弁護士 坂和章平による
   「独断」と「偏見」にもとづく

                映 画 評 論
                      (2004年7月1日〜31日鑑賞分)

 〔目 次〕
               注) タイトルの後ろの(年)の表示は映画の制作年です。

302.北京の天使(1992年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月1日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月2日記
     ・・・この映画は、おじいちゃんと6歳の男の子との間の心の交流と、男同士
       (?)の友情を描く物語。
       ママの帰りを待ちながら、北京のまちで2人で過ごした6年間。そこには、
       楽しい思い出がいっぱい。ママが帰国した後、ボクにもいろいろと生活
      の変化が押し寄せてきたけど・・・。おじいちゃんは、今頃天国で・・・?
       天才子役の演技が光る、心暖まる珠玉の一作を涙とともに・・・。


303.楽園の瑕(東邪西毒/Ashes of Time)(1994年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月3日鑑賞
     (香港映画)                2004年7月6日記
     ・・・王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が、舞台を中国古代の砂漠地帯に
       設定し、張國榮(レスリー・チャン)、梁家輝(レオン・カーフェイ)、
       梁朝偉(トニー・レオン)らを剣士として登場させた異色作。
        ニヒルな長髪と、スローモーションを多用した斬り合いが売りモノ(?)
       だが、ストーリーは今ひとつ・・・。その上、登場人物の名前と顔が一致
       しないから、よけいわからん・・・?


304.ブエノスアイレス(春光乍洩/Happy Together)(1997年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月3日鑑賞
     (香港映画)                2004年7月6日記
     ・・・アルゼンチンのブエノスアイレスは、地球上ちょうど香港の裏側にある所。
       その最も異国の地を舞台に、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が、香港の
       2大俳優、 張國榮(レスリー・チャン)と梁朝偉(トニー・レオン)の「同性
       愛」を描いたのが、この映画。2人の間の恋の駆け引き(?)も面白いが、
       若者が持つ不満や虚無感、そして現実の狭い世界からの脱出と別の広い
       世界への憧れが底流を流れるテーマ・・・。


305.追憶の上海(1998年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月3日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月5日記
     ・・・香港俳優のレスリー・チャンが、中国大陸の映画に出演したのはこれが
       3本目。国民党の支配下にある上海を舞台に、革命に夢とロマンを捧げた
       共産党員の役を、レスリー・チャンが見事に演じきった感動作!
       私の独断と偏見によれば、2003年4月、46歳で死亡したレスリー・
      チャンの『さらば、わが愛〜覇王別姫』(93年)と並ぶ代表作!


306.芙蓉鎮(芙蓉鎮/Hibiscus Town)(1987年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月4日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月5日記
     ・・・中国の黒澤明といわれる謝晋(シエ・チン)監督と
       姜文(チアン・ウェン)と劉暁慶(リュウ・シャオチン)のコンビ
       によるこの映画は、1988年日本でも大ヒット。
       張藝謀(チャン・イーモウ)監督の『活きる』(94年)と同じように、
       新中国建国後の反右派闘争や文化大革命の嵐の中で翻弄されながら
       生き続ける人間の姿を描いたこの映画は、すばらしい感動作!
       『黄色い大地』(84年)、『紅いコーリャン』(87年)と並ぶ
       必見の中国映画だ!


307.イチかバチか−上海新事情(2000年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月4日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月6日記
     ・・・「中国のインディペンデント映画」と名づけられたこの映画は、
       ズブの素人をスクリーンに登場させた。舞台は現代の上海。
       カネがすべて(?)の社会の中、国営会社をリストラされた主人公は、
       イチかバチかの大勝負に!
        果たして宝クジの幸運は、彼らの上にほほえむのだろうか・・・?


308.ふたりの人魚(2000年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月4日鑑賞
     (中国・ドイツ・日本映画)        2004年7月5日記
     ・・・水中人魚ショーを演ずる美人女優の周迅(ジョウ・シュン)が、
       美美(メイメイ)と牡丹(ムーダン)の1人2役を。上海の蘇州河を
       舞台に、美しい人魚をキーワードとして、男は愛する女をどこまで
       探していけるのかというテーマを面白く展開させていく物語。
       スクリーン上に姿を見せないもう1人の主人公のボクが語るこの
      物語は、夢のような現実の話・・・。


309.始皇帝暗殺(The First Emperor)(1998年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月9日鑑賞
  (日本・中国・フランス・アメリカ合作映画) 2004年7月15日記
     ・・・陳凱歌監督が国際的プロジェクトで描く、壮大な始皇帝暗殺の物語。
       コンピューターグラフィックスやワイヤーロープを一切使用しない本格的
       迫力は、超大作ならではの圧倒感!そして始皇帝のあくなき権力への
       野望を軸として、愛憎劇あり、アクションありの迫力あるドラマは息も
       つかせぬ感動の連続!数年ぶり、2度目の鑑賞の今、新たなその感動
       を皆さんに伝えたいものだ・・・。


310.阿片戦争(鴉片戦争/The Opium War)(1997年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月10日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月13日記
     ・・・1997年、中国に返還された香港は、1840年の阿片戦争によって、
        清国からイギリスが奪い取ったもの。アヘン戦争はなぜおこったのか?
        皇帝の命を受けて阿片の廃棄のために命を賭けた忠臣、林則徐は
        なぜ失脚させられたのか?改革の実行は難しいもの。
        それを阻止しようとする既得権益擁護論=抵抗勢力との壮絶な闘いは、
        今でも大いに参考になるはず。
        そういう視点からきっちりと勉強しなければ・・・。


311.朱家の悲劇(家丑/FAMILY FEUD)(1994年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月10日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月12日記
     ・・・
放蕩息子の後継ぎに代わる息子を生むために、質屋の当主の第二
        夫人となったヒロイン。しかし、妊娠した彼女のお腹の子の父親は実
        は・・・?
        1930年代の江南地方を舞台に繰り広げられる『朱家の悲劇』は、あの
        張藝謀監督の名作『菊豆』(90年)とよく似た状況設定の中、女性監督
        特有の繊細な目で、古い中国社会の矛盾を見事に描き出している。
        2つの作品のうち、どちらの悲劇がより深い悲劇かを比べてみるのも
       一興だが・・・?


312.鉄西区(Tie Xi Qu/West Of Tracks)(2003年)
    第1部:工場(Rust)(240分)
    第2部:街(Remnants)(175分)
    第3部:鉄路(Rails)(130分)

     <シネ・ヌーヴォ>      2004年7月10日〜11日オールナイト鑑賞
     (中国映画)                    (PM10:40〜AM8:40)
                       2004年7月16日記
     ・・・中国東北部にある遼寧省の都市瀋陽は、新中国建国後、労働者の
      まちとして栄えた。鉄西区は、その瀋陽の工業地帯の中心部にあり、
      1980年代はじめには、100万人の労働者が働いていた栄光のまち。
       しかし、重厚長大型の国営企業は斜陽化し、次第に瀋陽のまちは、
      衰退していった。
       この『鉄西区』3部作は、この労働者のまち瀋陽における、鉄西区の
      衰退の様子を、王兵監督がドキュメントで描く作品。
       『第1部:工場』では、経営に苦しむ鉄西区の3つの工場が没落してい
      く様子を記録する。『第2部:街』は、鉄西区の労働者住宅に住む一群
      の若者たちを追う。『第3部:鉄路』は、鉄西区の工場を結ぶ古い貨物
      鉄道の衰退を検証する。
       この3部構成、全9時間5分というドキュメントの長編を、オールナイトで
      観るのは極めてしんどいものだが、鑑賞後の充実感はタップリ、そして考
      えさせられる課題もいっぱい。
       もっともっと勉強しなければと痛感した次第・・・。


313.項羽と劉邦ーその愛と興亡 完全版(1994年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月11日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月13日記
     ・・・あまりにも有名な項羽と劉邦の物語だが、この映画のポイントは、
       項羽の愛妻の虞姫以上に重要な役割を演ずる劉邦の妻、
       呂雉の存在。豪気で情に厚い武将、項羽と策謀家で野心を心に
       秘めた劉邦の二大英雄は、並び立たず!「四面楚歌」「覇王別姫」の
       名場面では涙しながら、阿房宮の炎上に象徴される紀元前3世紀に
       おける秦の滅亡と漢王朝の創設に至る一大スペクタクルを
       心ゆくまで楽しみたいものだ。


314.「三国志<国際スタンダード版>」(1996年) 
 
「第1巻 劉備・関羽・張飛の義兄弟の誓い」
       
(「黄巾の乱」から「群雄会盟」「三兄弟、虎牢関で呂布と戦う」)
 「第2巻 呂布と貂蝉の連環の計

       (「呂布、義父を殺して赤兎を得る」から「鳳儀亭の密会」「菫卓惨殺」)
 「第3巻 関羽、五関に六将を斬る」
      
(「関羽三つの約束」から「千里行」「三兄弟、古城の再開

     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月11日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月15日記
     ・・・これは、歴史大河ドラマ『三国演義』を映像化し、中国のテレビ賞を
      独占したテレビシリーズの国際スタンダード版全20巻のうちの1から3巻
      を、はじめて劇場で上映したもの。1から3巻を、それぞれ有名なエピソー
      ドをうまく配し、壮大な物語の流れに沿って、面白く映像化している。
        しかし、やはり所詮テレビドラマという感じが否定できないのは、
      1つのエピソードが、多少冗長なこと。
        もちろん、3時間で三国志全てをまとめることはムリだろうが、
      せめて全5巻6時間程度でまとめてほしいものだが・・・。


315.きれいなおかあさん(漂亮媽媽)
        (The Breaking Silence)(1999年)

     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月12日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月14日記
     ・・・鞏俐(コン・リー)が聴覚障害をもつ子供の母親となって大奮闘!
       子供と一緒にいる時間を確保するため、路上での雑誌売り、
      新聞配達員、家政婦業と何でも・・・。女は弱い、されど「母は強し」の
      典型と思ったが、やっぱり女の弱さも・・・。ちょっと異色の鞏俐主演作
      だが、ほのぼのとした気持になること確実な秀作!


316.キング・アーサー(KING ARTHUR)(2004年)
     <試写会・厚生年金会館芸術ホール> 2004年7月13日鑑賞
     (アメリカ映画)                2004年7月15日記
     ・・・舞台を5世紀のブリテン(イギリス)に設定し、ローマ帝国に
      所属するアーサーとそれに従う円卓の騎士たちVSサクソンとの対決
      を軸に描くアーサー王伝説!
       確かにスケールの大きな戦闘場面はすごいし、美女の活躍も楽しい
      ものだが、最近のハリウッドのファンタジー物語にはちょっと飽きて
      きた・・・?


317.堕天使のパスポート(Dirty Pretty Things)(2002年)
     <東宝試写室>             2004年7月14日鑑賞
     (イギリス映画)              2004年7月14日記
     ・・・ロンドンに不法滞在するトルコ人女性とナイジェリア人男性の
       2人を主人公として、パスポート取得をめぐる今日的問題点を
       赤裸々に描いた衝撃作。2人が勤務する、あるホテル内の一
       室で密かに行われていたのは何と臓器移植。この臓器移植
       とパスポート取得がどのように関わるのか?
       2004年アカデミー賞オリジナル脚本賞にノミネートされた、
       あっと驚くストーリーは斬新なもの。そして2人の俳優の熱演も
       お見事!


318.青い凧(藍風箏/Blue Kite)(1993年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月16日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月17日記
     ・・・著名な映画俳優の両親をもつ田壮壮監督は、江青を中心とした
       「四人組」と文化大革命の文芸の分野における、大いなる犠牲者。
       そんな田壮壮監督が、自らの少年期の体験をもとに描いた、
       1953年から66年までの新生中国における政治闘争の中で
       翻弄される善意の人たちの姿。
       なぜ、この映画が中国で上映禁止とされているのかがよくわかる。
       時代背景を勉強しながら、文化大革命の無意味さを真剣に味わって
       もらいたい、第一級の問題作。


319.チルソクの夏(2003年)
     <パラダイス・スクエア>        2004年7月18日鑑賞
     (日本映画)                2004年7月20日記
     ・・・チルソクとは韓国語の七夕のこと。年に1度開催される韓国の
      釜山と下関の高校生による陸上競技大会での郁子と安(アン)くん
      との出会いは淡い初恋に・・・。時は1977年7月7日の七夕の日。
      翌年の七夕での再会を約束した2人だったが・・・。
        2003年7月7日、10年ぶりに再開された大会の中、見事に
      スクリーン上によみがえる26年前の大会と仲間たちの姿。
       誰もがもつ初恋の思い出を瑞々しく描いた好作品。


320.ワイルド・レンジ(最後の銃撃)(OPEN RANGE)(2003年)
     <ホクテン座2>               2004年7月18日鑑賞
     (アメリカ映画)                2004年7月22日記
     ・・・2人のカウボーイを主人公とした、最近珍しくなった古典的(?)西
       部劇。西部劇大好き人間のケビン・コスナーが、監督・製作・主演を
       つとめた映画で、「全米ロングラン大ヒット!」と宣伝されているが、
       日本では公開劇場も少なく、マイナーな扱い。そして、私の目では、
       その出来はもうひとつ・・・?


321.思い出の夏(王首先的夏天/HIGH SKY SUMMER)(2001年)
     <シネ・ヌーヴォ>            2004年7月19日鑑賞
     (中国映画)                2004年7月20日記
     ・・・明の時代の城壁が残る山西省の農村に映画の撮影隊がやってきた。
       子役に登用された主人公は懸命の演技を示すが、都会での生活を
      諦めて村に戻るというセリフに納得できずトラブル続き・・・。
       中国における都市と農村、少年の理想と現実を「ひと夏の思い出」
      の中にシンプルに描いた心温まる佳作。


322.ウォルター少年と、夏の休日(SECONDHAND LIONS)(2003年)
     <梅田ピカデリー>           2004年7月22日鑑賞
     (アメリカ映画)              2004年7月23日記
     ・・・原題と全く異なる邦題は、この映画の本質を見事にとらえた久々の
      大ヒット!
       14歳の孤独な少年が、2人の頑固で偏屈なおじいさんから学んだも
      の、それは、本物の男とは?ということ。この夏休みの体験によって、
      ウォルター少年の価値観や生き方は完全に転換した!
       「男に必要なものは、AとBとCだ」と自らの体験ををもって教える本
      物の男たち。さてこの3つ、あなたならどう考えますか・・・?
       今どきの、日本の男の子の夏休みの学習用教材として最適の映画・・・。


323.セイブ・ザ・ワールド(2003年)
     <ユウラク座>               2004年7月24日鑑賞
     (アメリカ映画)                2004年7月29日記
     ・・・マイケル・ダグラスの主演作だが、共演のアルバート・ブルックスのコメデ
       ィをたっぷりと入れこんだ娯楽作。といっても、25年前の大ヒットコメデ
       ィのリメイク版とのことで、今頃なぜこんなB級(?)作品が・・・?
        マイケル・ダグラスって、もっとカッコ良かったのでは・・・?


324.愛にかける橋(芬〔女尼〕的微笑/
    ON THE OTHER SIDE OF THE BRIDGE(2002年)

     <シネ・ヌーヴォ>           2004年7月25日鑑賞
     (中国・オーストリア合作映画)    2004年7月26日記
     ・・・1934年、恋人から送られてきた1枚の乗船切符を手に、オーストリア
        から中国に嫁ぎ、激動の時代の中国を生き抜いた女性がいた。
        その実在の女性ワグナー夫人をモデルとしたスケールの大きい映画が
        これ。時代背景の描写や英語のセリフの不自然さに多少の不満もある
        が、女性監督らしい繊細な目で描いた、ちょっと他に例をみない勇気あ
        る女性の生き方は感動的!


325.箪笥(たんす)(2003年)
     <梅田ピカデリー>           2004年7月28日鑑賞
     (韓国映画)                2004年7月29日記
     ・・・箪笥(たんす)をキーワードとし、美しい姉妹と若い継母との対立を
       中心に描いたミステリーホラー。ナゾと恐怖の積み上げの必要性は
       わかるが、あっと驚く効果音の使い方は、ちょっとオーバー気味・・・?
       やっぱり、ホラーはもういいや・・・?


326.アイ,ロボット(i,ROBOT)(2004年)
     <試写会・ナビオTOHOプレックス> 2004年7月29日鑑賞
     (アメリカ映画)              2004年7月30日記
     産経新聞大阪府下版(平成16年9月24日)「That´sなにわのエンタメ」掲載
     ・・・ロボットの初期的な実用化は既に進んでいる。家庭に1台という時代の
       到来も近い未来のこと!
       「ロボット3原則」の第1は、「人間に危害を加えてはならない」だが、果た
      して、それだけで人間との共存は可能だろうか?
       殺人を犯すロボット(?)とロボットの反乱をテーマとした、本格的なロボッ
      ト映画。考えさせられることの多い、ハリウッド発のおススメ大作だ。


327.アラモ(THE ALAMO)(2004年)
   <試写会・リサイタルホール>      2004年7月30日鑑賞
     (アメリカ映画)              2004年7月30日記
     ・・・今、アメリカ合衆国の一部となっている、テキサス州のメキシコからの
       独立は、1836年春のアラモ砦の悲劇を礎としたもの。
        ジョン・ウェインの『アラモ』(60年)から40数年を経て、今よみがえる
       アラモ砦の物語は、悲劇的な最後で終わらせず、「Remember the
       Alamo(アラモを忘れるな!)」を合言葉とした新たな物語が・・・。
       「愛する人がいた。守るべき家族があった。戦う理由など、他にはなか
       った・・・」というコピーが胸に響く感動作!


328.花様年華(IN THE MOOD FOR LOVE)(2000年)
     <ホクテン座・中国映画特集>   2002年12月30日鑑賞
     (香港映画)               2004年7月30日記
     ・・・舞台は1960年代の香港。同じアパートの隣同士に引っ越してきた
       夫婦が、お互いの夫と妻の不倫を知って急接近!
       珍しく、王家衛(ウォン・カーウァイ)監督が取りあげた不倫モノ
       だが、張曼玉(マギー・チャン)のチャイナドレス姿の美しさは
       生ツバもので必見!


329.恋する惑星(重慶森林/Chungking Express)(1994年)
     <ホクテン座・中国映画特集>    2002年12月30日鑑賞
     (香港映画)                2004年7月30日記
     ・・・アジアの歌姫、王菲(フェイ・ウォン)を登場させた、
       王家衛(ウォン・カーウァイ)監督には珍しい軽いノリの
       青春映画。日本で大人気の金城武も登場するが、作品全体の
       出来は今ひとつ・・・?


330.スパイダーマン2(2004年
     <ナビオTOHOプレックス>      2004年7月30日鑑賞
     (アメリカ映画)              2004年8月2日記
     ・・・前作をしのぐ220億円という史上最高の制作費をかけた
      『スパイダーマン2』は、現在のハリウッド映画戦略の象徴的な作品。
       しかしいくら興業収入を競い合っても、それは宣伝費用との兼ね合い
     もあるはず。たしかに、正義の味方スパイダーマンのキャラクターは
     かなり身近なものだし、勧善懲悪のストーリーは単純でわかりやすい。
      そしてまた映像も美しく、アクションも楽しいものだが、こんなつくり方
     だけではそのうち・・・。
      映画とは何かという本質に立ち戻って、検討する必要があるのでは
     と私は思うのだが・・・?



『法苑』(新日本法規出版の小冊子)に掲載された映画評論
弁護士の目でみる「映画評論」等もご覧下さい。
   その1 「『レインメーカー』にみるアメリカ法廷映画の面白さ」 118号
   その2 「『金融腐蝕列島・呪縛』を考える」  119号
   その3 「『プライベート・ライアン』と『梟の城』に見る「公と私」」 120号
   その4 「陪審映画あれこれ」
   その5 「2004年も中国映画に注目−中国映画あれこれ」 134号


   シネ・ヌーヴォ(大阪市西区 地下鉄九条駅すぐ)で
      『中国映画の全貌2004』(6月19日〜7月30日)開催中!
     ・・・坂和弁護士も注目する中国映画の新旧作品を観ることができますよ。

         産経新聞(平成16年7月2日朝刊・大阪府下版)
               『That’s なにわのエンタメ』掲載あり