・・!


洋05−169 イントゥ・ザ・ブルー(2005年)   
       <東映試写室>             2005年10月5日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年10月6日記
     ・・・カリブ海に沈む、何百万ドルの金塊を積んでいるという
      「伝説の沈没船」はダイバーたちの憧れの的!
       そんな海には、怪しげな「ブツ」を満載したまま墜落した飛行機の
      残骸も・・・?
       2人の真面目なダイバー(?)と2人のちょっと不謹慎な(?)友人
      たちを主人公として、バハマの海底を舞台にくり広げられる「お宝」
      の争奪戦は、ドタバタ風ながらも興味深いもの・・・?
       主役ダイバーの引き締まった肉体も魅力だが、『ファンタスティック・
      フォー』(05年)では宇宙服に身を包んでいたその恋人のジェシカ・
      アルバが、海中で見せるダイバー技術と美しい肢体に要注目!

       もっとも、この映画は秋ではなく、真夏の公開がベストだったと思う
      のだが・・・?


洋05−170 シン・シティ(2005年)   
       <梅田ピカデリー>           2005年10月9日鑑賞
        (アメリカ映画)             2005年10月12日記
     ・・・フランク・ミラー原作のハードボイルドタッチの劇画が、白黒基調で
       スクリーン上にはじめて登場!
        「シン・シティ」を舞台に活躍する3人の中年男による3つの
       物語に共通するのは果たしてナニ・・・?
        それを見極めるのが、この映画の楽しみの1つ・・・?
        多くの人間が登場し、複雑な事件展開を見せるにもかかわらず腹に
       グッと入ってるのは、それぞれのキャラが徹底しているせい・・・?
        甘ったるい韓流ドラマ馴れしたおばさま族には不向きだろうが、
       軟弱な日本の若者たちにワイルド感を取り戻させるには、こんな映画が
       最適かも・・・?

洋05−171  花都大戦 ツインズ・エフェクトU(2004年)  
       <ユウラク座>        2005年10月9日鑑賞
        (香港映画)         2005年10月11日記
     ・・・ジャッキー・チェンJr.のデビュー作だが、私には「TWINS」のアイドル
       美女2人が扮するブルーとスプリングの方に興味シンシン・・・。そのうえ
       、ある事情からすべての男を奴隷にしてしまった女人帝国の女帝や
       ブルーのライバルのレッドも相当な美女。彼女たちを中心にジャッキー・
       チェンが後継者として育成中の若手イケメン俳優や芸達者なベテラン
       たちが脇を固めたアクション歴史絵巻(?)は楽しさいっぱい!
        神秘のエクスカリバーの剣(?)を手にするのは誰、そして皇帝星と
       なって女帝を倒すのは誰・・・?理屈抜きに楽しもう・・・。

洋05−172 ピアノを弾く大統領(2002年)   
       <OS劇場C・A・P>          2005年10月10日鑑賞
        (韓国映画)              2005年10月12日記
     ・・・見逃していた韓国映画の傑作の1つをやっと観賞。
       『大統領の理髪師』はコメディタッチだったが、実は本来かなり恐い
      物語・・・。それに対してこの『ピアノを弾く大統領』はあの名作『ローマの
      休日』(53年)の変形バージョンで、ラブ・コメディに徹したもの。私の
      大好きな映画であり、私のカラオケの十八番の1つアンディ・ウイリアムス
      が歌う『慕情』が、この映画のテーマ曲にとされていたことをはじめて
      知ってビックリ・・・。
      イギリス王室では女王と新聞記者との恋愛は夢物語だったが、
      イケイケどんどんの韓国では、アン・ソンギ扮する大統領だってイザと
     なればチェ・ジウ姫扮する教師と・・・?
      郵政解散で大勝利をおさめた小泉純一郎総理も独身だしオペラや
     歌舞伎そしてX−JAPANが大好き。
      息子、孝太郎氏の嫁探しも必要だが、日本でも『○○をする総理大臣』
     という映画を、来年9月までの任期中に誰かがつくってみては・・・?


洋05−173 スター・ランナー(少年阿虎)(2003年)   
       <心斎橋パラダイススクエア>     2005年10月10日鑑賞
        (香港映画)                2005年10月12日記
     ・・・台湾の人気ユニットF4のメンバーのうちの3人がそれぞれ主演した
      映画が一挙上映されたため、一気に1日で3本を鑑賞。
       その第1がヴァネス・ウー(呉建豪)主演の『スター・ランナー』。
       これはKー1のようなアルティメットという格闘技の大会
     「スター・ランナー」への出場を夢みて練習に励む主人公の男の闘い
     と夏季講習でやってきた美しい臨時講師との淡い恋の2つのテーマを
     描いたもの。
       オスカー候補の呼び声が高い『シンデレラマン』ほどではないが、
      そのリング上での闘いと恋模様は予想以上に本格的で感動モノ・・・。

洋05−174 マジック・キッチン(魔幻厨房)(2004年)  
       <心斎橋パラダイススクエア>      2005年10月10日鑑賞
        (香港映画)                2005年10月12日記
    ・・・2作目の『マジック・キッチン』は、母直伝のレシピによって私房菜館を
     経営する女性シェフを演ずるサミー・チェン(鄭秀文)を中心に、F4の
     ジェリー・イェン(言承旭)とベテラン俳優アンディ・ラウ(劉徳華)の3人が
     共演。
      サミー・チェンを中心とした女3人組は大の親友だが、恋へのアプローチ
     方法はかなりバラバラ。したがってそこから生まれるさまざまな恋の
     ドラマはダブル不倫(?)も含めて大いに見ごたえあり・・・。
      さらに、香港版『料理の鉄人』への出場を軸とする料理へのこだわりも
     さすが料理の本場香港と感心させる面白いもの。ちょっと都会的で複雑な
     ラブ・コメディをじっくりと・・・。


洋05−175 スカイ・オブ・ラブ(愛,断了線)(2003年)   
       <心斎橋パラダイススクエア>   2005年10月10日鑑賞
        (香港映画)              2005年10月12日記
    ・・・3作目は私のお目当ての『再見〜また会う日まで〜』(01年)、
     『ターンレフト ターンライト』(03年)のジジ・リヨン(梁詠h)が
     F4のケン・チュウ(朱孝天)と共演する『スカイ・オブ・ラブ』。
      1981年を生きる女子大生と2002年の今を生きる大学生が、
     無線機を媒介として時空を超えた恋を展開・・・。
      もしあなたが、「そんなバカな」と思ってしまうとすれば、そんなあなたの
     頭はサビついてしまっているからご用心・・・。
      素直にそんな架空のラブストーリーに酔い、主人公たちの喜びと
     悲しみを共有しなければ、映画館に来た意味がないのでは・・・?
      私はこんなラブストーリー大好き・・・。


洋05−176 イントゥ・ザ・サン(2005年)   
       <ソニー・ピクチャーズ試写室>  2005年10月14日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年10月15日記
    ・・・選挙活動中の東京都知事候補が、白昼堂々と射殺!現実に想定
     されるやばいケースだが、その真相解明にあたるのはなぜか東京
     生まれで東京のヤクザ事情にも詳しいヘンな外国人のスティーブン・
     セガール。新旧ヤクザ抗争の活用は余裕(?)だったが、恋の告白をした
     日本美人まで殺害されると、彼の我慢も限界に・・・。
      日本刀による殺陣や指切りげんまんの儀式(?)そして笑いを誘う
     関西弁の数々は、ハリウッドが勝手に日本を描くとこんな風になって
     しまうという悪しき典型・・・?これでは、「日本を舞台にしたハリウッド製
     超極太任侠アクション」として楽しむのは、ちょっとしんどいのでは・・・?


洋05−177 トンケの蒼い空(2003年)   
       <東宝東和試写室>         2005年10月19日鑑賞
        (韓国映画)              2005年10月19日記
    ・・・韓国語で野良犬を意味する「トンケ」を演じるのは、韓国正統派
     男優を代表するチョン・ウソンで、大きくイメチェンをさせたその演技
     にはビックリ・・・。いかにも韓国風のドタバタ抗争の中で浮かびあがる
     警察官の父親と息子との、無骨だが心通う愛情に注目!
      ラストに流れるアップテンポな主題歌を聴きながら、「トンケ」の
     二重、三重の意味を十分復習しよう・・・。


洋05−178 綴り字のシーズン(2005年)   
       <東宝試写室>            2005年10月25日鑑賞
        (アメリカ映画)            2005年10月27日記
    ・・・この映画は9歳から15歳までの子供が出場できるアメリカの
      「スペリング・コンテスト」の中でちょっと変わった才能を発揮していく
      少女を主人公とし、その家族の崩壊と絆を描くもの。スペリング・
      コンテスト自体は単純な競技だが、この映画ではユダヤ神秘主義を
      実践しようとする父親を頂点とするナウマン家の4人のファミリー
      それぞれの人間性に焦点があてられている。
       この映画が描こうとしているテーマはよくわかるものの、
      4人の家族の心理は複雑で、その理解はかなり難しそう・・・。


日05−179 2/2(2005年)              
       <東映試写室>            2005年10月27日鑑賞
        (日本映画)              2005年10月28日記
    ・・・中島みゆきの原作と音楽劇『夜会』を基に映画化したものだが、「二重
      人格」や「もう1人の自分」というテーマは、ステージでの音楽劇の
      構成には十分だが、映画のテーマとしてはあまりにも単純・・・?
       双子の姉妹と溺死した妹の記憶という設定も単純すぎるもの・・・。
       さらに、舞台の70%がベトナムだが、なぜベトナムなのかもさっぱり
      わからない。
       途中、アクビしながら観ていたためか、「感動のラストシーン」も
      今ひとつ・・・?こりゃ、明らかな失敗作では・・・?


洋05−180 エコーズ(1999年)              
       <ユウラク座>            2005年10月29日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年10月31日記
    ・・・『シックス・センス』公開直後の1999年9月にアメリカで公開され、
     裏『シックス・センス』と言われたこの映画が、なぜか今ユウラク座で
     大阪初公開。
      原作の良さやケヴィン・ベーコンの熱演は認めるものの、サスペンスホ
     ラーは所詮サスペンスホラー。そのホラー性が高い恐いシーンでは薄目に
     しなければならないし、そのサスペンス性を楽しもうと思ってもワケの
     わからないシーンの連続は相当疲れるもの。
      観終わった後で言ってもダメなことはわかっているが、やはりサスペンス
     ホラー映画より楽しい映画や感動作の方が・・・?


洋05−181 私の頭の中の消しゴム(2004年)   
       <梅田ピカデリー>         2005年10月30日鑑賞
        (韓国映画)             2005年10月31日記
    ・・・幸せな彼女を襲う難病とその闘いの中で展開されるラブストーリー
      というありきたりなテーマだが、よく練られたストーリー構成の下では
      コンビニやバッティングセンターも立派な舞台となるうえ、何とも
      しゃれたタイトルと美しい音楽に感心!
       そして韓国随一の美男美女の口から出るセリフは、前半と後半で
      全く違う立場からくり返されるため、強く印象に残るもの。
       ソン・イェジンのお相手はヨン様よりウソン様の方がよほど
      お似合い・・・?
       そして「ここは天国ですか?」というセリフは、ひょっとして今年の
      流行語大賞の候補に・・・?
       観客みんなが頭の中に持つ「消しゴム」をすり減らさず、いつまでも
      記憶しておきたい傑作に大拍手!


洋05−182 ティム・バートンのコープス ブライド(2005年) 
                                      
       <梅田ピカデリー>         2005年10月30日鑑賞
        (アメリカ映画)           2005年10月31日記
    ・・・ティム・バートン監督のストップモーション・アニメにジョニー・デップ
     が声の出演!
      結婚式のリハーサルで失敗した挙げ句、指輪をはめたのは、何と土の
     中に眠るコープス ブライド(死体の花嫁)。
      当然そんな三角関係は大問題だが、以降展開される生者・死者入り
     乱れての三角関係、四角関係(ダブル不倫?)は、夢いっぱいの人間愛
     に溢れたもの。
      主人公の決断も偉いが、コープス ブライドの選択も立派で、そこに
     バートン作品の良さが凝縮されている。
      婚姻の要件は?生者と死者の婚姻は?婚姻の終了は?重婚の
     可否は?など、面白い面白い法律問題に絡めた坂和流評論の面白さ
     をタップリと・・・。


日05−183 誰がために(2005年)          
       <松竹試写室>          2005年10月31日鑑賞
        (日本映画)            2005年10月31日記
    ・・・妊娠中の愛する妻が、何の理由もなく1人の少年の手によって首を
      絞められて殺されたとしたら・・・?そして、その少年の裁判に立ち会う
      こともできず、わずか1年あまり少年院に入っただけで社会に復帰
      してくるとしたら・・・?
       そんな今風の、しかしすごく重いテーマを真正面から取り上げた
      映画だが、さて、その成否は・・・?
       主人公のパーソナリティを明確に設定し、かつその周辺の人たちの
      「善意」も明らかなだけに、私には主人公の行動は不可解かつ中途半端
      にみえるのだが・・・?もちろんこの映画は観客に何か1つの正しい
      結論を求めているわけではないはず。そこでさて、あなたの判定は・・・?

洋05−184 ヴェニスの商人(2004年)          
       <テアトル梅田>                2005年11月3日鑑賞
  (アメリカ、イタリア、ルクセンブルグ、イギリス合作映画)2005年11月5日記
    ・・・知っているようで断片的にしか知らないシェイクスピアの名作を
      2時間あまりで堪能できるから、映画とは実に重宝なもの!
       それにしても、16世紀の自由都市ヴェニスにおいてこんなひどい
      ユダヤ人迫害があったとは・・・。
       注目の法廷シーンをめぐる坂和評釈は弁護士ならではの斬新な視点が
      いっぱい!アルパチーノらの演技とよく完成されたストーリーを
      楽しむだけでなく、債務不履行と人肉1ポンドという担保権の実行、
      そしてあの時代の裁判制度のお勉強も・・・。

洋05−185 ヘッドハンター(2004年)        
       <ユウラク座>            2005年11月5日鑑賞
       (アメリカ映画)            2005年11月7日記
    ・・・「ヘッドハンティング」「ヘッドハンター」という言葉は一時流行したが、
     不良債権の処理にもたつき、経済不況・デフレ状態に陥った
     日本では死語に・・・。しかし、本場アメリカでは・・・?
      殺人まで含めたこんなすごいヘッドハンターの姿にビックリ!
      ヒルズ族を中心とするIT業界で再度ヘッドハンティングが復活する
     とすれば、この映画も近未来の日本の姿として勉強しておく価値が
     あるかも・・・?

洋05−186 DOMINO(2005年)          
        <OS劇場>             2005年11月6日鑑賞
       (アメリカ、フランス映画)       2005年11月7日記
    ・・・元スーパーモデルの美女が突然バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)に
      転身!これは実在の美女ドミノ・ハーヴェイの驚くべき物語だ!
       生と死の確率はコインの表裏と同じ50%。そして、法の執行官と
      なるのかそれとも第一級殺人犯として法の裁きを受けるのかも紙一重。
      FBIによる「取調べ」の中で回顧される物語が複雑すぎるのが難点
      だが、雰囲気だけはタップリと・・・。
       映画完成直前の2005年6月27日、自宅浴室でドミノの遺体が発見
      された。享年35歳!あまりにも短い人生はある意味で儚いが、
      その反面、その死によって「ドミノ伝説」を生むことに・・・。
       奇しくもこの映画を観た11月6日、私の大好きな本田美奈子が
      急性骨髄性白血病のため38歳で死去したとのニュースが・・・。
       合わせて合掌・・・。

日05−187 同じ月を見ている(2005年)       
       <東映試写室>          2005年11月7日鑑賞
       (日本映画)             2005年11月8日記
    ・・・窪塚洋介が復帰第一作として選んだのがこれ。登場する幼なじみは、
      原作と同じだが、主人公はドンから鉄矢に移行・・・。
       抽象的なタイトルながら、準主役(?)のヤクザの男を含め、人間の
      弱さとその苦悩をわかりやすくアピールしてくれている。
       これなら、今ドキの若者も「人間の生き方」という難しいテーマと
      真正面から向きあえるかも・・・?

日05−188 あらしのよるに(2005年)          
       <東宝試写室>          2005年11月8日鑑賞
       (日本映画)             2005年11月9日記
    ・・・喰う立場のオオカミのガブと、喰われる立場のヤギのメイが大の親友と
     なるだけでもコペルニクス的大転換・・・?しかしそんな「特異な関係」が
     長く続くはずはなく、2人だけの秘密の友情は、「種の属性」をかけて
     さまざまな試練を受けることに・・・。
       しかし試練の中でこそ、ホンモノかニセモノかがはっきりしてくるもの。
      現実にはありえないファンタジーの中で、さてあなたは、友情のあり方に
     ついて、何をどのように学ぶことができるだろうか・・・?

洋05−189 悪魔の棲む家(2005年)          
       <東宝試写室>          2005年11月11日鑑賞
       (アメリカ映画)           2005年11月12日記
    ・・・この映画は家に棲む悪魔の声に導かれて(?)、一家惨殺事件を
      ひきおこした実在の物語をテーマとしたもの。
       立派なお屋敷がなぜ格安なのか?それにはそれなりのワケが
      あるはずだが、人間は甘い話に弱いもの・・・。
       夫と末娘に現れた異変は次第に拡大。さて、この一家の
      28日後は・・・?
       それにしても、宅建業法35条の「重要事項」の中に、アスベスト問題
      とともに「悪魔の存否」を追加しなければ・・・。

日05−190 完全なる飼育〜女理髪師の恋〜(2003年)  
       <ホクテンザ1>          2005年11月12日鑑賞
       (日本映画)             2005年11月14日記
    ・・・ご存じ『完全なる飼育』シリーズ第5弾は、何と英語の字幕付き!
      誘拐・監禁、強制・調教がキーワードのはずだが、本作は意外と急速に
     サブタイトルどおりの展開に・・・。
      やっぱり、トコトンやさしい男に、女は弱いのかも・・・?
      荻野目チャンの大胆演技を最大の「売り」としたうえで、セリフを極端に
     少なくし、フランス映画風を狙っているが、さてその出来は・・・?
      結末は、多分誰も予測できないはず・・・?

洋05−191 アルフィー(2004年)        
       <ホクテンザ2>          2005年11月12日鑑賞
       (アメリカ映画)             2005年11月14日記
    ・・・ハリウッドNO1のハンサム男(?)ジュード・ロウが、「独身男のプレ
     ボーイ哲学」を観客に語りかけながら、マンハッタンのまちで次々と
     女遍歴を・・・。
      そのお相手は、@セックスレスの人妻、Aシングルマザー、B親友の
     恋人、C超リッチなビジネスウーマン、D美形のブロンド美女など
     さまざま。
      しかし、その行きつく先は・・・?
      俺ももう少し若い時にこの映画を観ていたら、女性観と人生観が変わって
     いたかも・・・?

日05−192 TAKESHIS’(2005年)        
       <梅田ピカデリー>        2005年11月13日鑑賞
       (日本映画)             2005年11月15日記
    ・・・「たけしたち」とは、大物タレントのビートたけしと売れない役者の
     北野武の2人。過去の北野映画の名シーン(?)が次々と出てくるが、
     大半は全く脈絡のない夢の中のお話ばかり。こりゃ北野監督の趣味的
     世界をそのままスクリーンに持ち込んだだけで、つまらないこと
     おびただしい・・・。
      北野映画にはピストルがつきものだが、こんなに銃の乱射ばかりやって、
     何が嬉しいの・・・?
      期待した(?)京野ことみのヌードも全く期待はずれ・・・?
      世界の北野なら、もう少しまともな作品をつくってよ・・・。


日05−193 輪廻(2005年)         
       <東宝試写室>          2005年11月14日鑑賞
       (日本映画)             2005年11月15日記
    ・・・Jホラー『呪怨』(02年)、『呪怨2』(03年)を大ヒットさせた
      清水崇監督が現実にあったホテルでの大量殺人事件を題材として、
      3匹目のどじょうを狙ったのがこの映画だが、さてその出来は・・・?
       奥菜恵、酒井法子に続く3代目ヒロイン(?)を優香が熱演して
      いるが、セリフが少ない分その演技は大変・・・。
       まあ、スクリーン上でのたうちまわる優香の姿を観ながら、観客が
      それぞれ、自分の前世の姿を考えてみるのもオツなものかも・・・?


日05−194 男たちの大和/YAMATO(2005年)  
       <試写会・梅田ブルク7>     2005年11月15日鑑賞
       (日本映画)              2005年11月16日記
   産経新聞大阪府下版(平成17年12月9日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
    ・・・遂に観た!尾道市にできた6億円をかけた実物大の巨大セットや
      呉市の「大和ミュージアム」にある10分の1の模型が注目されて
      いるが、この映画は吉田満原作の『戦艦大和ノ最期』ではなく、
      辺見じゅん原作による、そのタイトルがピッタリの青春群像劇であり、
      人間ドラマ。
       自民党の新憲法草案が提示され、9条の「戦争放棄」は維持する
      ものの、自衛軍の海外活動を容認する議論が本格的にスタートした
      戦後60年の今年のラストを飾るにふさわしい話題提供作だ。
       年配者はもちろん、この映画の主人公のような今ドキの若者
      たちに、自分の青春像とダブらせながら是非観てもらいたいもの
      だが・・・。

日05−195 大停電の夜に(2005年)         
       <梅田ピカデリー>        2005年11月20日鑑賞
        (日本映画)            2005年11月22日記
    ・・・クリスマスイブの東京を中心に原因不明の大停電が・・・。そんなテーマ
      を『日本沈没』
(73年)のようなパニック映画ではなく、6組の男女が
      織りなす切なくロマンティックなラブストーリーとして描いたのがこの映画。
       監督デビュー作となる『東京タワー』で黒木瞳を起用して大ヒットさせた、
      源孝志監督が描く、多様な登場人物による6つの物語はわかりやすく
      まとめられており、観客1人1人の視点で感じる何かがありそう・・・。
      さて、帰り道であなたが想うことは・・・?

洋05−196 デッドライン(2004年)         
       <ユウラク座>          2005年11月20日鑑賞
        (タイ映画)            2005年11月21日記
    ・・・日本では珍しい、「ムエタイ」とは無関係の、シリアスでダイナミックな
     タイ映画。「タイ版インファナル・アフェア」との謳い文句には違和感が
     あるが、1997年に現実におこった通貨危機、そしてその時、融資を
     受けたIMF(国際通貨基金)への返済をめぐる国内の対立という
     時代背景は興味深い。こういう映画から、銃撃戦の楽しさ(?)だけ
     でなく、経済・金融政策のあり方も勉強しなければ・・・。


洋05−197 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年)   
       <梅田ピカデリー>        2005年11月27日鑑賞
        (アメリカ映画)          2005年11月28日記
    ・・・ご存知、『ハリー・ポッター』シリーズの第4作目。
      主人公たち3人は同じだが、今回は三大魔法学校の対抗試合を
     めぐって、ちょっと先輩格の他校の生徒たちも登場・・・。
       そのうえ「闇の防衛術の新任教授」ムーディが登場する
      とともに「悪の権化」ヴォルデモートが遂に登場!そのため(?)
      例によって話はややこしい限り・・・。主人公たちももう立派な大人に
      なったし、一応物語のケリもついたし、もうそろそろこのシリーズも
      おしまいにしては・・・。
       でも観客はいっぱいになっていたから、まだまだやめられない・・・?


洋05−198 単騎、千里を走る。(2005年)   
       <東宝試写室>           2005年11月29日鑑賞
       (中国・日本映画)          2005年11月29日記
   産経新聞大阪府下版(平成18年1月27日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
   ・・・日本を代表する映画俳優の高倉健は、張藝謀(チャン・イーモウ)監督が
     子供だった時のアイドル。そんな健さんが雲南省麗江のまちを訪れた理由
     は・・・?父親と息子との間に存在していた大きな確執は、中国への一人旅
     によって解消されるのだろうか?『単騎、千里を走る。』とは三国志の中の
     有名な物語だが、健さんと関羽との共通点とは・・・?
      『HERO(英雄)』(02年)、『LOVERS(十面埋伏)』(04年)路線から
     一転して『あの子を探して(一個都不能少)』(99年)、『初恋のきた道
     (我的父親母親)』(00年)という、本来の路線に戻った張藝謀監督を
     大歓迎するとともに、例によって静かな熱演の健さんに大拍手!

洋05−199 SAYURI(2005年)           
       <試写会・梅田ピカデリー>    2005年12月6日鑑賞
       (アメリカ映画)             2005年12月8日記
   ・・・12月10日に日米同時公開されるこの映画は、スティーブン・スピル
     バーグ製作のもと、ロブ・マーシャル監督など『シカゴ』(02年)のスタッフを
     再結集した米・中・日友好(?)のエポック・メイキング的な話題作。
      舞台は日本。その主人公は日本情緒豊かな「芸者」さゆり。
      ところがそれを演ずるのは章子怡(チャン・ツィイー)で、鞏俐
     (コン・リー)、楊紫瓊(ミシェル・ヨー)という3人の中国美女が
     揃い踏み!その客となる男は渡辺謙、役所広司だが、ただ一人
     間に入る芸者として、国際派女優の工藤夕貴も登場。そして、語られる
     セリフがすべて国際標準として(?)の英語というのが驚き。
      アメリカで「Geisha(ゲイシャ)」ブームが沸きおこっているとの
     新聞記事もあるが、果たしてその実態は・・・?
      この映画がアカデミー賞の一部門でも獲得すれば、今後こういう
     ゴチャマゼ映画が国際的スタンダードになるかも・・・?
      なお、さゆりの少女時代を熱演した大後寿々花への拍手を
     忘れずに・・・。

日05−200 THE 有頂天ホテル(2005年)   
       <東宝試写室>          2005年12月7日鑑賞
       (日本映画)             2005年12月8日記
   ・・・個性豊かなホテル従業員、ワケありのお客様、そしてカウントダウン用の
    芸人たち計23名の登場人物が大晦日の夜、一流ホテルの中でくり広げる
    ドタバタ
劇・・・ではない、人情味タップリの感動劇!コメディ風のスピーディー
    な、舞台を思わせる人間模様の展開は、三谷幸喜監督・脚本らしく、実に
    緻密で計算し尽くされたもの。
     役所広司をはじめとする芸達者な俳優たちも、三谷演出に乗せられたかの
    ようにみんなイキイキと楽しげ。
     これぞエンタテインメント映画、そしてお正月映画の決定版!


洋05−201 ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(2005年)  
       <ソニー試写室>          2005年12月8日鑑賞
       (アメリカ映画)            2005年12月9日記
   ・・・多くの日本人はエルヴィス・プレスリーは知っていても、この映画の
     主人公ジョニー・キャッシュや伝説となったと言われているフォルサム
     刑務所でのコンサートは知らないはず。ましてや生涯のパートナーと
     なった女性との恋物語も知らないはずだが、そんな私たちがこの映画
     から学び、感動できることは・・・?
      1950年代のロックンロールをホアキン・フェニックスとリーズ・
     ウィザースプーンが現実に自分でやっていることにはただビックリ!
      さて、あなたの採点は・・・?


洋05−202 世界(2004年)       
       <テアトル梅田>          2005年12月8日鑑賞
       (日本、フランス、中国映画)    2005年12月9日記
   ・・・北京郊外にあるテーマパーク「世界公園」を舞台として、中国の新世代
     監督の代表格賈樟柯(ジャ・ジャンクー)が描く中国の若者たちの
     青春群像。
      ダンサーとして働く主人公のタオたちには、その華やかさの陰に
     さまざまな試練が・・・。

      日本の若者も閉塞感でいっぱいだが、大同(ダートン)から北京に
     出てきた中国の若者たちも、タイトルの持つイメージとは裏腹の
     「しばられた世界」の中で、生きていることがよくわかる。
      いっぱい切ない気持になった後は、さて・・・?


日05−203 濡れた赫い糸(2005年)       
       <ホクテンザ1>            2005年12月10日鑑賞
       (日本映画)               2005年12月12日記
   ・・・例によってホクテンザのみで上映される『完全なる飼育』系のB級
     映画(?)だが、出演は高岡早紀や奥田瑛二などA級・・・?
      山之内幸夫弁護士の原作だと知り親しみをもったが、所詮「実録
    女師」など私には異質の縁のない世界・・・。
      ハンサムでやさしそうな、主演の北村一輝は、『完全なる飼育
     〜女理髪師の恋〜』(03年)に続く熱演だが、強い女2人に囲まれて
     少しかわいそう・・・?


洋05−204 天空の草原のナンサ
         (The Cave of the Yellow dog)(2005年)
   
       <東宝試写室>            2005年12月12日鑑賞
       (ドイツ映画)              2005年12月14日記
   ・・・モンゴル人の女性監督が、『らくだの涙』(03年)に続いて贈る、心暖まる
     家族の物語。舞台は美しいモンゴルの草原、登場人物は6歳の長女ナンサ
     たち一家5人、プラス1匹の犬。
      最近のハデハデしいハリウッド映画と対照的なドキュメンタリー風の淡々
     としたストーリーだが、たまにはこんな映画で心を洗ってみることが必要
     かも・・・?


洋05−205 ロード・オブ・ウォー(2005年)   
       <三番街シネマ>            2005年12月18日鑑賞
       (アメリカ映画)              2005年12月19日記
   ・・・「史上最強の武器商人」と呼ばれた男を主人公とした映画をつくる。
      そんなチャレンジは、いくら自由と民主主義の国アメリカでも難しいはず。
      まして、イラク戦争が開始した2003年3月の直前に製作が決定された
     この映画の資金集めが困難をきわめたのは当然。
      しかし、『華氏911』(04年)に続く問題提起映画にニコラス・ケイジが
     主役として登場し、それなりの興行収入を挙げているのはさすがアメリカ!
      「日米同盟」は少し知っていても、東ヨーロッパやアフリカの情勢に
     疎い島国の田舎っぺの日本人こそ、こんな映画を観てその視野を
     広げなければ・・・。
      そして、国連のあるべき姿についても真面目に考えなければ・・・。


洋05−206 ディック&ジェーン 復讐は最高!(2005年) 
       <ソニー・ピクチャーズ試写室>  2005年12月19日鑑賞
       (アメリカ映画)            2005年12月20日記
   ・・・今や「ヒルズ族」は日本人のあこがれの的だが、アメリカではそんな
     IT企業の計画倒産も・・・?エリートサラリーマンから一転して失業者と
     なった若夫婦の奮闘ぶりには頭が下がるが、コンビニ強盗から
     銀行強盗はちょっと・・・?もっともこれはあくまでコメディ展開とし、
     最後の大勝負は「1人勝ち」を決め込んでいた元CEO(最高経営
     責任者)を相手とした立派なもの。
      この映画では「めでたし、めでたし」の結果となったからよかったが、
     日本でこんな真似をしたらダメよ・・・。


洋05−207 僕と未来とブエノスアイレス(2003年) 
       <東宝東和試写室>              2005年12月22日鑑賞
   (アルゼンチン、フランス、イタリア、スペイン合作映画)2005年12月24日記
   ・・・長ったらしい邦題どおりの映画だが、これが第54回ベルリン国際映画祭
    で審査員特別大賞と最優秀男優賞を受賞!
     舞台はアルゼンチンの下町の商店街(ガレリア)。そこで生活する多国籍
    (?)の人々の姿を、繊細な若者の目を通して描き、親子の絆の大切さを
    しっとりと感じさせてくれる好作品。
     しかし、主人公がなぜポーランドへの移住を希望するのか、また父親は
    なぜイスラエルでの戦争に行ったのかなど、島国ニッポン人には理解困難な
    部分が多いため、かなり勉強が必要かも・・・?


日05−208 愛してよ(2005年)            
       <東宝東和試写室>       2005年12月22日鑑賞
         (日本映画)          2005年12月24日記
   ・・・ダメ亭主と離婚し、10歳の息子と2人で前向きに生きているシングル
    マザーは、いかにも今風のキャラ。「人生はクジ引きの連続」を口癖とする
    彼女は、息子をキッズモデルとして成功させるべく懸命に競争しているが、
    さて肝心の息子は・・・?
     夫婦のすれ違い、親子の断絶の色が濃くなっている現代社会において、
    「愛してよ」というメッセージはかなり強烈だが、さて、そのエンディングの賛否
    は・・・?


洋05−209 シルバーホーク(2004年)       
       <ユウラク座>         2005年12月24日鑑賞
       (香港映画)           2005年12月26日記
   ・・・団塊の世代には懐かしい「月光仮面」の、現代版(近未来版)、香港版、
    そして女性版が登場!
     こんなシルバーホークというヒロインを新たにつくり出したうえ、40歳を過
    ぎてなお美しい肢体で主演して、派手なアクションを演じ、それを自らプロデ
    ュースするのは、アジアを代表する女優ミシェル・ヨー。
     作品の出来にケチをつければキリがないが、そんなことにこだわらず
    (?)、どれだけバカになって楽しめるかがこの映画のポイントだヨ・・・?


洋05−210 オーギュスタン/恋々風塵(2005年)   
       <シネ・ヌーヴォ>     2005年12月25日鑑賞
       (フランス映画)       2005年12月26日記
   ・・・『宋家の三姉妹』(97年)と『花様年華』(00年)の合間に埋もれて
     いた(?)マギー・チャン(張曼玉)の名作(99年)を発見!
      パリ13区のチャイナタウンという異郷の地に生きる可憐な鍼灸師を
     演ずるマギー・チャンは、『ローマの休日』(53年)のオードリ・ヘップバーン
     とまではいかなくてもホントに素敵で、フランス語のセリフも堂々とした(?)
     もの・・・。
      いかにもフランス的な薫りの映画だが、女流監督アンヌ・フォンテーヌが
     つくりだしたオーギュスタンという個性的な男性との間に展開される恋愛
     ドラマ(?)は、その後の中仏交流にも大きな役割を果たしたのでは・・・?


日05−211 ゼロの焦点(1961年)     
       <シネ・ヌーヴォ>       2005年12月25日鑑賞
        (日本映画)          2006年1月5日記
   ・・・『張込み』に続く松本清張モノ第2弾だが、こちらの方が有名。
     北陸の暗い海と自殺の名所を舞台として展開されるサスペンスは、
     いまだに色あせない面白さが・・・。
      新婚1週間で失踪した夫の行方とその秘密を謎解いていく新妻を
     久我美子が熱演。高千穂ひづる、有馬稲子とのバトルも超見モノ。
      今どきの若者もこういう昔の美人女優をちゃんと鑑賞しなければ・・・。


日05−212 背徳のメス(1961年)   
       <シネ・ヌーヴォ>     2005年12月25日鑑賞
        (日本映画)         2006年1月13日記
   ・・・野村芳太郎監督の「病院モノ」第1弾は黒岩重吾の原作。
      舞台が大阪の阿倍野病院というのが面白いが、東京人にはちと、
     わかりづらいかも・・・?
      1961年には珍しい医療過誤事件をベースに医師観の対立、
     女への不信、そして金と権力への欲望などがドッサリと詰まっている
     から面白い。
      それにしても、『背徳のメス』とは何とも意味シンなタイトル・・・。


日05−213 事件(1978年)        
       <シネ・ヌーヴォ>     2005年12月25日鑑賞
        (日本映画)         2006年1月10日記
   ・・・大岡昇平原作の骨太ドラマを見事に映画化。松坂慶子、大竹しのぶ
     姉妹の熱演とすっとぼけた味のヤクザを演ずる渡瀬恒彦が印象的。
      検事・弁護士は芦田伸介、丹波哲郎と少し重厚すぎる感もあるが、
     手を抜かず(?)互いに職務熱心な姿は大いに見習わなければ・・・。
      「殺意」の立証が難しいのは当然で、それをめぐる小説や映画は多い。
      しかし、この映画が描く本格的法廷シーンは法科大学院の教材として、
     また裁判員制度普及の教材としてピカ一。


日05−214 昭和枯れすすき(1975年)   
       <シネ・ヌーヴォ>        2005年12月29日鑑賞
       (日本映画)            2006年1月6日記
   ・・・1970年代は日本の高度経済成長の時代だが、そんな時になぜか
     大ヒットしたのが、『昭和枯れすすき』というあの哀しい歌・・・。
      両親を失い田舎から東京という大都会に出てきた2人だけの兄妹は、
     嵐にもまれながらいかに生きていくのか?
      私の大好きな秋吉久美子の20歳頃のエキセントリックな魅力と、
     あの時代の新宿歌舞伎町の雰囲気をたっぷりと味わってもらいたい
     ものだ。


日05−215 張込み(1958年)   
       <シネ・ヌーヴォ>        2005年12月29日鑑賞
       (日本映画)            2006年1月5日記
   ・・・野村芳太郎監督がはじめて「松本清張モノ」に挑戦したのがコレ。
     犯人はきっと女の家を訪れてくる、と信じて張込みを続ける2人の刑事の
     目に少しずつ見えてくる人間像が興味深い。
      夜行列車、佐賀、暑さがキーワード・・・?
      1958年の映画とはとても思えない新鮮さに驚くとともに、今こそ再度
     こんな執念と人間観察眼をもった刑事養成の必要があるのでは・・。


コ05−216 オービック・スペシャル・コンサート2005
                  〜コバケンの新世界〜
   
       <東京・サントリーホール・大ホール> 2005年3月8日鑑賞
       (コンサート)                 2006年3月8日

コ05−217 オービック・スペシャル・コンサート2005
                  〜春を呼ぶコンサート〜
   
       <大阪・ザ・シンフォニーホール>   2005年3月10日鑑賞
       (コンサート)                2006年3月8日記


 
シネ・ヌーヴォ(大阪市西区 地下鉄九条駅すぐ)で
      『中国映画の全貌2004』(6月19日〜7月30日)開催されました。
     ・・・坂和弁護士も注目する中国映画の新旧作品を観ることができました。
        シネ・ヌーヴォは私の大好きな映画館の1つです。
        これからもすばらしい企画で楽しませて下さい。 
         産経新聞(平成16年7月2日朝刊・大阪府下版)
               『That’s なにわのエンタメ』掲載あり