2011(平成23)年 年頭のごあいさつ 

1)09年最大のニュースは8.30総選挙による政権交代でしたが、2010年は普天間基地問題、尖閣諸島問題をはじめとして、鳩山由紀夫から菅直人へと続いた民主党の政権担当能力の無さが露呈した1年となりました。APECでの会合の合間にメモを片手に自信なさげに中国の胡錦濤国家首席と向き合う姿、うつろな目でうつむいて原稿を丸読みする国会での姿。一体なぜ日本はこんな情けないリーダーを頂く国になってしまったのでしょうか?私を含め、民主主義国ニッポンの主権者たる国民一人一人の反省が不可欠です。

2)そんな時代状況の中、平成の坂本龍馬の出現を求める気持ちでいっぱいですが、やはり無いものねだりはダメ。平成の若者たちは、今年2度目となる年末年始のNHKドラマスペシャル『坂の上の雲』を観ることによって明治時代のあの若者たちの生きザマを学び、何かに目覚めてほしいものです。それ以外に日本国の復活はないのでは?そんな思いでいっぱいです。

3)言葉だけの「政治主導」が闊歩する中でお先まっ暗状態の官邸や民主党に比べ、「大阪維新の会」を率い、4月の統一地方選挙に打って出ようとしている大阪府の橋下徹知事は元気です。「大阪都構想」をめぐる平松邦夫大阪市長との対立軸の提示は、争点の明確化が何よりも要求される弁護士的発想として立派なもの。その独善的(独裁的?)手法には賛否両論がありますが、今や多少毒気が強くてもリーダーシップのある方が魅力的なのでは?さて、「府市統合」という「大政奉還」にも通じるような(?)革命的変革への道筋はつけられるのでしょうか?

4)昨年11月16日に初の死刑判決が下された裁判員裁判のあり方や死刑の存廃論は今後も注目の的ですが、弁護士業界をめぐるニュースも新人弁護士の就職難をはじめ暗いものばかりです。しかし、私は本来の弁護士業務の他、映画評論家活動、出版活動、講義・講演活動など多種多様な分野をいずれも十分に楽しみながら思う存分に展開しています。民間企業や官庁に勤めていた同級生たちはそれぞれ定年を迎え「悠々自適」などとうそぶいていますが、「定年などクソくらえ!」と考えている私は「自由業」のありがたみを満喫しながら、今年も走り回るつもりです。

5)そのためには、もちろん健康が第一。毎週日曜日のフィットネスクラブでの15km走に加え、平日の夜10時から、週3〜4回のコナミスポーツでのサウナ浴を欠かすことはできません。「昼食はサラダと味噌汁だけ」等の坂和流食生活ルールに十分留意しながら、今年もマイカーとは完全におさらばした、チャリンコ人生の日々を目指します。日本国の行く末には赤信号が灯っているうえ、我が事務所を取り巻く情勢にもいろいろと厳しいものがありますが、今年も精一杯頑張ってそれを乗り越えていくつもりです。皆様の今年一年のご健康を心から願っています。

2011(平成23)年元旦

    坂和総合法律事務所

     所長 弁護士 坂 和 章 平